アプライドは、九州地盤。西日本を軸にパソコン小売店『アプライド』展開。大学など法人向けにシステム提案。
株主優待は株主優待ポイントです。
PER5倍/PBR1倍割れと指標的割安感が強く、バリュー株に分類します。
アプライドの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
パソコン小売からの脱却
事業内容
アプライドは九州地盤で、西日本でパソコン小売店「アプライド」を展開しています。ハードやソフト販売のフロービジネスでしたが、最近はサポート事業も行っており、ストックビジネスも築き上げています。
また、BtoCだけでなく、BtoBに注力し始めており、大学や官公庁向けにソリューション営業を推進しています。ハード開発・販売からシステム導入、WEB案件まで、大学や官公庁の困りごとを解決しています。
パソコン小売
過去には寂れたC級のパソコンショップというイメージもあったようですが、現在は店内も明るく、綺麗になっていると評価されています。
私は今回のアプライドの主力化に当たって数年ぶりにお店に探検に出かけたのですが、まず店内の照明が以前より明るくなっていることと、動線がすっきりして良くなっていること、掃除が行き届いて綺麗になっていることに驚きました。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
2018年3月時点で、パソコン専門店「アプライド」を25店舗、テレビゲーム専門店「シータショップ」を4店舗、化粧品・雑貨専門店「ハウズ」を4店舗運営しています。
また、以前はパソコン小売がメインでしたが、パソコンに関するサポートサービスを提供するようになっています。
IT機器のサポートサービスと聞くと、炎上した某社が思い浮かびますが、アプライドでは良心的に地道にやっているということです。
アプライドでは「75歳以上の高齢者は契約できないようにするなど、良心的にやっている。実際サービスの評判も良い。」とのことでした。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
パソコン小売はジリ貧ですが、サポートサービスはニーズがあるとコメントされています。
・【マーケット】サポートが伸びており、このニーズはあると思う
PCの小売はジリ貧
引用元:みやびの館@株式投資
大学や官公庁向け
BtoCのパソコン小売とみなされていたアプライドですが、BtoBのビジネスを始めてから利益が出るようになっています。
小売り中心だったのを、5年位前から法人(通販業者とか事務メーカーなどの卸売業が中心)への販売メインに切り替えた。理由はその方が台数が売れて効率が良いからなのだが、この2、3年でようやく利益が出るようになってきた。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
BtoBビジネスを始めたことや、サポート業・保守業に移行したことで利益構造が大きく変化したと評価されています。
BtoCの小売中心だったこれまでのビジネスモデルが、BtoB(大学など)に拡大し、これが成功しているようです。また、大学への販売もそうですが、BtoCも含めサポート業、BtoBの保守料収入なども拡大していると思われます。
引用元:るめーるのバリュー株投資
財務はイマイチ
2018年3月時点で、キャッシュ11億円に対して借入金55億円(cf. 時価総額47億円)となっており、自己資本比率は33%となっています。
売上債権が大きくなっており、キャッシュが入ってくるのが遅いため借入金で賄っているという状況でしょうか。大学や官公庁向けの長期サポートサービスの売上債権と思われるため、回収できる可能性は高いと思われますが、要注意です。
自己資本比率は多少低いと指摘されています。
⑦財務
・自己資本比率31.8%と多少低い
引用元:みやびの館@株式投資
株主優待は株主優待ポイント
株主優待は保有株式数に応じて株主優待ポイントがもらえます。
- 100株以上 1,000ポイント
- 200株以上 2,000ポイント
- 1,000株以上 3,000ポイント
- 10,000株以上 10,000ポイント
ポイントは自社グループ店舗およびインターネット通販で利用可能で、1ポイント1円相当です。
また、株主通信掲載商品との交換も可能です。
パソコン小売業ですが、ジュースや洗剤などの飲食・日用品とも交換できるのは良いです。
優待2000ポイントで頂いた品は
ウエルチのジュースです。
他に頂ける品は、洗剤やクッションなどが有りました。
引用元:ぷろびーの株主優待生活
なぜかジュースが人気です。
私は200株を保有しており、2000ポイントコースのカゴメのジュースセットを選択しました。
引用元:京大准教授の投資日記 ~優待バリュー株で楽しく億る~
総合評価
ジリ貧のパソコン小売から脱却し、BtoCのサポートサービスや、BtoB事業を拡大することで利益を出せる体質に変わってきています。
2018年6月時点でPER5.3倍/PBR0.9倍となっており、とにかく不人気です。
その一方で、ビジネスモデルの変化と指標的割安感に注目する個人投資家も多いです。
個人的には、決算説明資料の作成・掲載や、中期経営計画の策定などといったIR活動にもっと力を入れて欲しいと思います。
業績改善と指標的な割安さに注目されています。
業績急改善中で、同業他社と較べても指標的にも極めて割安なアプライドを、新たなポートフォリオ上位銘柄として愛でながら、楽しくホールドして応援していく予定です。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
優待は交換するものがないので困ったと評価が低いですが、(2015年当時は)配当利回りが良いと評価されています。
株価(1,883円):★★★☆☆ 一瞬ものすごく上がりました。
配当金(3.19%):★★★★★ いいですね。
株主優待:★☆☆☆☆ 交換するものがないのでこまりました。総合得点(15点満点):9点