アクシアルリテイリングは、新潟地盤の食品スーパー原信とナルスが統合して発足。13年10月に群馬地盤フレッセイと合併。
株主優待は年2回(3月9月)で株主優待券です。2018年3月期で7年連続増配です。
アクシアルリテイリングの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
新潟・群馬の食品スーパーが合併して誕生
事業内容
アクシアルリテイリングは、新潟地盤の原信ナルスと群馬地盤のフレッセイで食品スーパーを展開しています。
2018年3月時点で、原信ナルスが78店舗、フレッセイが51店舗を展開しており、内訳は以下の通りです。
- 原信ナルス:78店舗
- 新潟:71店舗
- 長野:5店舗
- 富山:2店舗
- フレッセイ:51店舗
- 群馬:46店舗
- 埼玉:3店舗
- 栃木:2店舗
地場スーパーとして「フレッセイ」は優等生だと評価しつつも、社長が危機感を持って今回の合併に至ったと解説されています。
地元群馬県の地場スーパーとして「フレッセイ」は、優等生と思っていました。店舗も毎年拡大していました。しかし、植木社長のインタビュー記事を読むと、危機感があったようです。
合併で規模拡大
2006年に新潟地盤同士の原信とナルスが合併し、2013年に群馬地盤のフレッセイと合併しました。
合併によって結構大きな売上規模に成長したとコメントされています。
2013年10月に群馬地盤のフレッセイと合併したこともあっていつの間にか結構大きな売上規模に成長しています。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
超浮きで売上・利益が成長していますが、合併効果であるとも指摘されています。
長期で伸びてます。もっとも成長というより合体効果と見ておくべきか。でもリーマン以後売上利益率上げてきているので成長は見れるかもね。
引用元:大河の一滴
健全財務続く
スクラップ&ビルドを繰り返しながらも店舗数を増加させるだけの投資を行っています。それでも投資CFは営業CFの範囲内であり、財務は健全な状態を保っています。
2018年3月期において、実質無借金経営であり、自己資本比率は55%となっています。
営業CFが順調に伸びており、それを投資に還元しているとコメントされています。
CF。小売だしということで営業CFが順調というか伸びてるね。それを投資に還元にという感じ。余裕があるという感じではないので増配とかは利益が伸びる必要があるでしょう。投資も加速してるので伸びそうだけど。
引用元:大河の一滴
株主優待は株主優待券
株主優待は年2回(3月9月)で株主優待券または商品がもらえます。
株主優待券については1,000円ごとに100円の割引券として使用できます。
- 100株以上 15枚(1,500円相当)
- 500株以上 30枚(3,000円相当)
- 1,000株以上 50枚(5,000円相当)
- 2,000株以上 100枚(10,000円相当)
- 3,000株以上 150枚(15,000円相当)
- 4,000株以上 200枚(20,000円相当)
- 5,000株以上 250枚(25,000円相当)
商品については、クオカードやお米等から選べます。
- 100株以上
- クオカード 1,000円相当
- 500株以上
- クオカード 2,000円相当
- または新潟県産コシヒカリ 5kg
- 1,000株以上
- クオカード 3,000円相当
- または新潟県産コシヒカリ 10kg
- 自社開発商品詰め合わせ
クオカードをもらっている個人投資家が多いようです。
100株保有しているので、いつもクオカードをもらっています。
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
クオカード smile 赤 1,000円
8回目の優待↑↑↑↑↑↑↑↑
引用元:貧乏OL一発逆転!
総合評価
合併による規模拡大より利益成長しています。具体的な統合効果は不明ながらも、利益率の向上からすると上手くいっているものと推測されます。
2018年5月時点で、PER16.8倍/PBR3.85倍と評価は高く、今後もスクラップ&ビルドにより店舗は純増し、成長が続く見込みです。
2019年3月期は微減益と配当据置を予定していますが、本来であれば連続増益・増配を目指す局面と思われ、期初からそれを目標値とする気概が欲しいものです。
指標的にはやや高いと指摘しつつも、優待目的にホールドするには問題ないと評価されています。
アクシアル リテイリングは指標的にはやや高いかな?という株価位置ですが、優待を楽しみにのんびりとホールドしていくには特に大きな問題のない水準と考えています。PFを静かにしっかりと支えてくれている縁の下の力持ち的な存在ですね。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
株価上昇によって利回りが低くなったと指摘されています。
株価(4,010円)★★★★☆:停滞気味ですが、以前と比べると随分上がりました
配当金(1.7%)★★★☆☆:増配傾向
優待内容 ★★☆☆☆:利回りは低め
参考指標:PER 16.1倍、PBR 1.81倍
総合得点(15点満点):9点
※ データは2018年1月25日終値時のものです