ビックカメラ(3048)

ビックカメラは、家電量販大手。ターミナル駅周辺で大型店展開。ソフマップに加え、12年にコジマを傘下に。

個人投資家に大人気の優待銘柄です。年2回(2月8月)で買物優待券が貰えます。

ビックカメラの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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家電量販第2位

コジマ、ソフマップを傘下に持つ家電量販店

ビックカメラは、コジマ(7513)やソフマップを傘下に持つ家電量販店で、ヤマダ電機に次ぐ、業界第2位の地位を確保しています。

Amazonなどのネット通販が全盛の中で、実店舗を持つ家電量販店はショールーミングに利用されるだけといった指摘も根強いですが、ビックカメラの業績は堅調です。

訪日観光客の爆買い

ここ数年のトピックとしては、中国人を中心とした訪日観光客の爆買いとその終焉です。

2012年にコジマを傘下に加えたこともあり、訪日観光客の爆買いもあって、売上、利益ともに大きく伸びました。

ECサイトの活用や訪日観光客をターゲットとしたマーケティングなどを挙げており、まだ成長余地がありそうな印象を受けます。

引用元:株主優待?何それ?美味しいの?

2013年末から右肩上がりとなった株価は2015年7月に天井を打ちます。

爆買い効果の剥落とも指摘されています。

中国からの爆買いがなくなってきたとか不穏な気配を感じたのでしょうか?優待にも守られていた感もあった900円台をやぶり底抜けの体で評価が下がってきてます。

引用元:似非FPが投資のことをまったりのんびり考えるブログ

本業の着実な成長と優良子会社の成長

しかしながら、2016年8月期には再び増益に転じ、株価も反転しました。

これには本業の着実な成長と、優良子会社の成長が寄与したものと考えられます。

本業の着実な成長

コジマとのシステム・物流総合効果が発揮されたことや、ビックカメラ・コジマを新規出店したこと、不採算のソフマップを閉鎖していることで、着々と成長しています。

特にビックカメラの好立地の出店が続いていることが評価されています。

本業の方は、中核となるビックカメラを中心に好立地への出店計画が
進んでおり、今秋には調布駅前、船橋東武への出店予定です。調布は駅
直上の好立地であり、新宿店利用客との親和性が非常に高く、さくらやの
承継店舗である聖蹟桜ヶ丘との間を埋める店舗であり、船橋も東武百貨店
が駅直上の一強状態にある中で、その2・3Fを抑えた形となります

引用元:なちゅの市川綜合研究所

優良子会社の成長

注目の子会社として、

  • 携帯販売・MVNO事業のラネット社(100%子会社)
  • BS放送局事業の日本BS放送社(60%超子会社)

の2社があげられます。

この2社が2016年8月期には、営業利益20億円規模まで成長してきています。

当社100%子会社で携帯販売とMVNO事業を展開するラネット社が売上高1,000億円弱・営業利益23億円(前期比13億円増!)でBS11(営業利益21億円)を超える規模に成長しているのが特筆事項です。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

株主優待は買物優待券

株主優待は年2回(2月8月)で、保有株式数に応じて買物優待券が貰えます。

少し変わった長期優遇制度となっており、2月は一律で優待が配布され、8月は長期保有の条件に沿って優待が配布されます。

  • 2月:一律配布
    • 100株以上   2枚(2,000円相当)
    • 500株以上   3枚(3,000円相当)
    • 1,000株以上  5枚(10,000円相当)
    • 10,000株以上  25枚(50,000円相当)
  • 8月:長期優遇制度に応じて配布
    • 100株以上   1枚(1,000円相当)
    • 500株以上   2枚(2,000円相当)
    • 1,000株以上  5枚(10,000円相当)
    • 10,000株以上  25枚(50,000円相当)
    • ※1年以上保有は1枚追加、2年以上保有は2枚追加

ビックカメラの優待は利回りも良く、個人投資家から非常に人気が高いです。

日本株は原則長期保有を考えていないのですが、ビックカメラのような株主優待が素晴らしい銘柄なら、ずっと持ち続けても良いと考えています。

引用元:81年生まれが投資による資産運用を真剣に考える

ビックカメラの優待は使いにくいという意見

ビックカメラの買物優待券は、有効期限が半年と短いため使いにくいという意見や、ネットショップで使う場合は銀行口座へのキャッシュバックとなり前時代的だという意見があります。

次の優待券が届いてから一緒に使おうと思っていると、その期間は2週間ほどしかありません。

2月末に権利獲得した優待券は5月頃届き、有効期限は11月末日まで。

8月末に権利獲得した優待券は11月頃届き、有効期限は5月末日まで。

このようになっています。

引用元:tantanpy’s diary

ネットショップで使えるのはありがたいのですが、少々手続きが面倒です。

各ショップで丁寧に使い方が説明されているのは素晴らしいのですが、郵送でやり取りするのはちょっと前時代的だなぁと。

引用元:tantanpy’s diary

ビックカメラ三兄弟

ビックカメラで使える買物優待券は、ビックカメラだけでなく、日本BS放送やコジマの優待でも貰えます。

これら3社を指して、個人投資家からは、ビックカメラ三兄弟と呼ばれ親しまれています。

8月権利のビックカメラ3兄弟である、ビックカメラ(3048)、日本BS放送(9414)、コジマ(7513)の優待がほぼ同時に届きました。

引用元:株好きバーバリー好き洋楽好きの投資生活

優待はほぼ同時に届くということで、三兄弟を保有していれば、高い利回りで、絶対金額的にも大きな優待券を手に入れることができます。

総合評価

2018年8月時点の総合評価

2018年8月時点でPER18.3倍/PBR2.17倍となっています。

株価は右肩上がりで2018年4月に天井となり調整しています。

優待を目的とする個人投資家には人気が高く、業績も好調ですが、指標的には割安感もなく、このあたりで横横となりそうです。

2017年6月時点の総合評価

個人投資家に大人気の優待銘柄です。

家電量販店といえども、家電に限らず色々なものを販売しているので使い勝手が良く、利回りも高いので、優待目的の長期保有に向いていそうです。

成長期待は高くないため、一時的な業績悪化などで株価が下がり、優待利回りが魅力的な水準にあるときに購入できれば、あとはホールドといった感じでしょうか。

優待目的に、コジマと日本BS放送も併せて保有する方法は非常に良さそうです。

優待内容に魅力があるためホールドと評価されています。

ビックカメラは指標的には今一歩ですが、優待内容に魅力がありますし、現行の優待制度が続く限りはのんびりとホールドしていく予定です。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

優待銘柄であるため、株価水準が下がり、利回りが高い位置で購入することを薦められています。

優良銘柄ではあるものの、株価水準はやや高い印象がある銘柄です。収益性も高く、今後の成長も期待できるという点では評価できますが、市場でも織込済みの株価水準となっており、今から手を出すのはやや遅いです。株主還元率も高く、長期的な目線で買うならいいかもしれませんが、やはり今は株高なので、少し長い目で様子を見て市場全体が割安になるのを待つ方がいいと思います。

引用元:株主優待?何それ?美味しいの?

2016年8月期に2円増配し、配当性向もまだ低いことから増配を期待するものの、財務の良化が見られないことから厳しいという評価をされています。

配当に関しては前期に2円増配しており、今期も12円配が維持される予定ですが、配当性向はなお17%に過ぎません。その分財務が良化しているかと思えば、在庫増で営業CFマイナスであり、借金も増えています。そのため、今期は連続増配基調の定着を密かに期待していたのですが、思った以上にハードルが高いな・・・というのが正直な感想です。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

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