ベルクは、埼玉県中心に食品スーパーを展開。店舗運営の標準化や自社物流が強み。高収益。イオンと提携。
株主優待はお米または自社商品券またはJCBギフトカードです。
2018年2月期で12期連続最高純益・5期連続増配の安定成長株です。
ベルクの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
関東地盤で効率経営の食品スーパー
事業内容
ベルクは埼玉県を地盤として関東圏に店舗を展開しています。
2018年2月時点で106店舗を展開しており、内訳は以下の通りです。
- 埼玉:71店舗
- 東京:5店舗
- 神奈川:2店舗
- 千葉:11店舗
- 群馬:15店舗
- 茨城:1店舗
- 栃木:1店舗
効率経営
ベルクの強みは店舗運営の標準化と自社物流にあるとされています。
店舗設備・什器備品の標準化を徹底しており、全社的にオペレーションの単純化・効率化を図っています。これにより従業員1人あたりの売上高は、同業他社の1.3倍の生産性があるとされています。
また、自社物流網を構築しており、埼玉県北部の物流センターで現状以上の160店舗まで対応できるようです。2023年度には140店舗を目標としているため、物流センターの新設を視野に入れており、さらなる成長が見込まれます。
業績好調さや、それを支える店舗運営の標準化と自社物流の強みを評価されています。
業績は、10年以上も、増収増益と好調です。
店舗運営の標準化や自社物流などの効率経営が強みです。
2006年 イオンと業務・資本提携
ベルクは2006年から小売大手のイオンと業務・資本提携を結んでいます。
2018年時点においてもイオンは15%を保有する筆頭株主であり、イオンのPBである「トップバリュー」の商品を販売している等の協力関係が構築されています。
イオンと提携しているためベルク店内にはイオンのオリジナルブランドである「トップバリュー」の製品があります。
引用元:綴〼:3分前より賢くなるブログ
イオンと資本提携していることで安定した地位にあるとも評価されています。
このベルクは売上高に比べると株価が異常に安い。だからと言って、危険な株かというとそうでもありません。
イオンと資本提携をしているんで会社としてはけっこう安定した地位にあります。
引用元:株主優待館 ~株主優待券でお得な毎日を過ごす33の方法~
投資続くも財務も改善
ベルクは継続的に新規出店しており投資が続いていますが、営業CF以内であり、財務の改善が同時に進んでいます。
2018年2月期においては、自己資本比率55%となっており、財務は健全な域にあります。
自己資本比率は約5割台と、財務面は安定的です。
中期経営計画
ベルクは、2023年2月期を最終年度とする5ヵ年の中期経営計画を発表しています。
2023年2月期において売上高2,570億円(年率+4%成長)、経常利益116億円(年率+3%成長)を目標値としています。
これを達成するために店舗数を106店舗から140店舗(年率+5%)まで増やしていく想定です。
これまでの成長が直線的に続く見通しでありますが、2023年2月期に向けては第3の物流センターへの投資も発生する見込みで、そのために売上成長>利益成長となっているものと思われます。
株主優待はお米または自社商品券またはJCBギフトカード
株主優待は保有株式数に応じてお米または自社商品券またはJCBギフトカードがもらえます。
- 100株以上
- 新潟県魚沼産コシヒカリ 2kg
- 自社商品券 1,000円相当
- JCBギフトカード 1,000円相当
- 500株以上
- 新潟県魚沼産コシヒカリ 3kg
- 自社商品券 2,000円相当
- JCBギフトカード 3,000円相当
- 1,000株以上
- 新潟県魚沼産コシヒカリ 5kg
- 自社商品券 3,000円相当
- JCBギフトカード 3,000円相当
- 3,000株以上
- 新潟県魚沼産コシヒカリ 8kg
- 自社商品券 4,000円相当
- JCBギフトカード 4,000円相当
- 5,000株以上
- 新潟県魚沼産コシヒカリ 10kg
- 自社商品券 5,000円相当
- JCBギフトカード 5,000円相当
100株保有の場合が最も利回りが高いです。
金券を選びがちですが、時価換算すれば、お米(魚沼産コシヒカリ)が断トツで高いと指摘されています。
お米が断トツ高いじゃん!
ってことで今回はお米を選択。
JCBギフトカードは簡易書留で届くそうです。
1000円分でも簡易書留でちゃんと送ってくれる会社です。
総合評価
関東圏という地盤の良さ、イオンの後ろ盾、実績のある効率経営と、ファンダメンタルズ的には文句のつけようが無い銘柄です。
2018年5月期においてPER18.1倍/PBR2.28倍と、中期経営計画に沿った利益成長を織り込んだ水準と思われます。
ほぼ確定的と思われる年率3%の利益成長と、PER18倍という株価評価を天秤にかけて、投資是非を考えることになりますが、上値を追うよりは、PER15倍程度までの押しを待ちたいところだと思われます。
業績安定度が最高評価であり、2016年10月時点では割安感もあり、総合的にも良い評価となっています。
【 きびなごの格付け 】 B
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:A
・財務安定度:C
・配当利回り:D
・割安度:B
ファンダメンタルズ的には全く問題の無い実績数値であると評価されています。
いいスーパー。としか思えない数字。もうこれあまりみなくてもいいんじゃないかな。
数字は見ての通り。財務CF問題なし。財務は有利子負債が多めだけど、CF規模からすると問題なし。投資熱心で設備投資も続いてる。
あとはやすければいいだけ。
引用元:大河の一滴