立川ブラインド工業は、ブラインドと間仕切りのトップメーカー。短納期の受注生産に強み。減速機、駐車場装置事業も。
株主優待はクオカードです。3年以上で長期優遇制度があります。
立川ブラインド工業の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
ブラインドでシェアトップ
事業内容
立川ブラインド工業は、各種ブラインド・間仕切り・カーテンレールの製造販売・設計施工等を行う室内外装品事業を主力としています。
室内外装品事業が売上の84%を占めており、残りは駐車場装置事業7%、減速機事業8%となっています。
新築やリフォームなどの住宅市況に連動するため、景気敏感株になると指摘されています。
室内外装飾関連事業で売上の84%を占めています。景気敏感株になるのでしょうね。
カーテンってぼろ儲けですからねぇ……。
引用元:お金に関することを徒然と
海外事業が成長期待ではあるものの、2002年から中国市場に参入するもなかなか成果が上げられない状況が続いています。
今後高い成長率を期待するには、中国市場を中心とした海外への積極展開が必須だと思いますが、住環境なども国ごとに違うでしょうし、営業体制の構築などかなりの困難が予想されます。
現に中国市場には2002年7月に参入しているのですが、業績に貢献するほどの成果はまだあらわれていません。
引用元:割安株投資研究所
東証1部昇格で割安訂正
長年2部暮らしの立川ブラインド工業でしたが、2014年の立会外分売・優待拡充を経て、2015年に1部へと昇格しました。
2014年にはPBR0.4倍割れまで割安に放置されていましたが、東証1部昇格で割安訂正が起こりました。
今年に入ってから2月に立会外分売、3月に株主優待制度の拡充と立て続けに行い怪しい動きをしています。東証一部へ指定替えとなれば株価が一段高という期待がある上に、PBR0.39というあまりの割安さなので、その後本格的に機関投資家などの見直し買いも期待できます。
引用元:割安株投資研究所
その後、株価は一旦元の位置まで落ちてしまったものの、2016年後半から業績良好が再度見直され、株価は右肩上がりとなりました。
財務は良好
立川ブラインド工業は、2017年12月期において無借金経営であり、自己資本比率は65%となっています。キャッシュも125億円保持しており、財務に問題はありません。
株主優待はクオカード
株主優待は保有株式数に応じてクオカードがもらえます。
- 3年未満
- 300株以上 1,000円相当
- 500株以上 2,000円相当
- 1,000株以上 3,000円相当
- 3年以上
- 300株以上 1,500円相当
- 500株以上 2,500円相当
- 1,000株以上 4,000円相当
3年未満の場合は500株が最も利回りが高く、3年以上の場合は300株か500株が最も利回りが高いです。
また、自社製品を購入した株主に限って2,000円相当のクオカードをキャッシュバックしてもらえる権利を年2回(6月12月)もらうこともできます。
これは相当ハードルが高く、利用する株主はなかなか居ないと思われます。
立川ブラインドの製品を購入しなくてはならないのでハードルが高い優待です。私も家を建てる際に、タチカワブラインドのショールームに見に行きましたが、結局購入はしませんでした。
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
総合評価
ニッチ市場のシェアトップ企業で、長年に渡って割安放置されていましたが、東証1部昇格や業績好調によって、見直されてきました。
2018年4月時点でPER12.6倍/PBR1.1倍と指標的割安感は残るものの、成長期待は大きくなく、フェアバリューだと思われます。
財務優良でキャッシュも溢れていますが、配当・優待利回りが低く、株主還元強化が求められそうです。
1部昇格に合わせてポートフォリオ上位に据えていたものの、昇格後は優待目当て分を残すのみとなっているそうです。それでも、指標的に安く、財務も良いので良い銘柄だと評価されています。
立川ブラインド工業は、指標的にも十分に安いですし、財務状態も良いですし、地味ながら成長力もありますし、改めてみると実に良い銘柄と思います。もう少しPF上位で戦えるかもしれないですね。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
配当・優待利回りが低く、売却候補であるとコメントされています。
株価(1,522円)★★★★☆:緩やかな右肩上がり
配当金(0.66%)★☆☆☆☆:少な目
優待内容 ★☆☆☆☆:利回り低い
参考指標:PER 12.7倍、PBR 0.88倍
総合得点(15点満点):6点
※ データは2018年4月3日終値時のものです