ANAPは、若い女性向け衣料・雑貨『ANAP』展開。ネット比率が6割弱に、店舗は縮小。収益は春夏偏重。
2013年11月IPOで即赤字決算となった上場ゴールのクソ株です。株主優待は優待割引券(30%割引)です。
ANAPの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
若者レディース向け衣料・雑貨「ANAP」
2013年11月 IPO
ANAPは2013年11月にIPOでJASDAQ市場に上場しました。
公募価格1,000円に対して、初値5,100円(公募価格比+410%)という高値をつけましたが、その21分後にはストップ安という荒い値動きとなりました。
公開価格の5倍まで祭り上げられた単なる洋服屋ANAPが21分間のバケツリレーで正気に戻ってストップ安
引用元:市況かぶ全力2階建
上場ゴール
上場後の初めての決算で赤字を発表し、株価は5分の1まで叩き売られるなど、上場ゴール・クソ株と騒がれました。
上場即クソ決算、服屋のANAP(初値5100円)がパナップ(税抜120円)になりそうな勢いで上場ゴール
引用元:市況かぶ全力2階建
ギャル服屋のANAPが「上場即クソ決算」「株価5分の1」「上場5ヶ月で赤字に下方修正」と上場ゴールのハットトリックを達成
引用元:市況かぶ全力2階建
ネット販売に光明
業績は一向に回復せず、2016年まで株価は売られ続け、株価は10分の1になってしまいました。
実店舗は縮小し、ネット販売に重点を置いたことで収支が改善し、2016年後半にはようやく黒字化が見えてきました。
これを受けて株価は反発し、2倍を超え(初値からすると未だ5分の1)てくるに至りました。
株主優待は優待割引券(30%割引)
株主優待は保有株式数に応じて優待割引券(30%割引)が貰えます。
- 100株以上 1枚
- 1,000株以上 2枚
- 2,000株以上 3枚
割引券なので普段からANAPを利用している人にしか恩恵がありません。
逆に普段から利用している人にとってはありがたい優待となります。
こういった株主優待は、普段から店を利用するかによって価値が大きく変わります。
利用している方にとっては、大変ありがたい株主優待だと思います。
総合評価
悪材料が出尽くしたボロ株が底を打ったという印象です。
若い女性向けのファッションに詳しい人でなければ手出し無用かと思います。
ネット販売が牽引して光明が見え始めたとしており、優待ボロ株投資の事例になったと評価されています。
その後のANAPはネット販売が牽引して業績に一筋の光明が見え始め、昨年紹介した時からは株価は既に100%以上の上昇を見せています。まさに「優待ボロ株投資」の「妖しい魅力」を端的かつ存分に示す良い事例となってくれていますね。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
全体的に低い評価となっています。
【 きびなごの格付け 】 D
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:E
・財務安定度:C
・配当利回り:D
・割安感:D