穴吹興産(8928)

穴吹興産は、四国のマンション分譲首位級。人材派遣の上場子会社クリエアナブキ、介護施設、ホテル運営も。

株主優待は選択型ギフト券です。

穴吹興産の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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四国のコングロマリット

事業内容

穴吹興産は四国を地盤として不動産業を行っており、人材サービス、施設運営、介護医療などの事業も展開しています。

不動産事業としては分譲マンションで首位級である他、戸建、不動産仲介、中古マンション再販、賃貸仲介、パーキングなど幅広く事業を行っています。

分譲マンションはフロー型のビジネスモデルであるため、施設運営サービスやマンション管理サービス、介護関連サービスなどのストックビジネスを育て、収益を安定化していくことを目指しているものと思われます。

2016年の株主総会では、マンション分譲だけでなく、多様な事業から利益を得ていきたいと説明があったそうです。

会社として今後は、メインのマンションの分譲だけでなく、介護医療関連事業や電力提供事業、中古マンション事業を安定した利益が得られるものへとしていきたいということでした。

引用元:しゅがこの優待生活メモリーズ

財務は不動産銘柄なり

2017年6月期において、キャッシュ48億円に対して借入金は399億円(cf. 時価総額200億円)であり、自己資本比率は27%となっています。

販売用不動産と仕掛販売用不動産をあわせて380億円ほど抱えており、不動産銘柄らしい財務内容と思われます。

中期経営計画

穴吹興産は、2020年6月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。

ストック事業の収益を拡充するという方針を掲げ、不動産ソリューション事業の強化や、戦略的M&A及びオープンイノベーションの推進などを重点戦略としていますが、具体性や数値目標は不明です。

創業者一族で過半の株式を抑えているためか、株主還元や情報公開には乏しい印象です。

株主優待は選択型ギフト券

株主優待は100株以上の保有で、3,000円相当の「あなぶきエンタープライズオリジナル特選ギフト券」がもらえます。

これは特性さぬきうどんセットなどのオリジナル商品を選択できるものです。

本場ならではのコシの強さであると、さぬきうどんを絶賛されています。

このうどんは子会社の穴吹エンタープライズが運営する施設のもので、本場讃岐ならではのコシの強さで大変美味しいです。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

さぬきうどんが人気です。

こちらの「優待品」である『あなぶき家特選 半生うどんセット(讃岐)』は大変“重宝”致しますわよ、“お薦め”ですわよ♪ よって今回も“それ”をチョイスしてみたざます!

引用元:どなるど☆の部屋 ~THE株主優待 & 高円寺のラーメン~

半生うどんセット、冷凍きつねうどんセット、天日干し詰め合わせ、豆菓子6種詰め合わせ、海老せんべい、讃岐アイス6種詰合せという選択肢の中から、天日干し詰め合わせを選択されたそうです。

複数の食品セットからの選択で天日干し詰め合わせをいただきました。

引用元:兼業投資家体験談

総合評価

リーマンショック時にも黒字を維持する底堅さを持ちながらも、収益はイマイチ安定しません。ここ数年は増収増益の好調を維持しています。

2018年6月時点でPER6.90倍/PBR0.86倍となっています。指標的には割安感がありますが、地方不動産業、財務体質、株主還元姿勢等の理由でディスカウントされている印象です。

株価上昇のカタリストとしては、株式分割や優待拡充などのテクニック、または、具体的かつ数値目標の入った中期経営計画の公開という王道技でしょうか。

魅力的なご当地優待、指標的割安感、業績の安定感から、なかなかに良い銘柄と評価されています。

穴吹興産は、うどんの国讃岐らしい極めて魅力的な御当地優待、指標的な割安さ、マンデベなので投資家にあまり信用されていないが実際の過去の業績は非常に安定感があること、などから優待族的にはなかなかに良い銘柄と考えています。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

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