あんしん保証は、家賃の保証事業を全国展開。入居者が家賃支払う前に全額立て替える『事前立替型保証』で先駆。
株主優待はありません。
あんしん保証の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
家賃保証で業績拡大も利益面は足踏みが続く
事業内容
あんしん保証は、家賃の保証事業を行っています。
物件のオーナー側からすれば、家賃の収納~督促業務を軽減でき、安定した家賃収入を確保することができます。
入居者側からすれば、連帯保証人が不要であり、家賃の振込の手間が省けるというメリットがあります。
あんしん保証の特徴

https://anshin-gs.co.jp/guarantor/
あんしん保証が行う家賃保証の特徴は、事前建替を行うことです。
物件のオーナーや管理会社は家賃をあんしん保証へと請求し、毎月決まった日にちであんしん保証が事前建替します。そのため、家賃滞納の心配がいらない上に、安定したキャッシュフロー経営を行うことができます。
保証領域の拡大

第16期 株主通信より抜粋
家賃保証に加えて、2015年12月には少額短期保険保証、2017年8月には電気料金保証、2018年2月にはガス料金保証を開始しています。
家賃に加えて、保険やインフラの保証・支払いを一元化することで、入居者側にも提携会社側にもメリットがあるとしています。
売上拡大と先行投資
ストックビジネスによる売上拡大

2018年3月期 決算説明資料より抜粋
あんしん保証の行う家賃保証は、契約に伴う初回保証料と更新保証料、毎月の家賃引き落とし時に月額保証料を収入としています。
そのため、保証会員数と保証残高は積み上がりにより、安定的なストックビジネスを構築しつつあります。
一方で、不景気になった時には家賃を払えない人が増加リスクが指摘されています。
今はいいのですが、不景気になった時に返せない人が多発して
その場合、経営が大変になったりしないだろうか。という心配があります。
引用元:KabuBerry
先行投資による減益
2018年3月期においては、次期基幹システムの開発・構築費用および貸倒引当金増加による費用増加が影響し、減益に陥りました。
翌2019年3月期については上記の一時的な費用がなくなるため、営業利益はV字回復が想定されています。
インサイダー取引
2018年3月、あんしん保証の役員からの情報受領者によるインサイダー取引について、課徴金納付命令が決定されたと金融庁から発表がありました。
あんしん保証とイオンクレジットサービスとの業務上の提携について、公表前にあんしん保証株を買い付けたとのことです。
財務は安定的
2015年の上場以来、無借金経営でしたが、2018年3月期は2年連続で営業CFがマイナスであるため資金不足となり借入金3億円で賄っています。
それでも自己資本比率は67%と安定的な状態となっています。
財務は堅調でいうことなしと評価されています。
財務はこれは堅調です。いうことなど。
引用元:大河の一滴
総合評価
家賃保証を行っており、基本的に物件オーナー側にはデメリットがないため、マンション賃貸契約では必須となっている場合が多くなっています。これからも市場拡大が見込まれます。
2018年8月時点でPER29.2倍/PBR2.52倍となっています。
株価は2016年11月に天井をつけて右肩下がりとなり、1/4近くまで下がっています。本日発表された2019年3月期1Q決算では利益がV字回復しており、底打ちも期待されますが、指標的には割安感はないため、V字回復するだけでなく、利益成長を見極めたいところです。
売上増加に勢いがあるも利益はついてきていないと指摘されています。
売上(営業収益)増に勢い。も、利益はついてきてない感。これがついてくるなら面白そうですね。
引用元:大河の一滴