アルペン(3028)

アルペンは、スポーツデポ、ゴルフ5、アルペンの3業態を軸にスポーツ用品店を全国展開。PB商品に強み。

株主優待は年2回(6月12月)で優待券です。

アルペンの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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業績不振続くも株価は高値圏

事業内容

アルペンは、総合スポーツショップ「スポーツデポ」、ゴルフ専門店「ゴルフ5」、ウィンタースポーツを中心としたスポーツショップ「アルペン」、大型靴専門店「ミフト」など、全国に約430店舗を展開しています。

アルペン 店舗 株主通信

アルペングループ株主通信45期(2017年6月期)より抜粋

2017年6月時点の店舗展開は合計すると以下のようになります。

  • アルペン  :60店舗
  • スポーツデポ:150店舗
  • ゴルフ5   :201店舗
  • ミフト   :13店舗

上記の小売業の他、スキー場やゴルフ場の運営を行っているリゾート事業、フィットネスクラブの運営を行っているフィットネスクラブ事業があります。

自社商品開発

アルペンは創業当初よりPB商品を開発・販売している強みがあります。

特に有名なのは、ウィンタースポーツのカジュアルブランドであるkissmarkですが、その他にも、TIGORA、IGNIO、Hart、FRBLICE、FOLIO、SOUTH FIELD、CORAGIO、Kolwin、TOBUNDA等のブランドで商品を提供しています。

上場来初の最終赤字

アルペンは2016年6月期において、不振だった中国事業からの撤退による減損損失等により、上場来初の最終赤字に転落しました。

中国・上海に子会社を設立し、スポーツ用品中心の品揃えで販売していましたが、受け入れられず、撤退の判断となりました。

財務は悪化も余裕含み

上記の2016年6月期の最終赤字により財務は悪化していますが、2017年6月期においては自己資本比率53%となっており、安定的な状態です。

キャッシュ308億円に対して借入金325億円となっており、2~3年の内には、過去のような実質無借金経営へ戻るものと推測されます。

株主優待は優待券

株主優待は年2回(6月12月)で、保有株式数に応じて優待券がもらえます。

  • 100株以上  2,000円相当
  • 500株以上  5,000円相当
  • 1,000株以上 7,500円相当

アルペングループの全店および全施設で利用できます。

具体的には「アルペン」「ゴルフ5」「スポーツデポ」「ミフト」の各店舗、フィットネスクラブ、スキー場およびゴルフ場などの各施設で利用可能です。

全国に店舗があるので使いやすいと評価されています。

アルペン、ゴルフ5、スポーツデポは全国に店舗があり、その数も多いので使いやすい優待券だと思います。

引用元:株初心者入門ブログ たまごの投資日記

スポーツ用品というイメージが強いですが、スニーカーなども買えるのでスポーツをしない人でも損はしない優待であると評価されています。

スポーツをしない人でも、スニーカーなどの靴だけ買う等の使い方ができるために優待券を戴いても損はしない優待となります。

引用元:主夫あひすけのIPOと株主優待投資ブログ

有効期間が長いので2回分(1年分)ためてから使うそうです。

有効期限が長いので、毎回、2回分が溜まって、4000円になったら出掛けて、何かもらってきています。

引用元:株主優待生活のすすめ

総合評価

中国からの撤退や国内事業の不振も続くものの、株価は高値圏にあります。

2018年6月時点でPER38.9倍/PBR0.92倍となっています。PER評価というよりも、PBR評価となっている印象です。業績不振ながら営業CFはしっかりと出しているのでPBR1倍前後での推移が想定されます。

個人投資家の興味はもっぱら優待にあり、業績分析などは見当たりません。しかしながら、配当・優待利回り3.5%程度の現状では魅力に欠けるかと思われます。

株価上昇で利回り低下するも、なかなか高評価です。

株価(2,356円)★★★★☆:一段落でしょうか
配当金(1.7%)★★★☆☆:株価が上がり利回りは低下
優待内容 ★★★☆☆:まあまあ
参考指標:PER 38.5倍、PBR 0.895倍
総合得点(15点満点):10点
※ データは2018年3月9日終値時のものです

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

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