あかつき本社は、あかつき証券を中心とする企業グループ。不動産と証券の2本柱。グループ内の再編を推進中。
株主優待はありません(2018年3月分をもって廃止されました)。
あかつき本社の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
社名と業種が変化し続ける
事業内容
あかつき本社は、証券関連事業を主力としつつ、不動産関連事業も行っています。
2017年に中古不動産の再生やリノベを行うトータルエステートを連結子会社化したことで不動産関連事業の売上・利益が大幅に増加しました。
あかつき本社は何度も社名を変更しており、複雑な経緯を辿ってきた数奇な銘柄であると指摘されています。
あかつき本社は複雑な経緯を辿ってきている数奇な銘柄です。それは、商品先物会社の洸陽フューチャーズ→大洸ホールディングス→あかつきFG→あかつき本社と何度も社名を変更してきている点に端的に現れています。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
トータルエステートを連結子会社化
年商50億円程度(時価総額100億円程度)のあかつき本社が、年商250億円程度のトータルエステートを連結子会社化しました。
これにより、売上・利益は大幅に増加するとともに、証券業主体から不動産業主体へと事業転換したとも言えます。
この買収のための資金調達として、新株予約権を発行しました。かなりのレアケースですが、既存株主に対して新株予約権を無償割当し、希望者が権利行使する形をとりました。
既存株主は権利行使する場合には、指定の金額を払い込み、証券会社に必要書類を送付することで株式が証券口座に入庫されるという流れになったそうです。
新株予約権を行使するには、期限内に行使価額を指定の金融機関(信託銀行など)に払い込み、必要書類を証券口座を管理する会社へと送り、確認後不備がなければ6営業日目頃に株式が証券口座に記録されるという流れでした。
引用元:Curo.jp
株主優待はクオカード(2018年3月をもって廃止)
株主優待は保有株式数に応じてクオカードがもらえましたが、2018年3月をもって廃止となりました。
過去の株主優待の内容は以下の通りです。
- 100株以上 500円相当
- 500株以上 1,500円相当
- 1,000株以上 3,000円相当
優待が廃止された後は、配当と自社株買いで株主還元していくとされており、配当に期待するコメントもあります。
今年の7月に買収したトータルエステート含め、不動産業も好調であれば
優待がなくなった後は、配当と値上がり益を狙っていけると思います。
引用元:社畜サラリーマンの投資ブログ
総合評価
2018年5月時点の総合評価
トータルエステートを連結子会社化したことで業績が大きく変化しました。とは言え、証券+不動産ということで業績のブレは大きそうで先行きは不透明であることに変わりはありません。
2018年5月時点でPER6.7倍/PBR0.9倍と指標的には割安感があり、配当利回り4.4%(予)も含めて、魅力がある水準だと思います。
高配当銘柄として組み入れるのもアリだとは思いますが、個人的にはそれならREITやJTの方に投資妙味を感じてしまいます。
指標的に安く、配当利回りも高いことから、ポートフォリオ上位銘柄にあげています。
現状のあかつき本社は指標的にもまずまず安いですし、十分な配当利回りも出ていますし、PF上位銘柄として特に大きな問題は無いものと考えています。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌