朝日放送は、西日本の最王手民放。テレ朝系列。「探偵!ナイトスクープ」等のヒット番組を制作している。また、住宅展示事業の大手でもある。
テレビ局は何だかんだ言われながらも安定した経営をしている企業が多いです。朝日放送は年2回(3月、9月)にクオカード500円分の優待がある優待株であり、無借金経営で現金を溜め込んでいるバリュー株でもあります。
朝日放送の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
朝日放送の魅力
番組制作力
テレビ番組の人気度合いは水ものなので継続的に優位があるとは言えません。それでも西日本最王手であり、人気の番組を制作している力は魅力的であると思います。
朝日放送が制作するテレビ番組で有名なものとしては、探偵ナイトスクープ、徹子の部屋、新婚さんいらっしゃい!、林修の今でしょ!講座、プリンセスプリキュアなどが挙げられます。
安定的な財務
放送事業にて安定的に収益をあげており、無借金経営で現金が積み上がっています。
2014年7月時点の記事になりますが、過去から継続して安定感があります。
当社の財務の良さについては相変らずであり、借金はほぼゼロながら手元の現金は170億円弱まで積みあがっております。時価総額250億円そこそこですので、関西No.1テレビ局の事業価値は計算上80億円ということになりますw
引用元:なちゅの市川綜合研究所
朝日放送グループ成長ビジョン
朝日放送は、中期経営計画の上に置くものとして、グループ成長ビジョンを発表しています。
2021年度の朝日放送70周年に向けて、売上高1,000億円、営業利益率8%(=80億円)を目標として掲げています。
しかしながら、この目標値からは遠いところにあり、画に描いた餅と指摘されています。
直近5期のアクチュアル値で売上高790~820億円、営業利益40~57億円の幅で右往左往しており、今期の予算もこのレンジの下限に近いため、この定量目標は画餅的です。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
優待はクオカード(年2回)
3月と9月に500円のクオカードが貰えます。クオカードはオリジナルなもので、テレビ番組を絡めたものになっています。これが楽しみの個人投資家もいます。
このオリジナルQUOカード、毎回デザインが工夫されていて素晴らしいんですね。今日は過去に戴いたカードをざっと見て頂きましょう。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
物によっては、後々、額面より高くなるレアなクオカードになるかもしれません。
年2回も貰える朝日放送のオリジナルクオカードを楽しみにしていますが・・・
使うのは少し勿体ような気がするので、これまで使ったことがないです。
総合評価
テレビ業界は成長を求めるというより、安定的なキャッシュフローと安定財務を求めることになると思います。
朝日放送は現金が積み上がっていますので、現金と時価総額を比較して割安と思える水準で購入するやり方が良いのではないでしょうか。その場合、必然的に、配当利回りも高い水準にあるはずです。
きびなごさんの格付けでは総合でB評価となっています。業績安定度だけC評価であるのは、テレビ業界の収入元であるテレビCMは、景気変動に左右されるためです。
【 きびなごの格付け 】 B
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:C
・財務安定度:B
・配当利回り:B
・割安度:B
まずまず割安で優待に非常に力があると評価されています。
朝日放送は指標的にもまずまず割安ですし、オリジナルQUOカードにも非常に力があります。PF下位では申し訳ないくらいの良い銘柄ですね。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌