バロックジャパンリミテッド(2016)

バロックジャパンリミテッドは、若い女性向けの衣料、服飾雑貨のSPA。多品種小ロット、小規模店で販売。日本、中国が2本柱。

2016年にIPOで東証1部へ上場。国内事業は不振ながら中国事業での成長を目指しています。株主優待で年2回、自社グループで使えるクーポンが貰えます。

バロックジャパンリミテッドの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

スポンサーリンク

国内苦戦が続き、中国で成長を目指すファッション銘柄

2016年IPOで東証1部へ上場

バロックジャパンリミテッドは、2016年11月にIPOで東証1部へと上場しました。

公開価格2,000円に対して、初値は1,900円(-5%)とふるわない結果となり、上場後も株価は右肩下がりとなってしまいました。

株主優待を新設

株価が右肩下がりを続けている中で、株主優待を新設し、株価対策を行いました。

株主優待発表時および権利取得時には株価が上昇し、株主優待による株価底上げ効果を見せました。

上場ゴール?初決算で計画未達

肝心の業績の方ですが、上場時点から3ヶ月分となる2017年1月期は、計画未達かつ減益の決算を発表しました。

天候不順等の言い訳はあろうかと思いますが、上場ゴールを疑われても仕方のない決算でした。

11月1日の上場時点からの起算では約3ヶ月間しか予想
期間がない筈だった増収増益の計画を、大きくショートさせて落着しました。
未達の原因は主に国内事業の低調であり、下期の天候不順と定価販売により
客離れが起きたようです。国内既存店は通年91.8%へ大きく沈んでいます。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

その後も国内事業は不振が続いており、2018年1月期の1Qは既存店売上86.6%、全店89.9%となっています。

バロックジャパンリミテッド 月次売上概況

中国事業は好調

不振の国内事業とは対象的に、中国事業は非常に好調です。2018年1月期の1Qは前年度比119.5%となっています。店舗もどんどん増やしている状況です。

第二の柱となる中国事業は比較的順調に推移しており、今期についても
期末店舗数計187店から純増ベースで60店ほどを計画しています。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

バロックジャパンリミテッドの大株主として、ミューチュアル・クラウン・リミテッドという会社が存在しています(持株比率31.9%)。これは香港に上場している婦人靴等の販売会社である百麗国際の100%子会社です。

したがって、百麗国際をパートナーとして中国事業を展開しており、中国事業の好調さに繋がっています。

百麗国際とは卸売会社と小売会社をそれぞれ約半々の持ち分で持ち合っており、卸売が持分投資利益、小売が少数株主利益として当社業績にオンされる構造です。国内は微妙ですが、中国は百麗が強力なため、店舗数の激増が見込まれます。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

意欲的な中計は信用されるか?

中期経営計画は非常に意欲的なものとなっており、売上年率10%増、利益年率20%増を掲げています。

上場後の初決算で計画未達かつ減益となったため、上記の意欲的な中計も信用し難いという目で見られてしまうと思います。

国内事業の不振を補って余りあるほど、中国事業が伸びるかどうかがポイントとなりそうです。

海外売上比率を2割程度まで向上させる計画であり、利益を半分持っていかれるとはいえ、利幅の取れるロイヤリティ収入で入るので、ひとえに中国次第と言えます。(いきなりの未達決算を踏まえると、定量目標値はかなり野心的な印象です)

引用元:なちゅの市川綜合研究所

中国事業は順調に推移しており、中計における海外売上比率2割については確度が高いと指摘されています。

第二の柱である中国事業は順調に推移しており、今期についても期末店舗数187店から、純増で60店ほどの積み増しを計画しています。中国事業における(ほぼ)イコールパートナーである百麗国際(HK:1880)は中国本土に靴・衣料小売店舗を2万店抱えており、当社ブランドの展開力についても、注文通りかそれ以上の成果を残しています。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

株主優待はクーポン

自社店舗および通販サイトで利用できる2,000円相当のクーポンが貰えます。

上場後、株価は右下がりを続けていたところで、優待新設を発表しました。発表後および権利取り時には株価上昇に寄与しました。

2,000円相当×年2回であること、ファッション銘柄であることから、女性投資家には人気の優待となりそうです。

RODEO CROWNSやAZUL BY MOUSSY、
SLYなどで使えます。
ショッピングモールに入ってるので
利用しやすい

引用元:がんばる!主婦の資産運用

総合評価

直近IPO銘柄であり、初決算での裏切りともいえる減益決算からすると、触らぬ神に祟りなしということになりそうです。

女性投資家や、若い娘さんがいるような投資家であれば、バロックジャパンリミテッドのファッションブランドとしての人気もある程度分かるかもしれません。一方で、利益成長は国内事業というより中国事業にかかっていますので、先行きを想定するのは困難であるように思います。

年2回(1月7月)という優待は魅力的ではありますので、株主優待を有効に使える場合は最低単元のホールドもアリだと思います。

最低投資金額は12万円程度。優待利回りは高いが、女性ファッションブランドを利用する方に限られてしまう点がある。また、1月と7月の優待ということで注目度は高い。

引用元:拙者の株主優待 〜逆日歩を恐れぬでござる〜

利益成長は別として、配当については今後も安定的ではないかという考察もあります。大株主が安定的に所有し、配当圧力をかけそうであることは、安心感があります。

当社の筆頭株主は百麗の完全子会社であり、他の株主もファンドやオリックスなので、公募で調達した資金であろうと色はなく、容赦なく配当に回されると推察されます。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

スポンサーリンク
オススメの記事
オススメの記事