AGS(3648)

AGSは、独立系の情報システム会社。データセンター運用、ソフト開発が柱。年商の3割がりそな銀向け。

株主優待は1年以上の保有で年2回(3月9月)でVJAギフトカードとクオカードです。

AGSの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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りそなグループから独立し好財務の情シス会社

AGS沿革

AGSは元々は、埼玉銀行グループと協和銀行グループの合併により、協和埼玉銀行(後のあさひ銀行)グループ内に出来た情報システム会社です。

その後に、親会社の銀行がりそなグループとなり、そこから2004年に独立し、商号変更でAGSとなりました。

そして2011年に東証2部へ上場し、2014年に東証1部昇格となりました。

売上構成比

そのような経緯から、顧客構成は公共機関・金融・法人が1/3ずつとなっており、バランスのとれた状態です。

それらの顧客に対して、データセンタービジネス(クラウド、受託計算など)とSIビジネス(ソフトウェア開発、パッケージ商品販売)を提供しています。

好財務と株主還元強化

AGSは上場以来ずっと無借金経営となっているほど好財務です。

2017年3月期においても、無借金で自己資本比率は70%超と鉄板財務での経営です。

ここ最近は増配傾向となっていますが、財務基盤から考えると更なる増配が期待されています。

当社は上場来ずっと無借金経営を継続しており手許現金も29億円まで積み上げています。そのため、前の期も2円増配して22円配当としたものの、自己資本比率は70.2→74.8%、へと良化の一途を辿っているため、今期も24円~程度まで、さらなる増配が期待されます。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

長期経営計画

AGSは、2021年度を最終年度とする5ヵ年の長期経営計画を発表しています。

2021年度において、売上210億円(年率+2%成長)、経常利益10.4億円(年率+4%成長)を掲げています。

前回の5年中計は未達でしたが、人件費増加を踏まれば及第点と評価されていますが、今後も人件費増が重くなってくる中で、今回の中計達成はまだ不透明です。

前回の5年中計は売上高は達成・利益はショートしましたが、既述の人件費が増加していることを踏まえるとほぼ及第点かと思います。今回中計では、核となるDC(データセンター)を軸としたクラウドの展開や、売上高が漸増傾向にあるソフト開発事業(SIer業務)に関しても、AIやIoTなどのテーマ性のある付加価値で受注増加を図る計画となっています。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

株主優待はVJAギフトカードとクオカード

株主優待は1年以上の保有で年2回(3月9月)でVJAギフトカードとクオカードが貰えます。

3月はVJAギフトカードであり、9月はクオカードです。

総合評価

業績・財務ともに安定的ですが、反面、成長性に欠けます。

指標面でも割安さはなく、すでに東証1部であることからも、個人投資家からの注目はあまり無いようです。

投資するにしても、優待狙いで1枚ホールドしておくというパターンに留まりそうです。

配当金・優待はイマイチな評価です。

株価(1,623円)★★★★☆:ちょっと停滞気味
配当金(1.36%)★★☆☆☆:少なめ
優待内容 ★★★☆☆:優待利回り約1.2%
参考指標:PER 25.7倍、PBR 1.31倍
総合得点(15点満点):9点
※ データは2017年8月4日終値時のものです

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

ポートフォリオ下位としては申し分ない良い銘柄と評価されています。

AGS、PF下位としては申し分の無い良い銘柄です。いつも言いますが、
今の日本株市場は「失われた25年」のおかげで脂が落ちきっており先進国有数の「割安株の宝庫」

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

りそなに切られるのが最大リスクですが、りそなが他銀行を飲み込む可能性の方が高いため、その場合にはAGSには新しい商機になるとも評価されています。

怖いのは最大のクライアントであるりそなの被合併リスク(切られる)ですが、りそなが他の銀行とくっつく場合は、他地銀を飲み込む可能性の方が高いと思われるため、場合によっては商機になるケースもあるかと思います。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

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