ABホテル(6565)

ABホテルは、 東祥のホテル事業部が14年に独立。愛知県からビジネスホテルを全国展開。運営は外部委託。

株主優待はありません。

2017年IPOでJASDAQ上場です。

ABホテルの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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運営は外部委託で高成長続くホテル

事業内容

東祥(東証1部上場)のホテル事業部が独立しており、東海地区を地盤としてビジネスホテルを展開しています。ABホテルとは、「Amenity&Bright」(快適で、明るい)というコンセプトから命名されいます。

ABホテル展開

出店

2018年3月時点で、合計18件のABホテルを展開しています。内訳は以下の通りです。

  • 東海:13
  • 関東:2
  • 関西:2
  • 北陸:1

今後も続々と新規出店が予定されており、2019年3月期には6件、2020年3月期には3件の新規出店が公開されています。

初出店となる京都、大阪、滋賀、福岡、山口にもエリアを拡大するため、インバウンド恩恵銘柄としても注目されそうです。

ABホテル 出店

2018年3月期 決算資料より抜粋

運営

運営は外部委託しており、各ホテルの支配人についても個人事業主への業務委託となっています。そのため、ABホテル自体の従業員数は2018年3月時点で23人と極小チームとなっています。

支配人さえも個人事業主への業務委託という運営方法は独特です。

個人事業主である場合、長時間労働するのも無関係であるため、支配人は大変だと指摘されています。

支配人には社員ではなくて個人事業主になります。

これは「長時間労働ok」という意味でのことだと思います。

そう思うと支配人で働くというのは本当に大変だと思うのでありました。

引用元:Kabu Berry

クオリティ

ABホテルは、宴会場や会議室は無い宿泊特化型のホテルです。

大浴場や朝食に注力しており、駅前やインターチェンジ付近といった立地にもこだわり、ビジネス客も観光客も取り込めるホテルとなっています。

料金も安く、幅広い用途で使えるので、今もっとも求められているホテル形態であると評価されています。

ビジネスホテルのように一部屋辺りの料金が安く、とても綺麗に整備されています。
ビジネスから観光まで、用途も幅広く対応しており、今もっとも求められているホテル形態と言えるでしょう。

引用元:初めての株とIPO投資ブログ

2017年 IPO

ABホテルは、2017年12月にIPOでJASDAQへ上場しました。

公募価格1,500円に対して、初値3,060円(+104%)と2倍化のスタートとなり、さらにストップ高へと上昇する強いスタートとなりました。

その後はすぐに天井となるも、2018年4月に再度高値を取り、調整入りしています。

昇格期待

上場後半年となる2018年6月にはすでに1:2分割を行っており、株主優待を実施する可能性も言及しています。

そのため、東証2部または1部への昇格を狙っているものと思われます。

親会社の東祥が52.7%、AB開発合同会社が35.5%を保有しているため、特定株の割合が非常に多いとも指摘されています。

今後は立会外分売が行われることや、昇格時には売出し伴うことが想定されます。

すでに分割を行っており、優待に関する発言もあることから、昇格期待は高い銘柄です。特定株が多すぎですけど。

引用元:バネ男の株のアレ。

財務はイマイチ

IPO時の公募により資金調達を行っていますが、今後もホテル開発に突き進むための資金需要は旺盛であり、財務の改善はスローペースとなると思われます。

2018年3月期においては、キャッシュ26億円に対して借入金は83億円となっています。自己資本比率は32%です。

借入金によるレバレッジ経営となっており、財務的にはイマイチの状態です。

有利子負債は少なくはないものの許容範囲としており、財務はまずまずと評価されています。

財務はまずまず。流動比率は140%ほど。現預金>流動負債です。有利子負債は少なくはありませんが、長期返済ですし許容範囲かと。

引用元:バネ男の株のアレ。

中期経営計画

ABホテルは、2021年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。

2021年3月期において、売上高78億円(年率+21%成長)、経常利益19.6億円(年率+20%成長)を目標値としています。

ABホテル数を

  • 2018年3月期に18店
  • 2018年3月期には24店(前年比+33%)
  • 2019年3月期には29店(前年比+21%)
  • 2021年3月期には34店(前年比+17%)

と順調に増加させていく計画であり、売上・利益成長ペースとほぼ一致します。

総合評価

支配人を個人事業主へ業務委託する独特の方式で、運営は外部委託しながら、ホテル数を拡大させています。

2018年7月時点でPER33.1倍/PBR6.40倍となっています。高い成長を期待されている印象です。

上場直後は上値追いとなっていた株価は、下落トレンド入りし、底値を探っています。2桁成長が続く見込みであれば指標的にはそろそろフェアバリューかとも思われます。

業績絶好調でグロース銘柄として取り上げられています。現在の株価水準では買えないとも指摘されています。

グロース銘柄としてピックアップ。業績絶好調で財務・CFはまずまずと言った感じ。正直今の株価水準では僕は買えませんが…。

引用元:バネ男の株のアレ。

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