ブックオフコーポレーション(ブックオフ)は、中古本販売首位。衣料や雑貨、家電など商材増やし総合リユース志向。ヤフーと資本業務提携。
株主優待は自社グループ買物券です。長期優遇制度もあり、個人投資家に人気があります。
ブックオフの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
古本不振で総合リユースへ
書籍売上比率は3分の1
ブックオフというと会社名の通り、書籍や漫画といった「本」のイメージが強いです。
しかしながら、2018年3月期2Q時点での売上比率は、3分の1程度になっています。
- 書籍 :35.6%
- ソフト :30.0%
- アパレル:12.9%
- 貴金属 :5.9%
- 家電・携帯電話:5.4%
- トレカ・ホビー:5.1%
- その他 :5.1%
古本の不振が続いており、リユースの総合化が進められています。
商材変革
中古家電を扱うように
売上率7%越えを目指す
現在6.2%ほど(リユースの総合化が進んでますね)
引用元:大河の一滴
ハグオール事業の失敗
ハグオール事業では、総合買取サービスを掲げ、宅配買取や百貨店内でのブランド品等の買取を行っています。また、買い取った商品はネットを通じて販売しています。
リユースの総合化に向けてハグオール事業をはじめましたが、黒字化できず、2017年3月期の株主総会でもQ&Aの話題にのぼっています。
Aハグオール事業について2013年から店舗以外のチャンネルとして始めた
黒字化達成できずにすいません
なぜ赤字かというと大型倉庫に引っ越すも売上増がついてきてないため。
倉庫縮小し、百貨店などで富裕層をターゲットすることでなんとか黒字にしたい
引用元:大河の一滴
その後の2018年3月期においても黒字化が見通せないことから3.9億円の減損損失を計上しており、ハグオール事業は失敗に陥ったものと思われます。
ヤフーとの資本提携
2014年4月にヤフーとの資本提携が発表されました。第三者割当増資により、ヤフーは13.7%の株式を保有する筆頭株主となりました。
狙いは、ヤフオクでブックオフの古本等を販売することです。
ヤフーとしては品揃えを一気に充実させることができ、ブックオフとしては新たな販売チャネルを得ることになります。
ヤフーとの資本提携により、ヤフオク等での同社の本の販売が強化される事になります。足元の業績はイマイチではありますが、将来的には挽回を期待したい所ですね。
引用元:DividedLife!
ヤフーとの提携によって株価は急上昇したものの、今後の提携効果の不透明さから同じ位置に戻ってしまいました。
ヤフオフとの連携の話があって株価が急上昇、
その後すぐに急落下してしまいました。
それでも現在は落ち着きを取り戻し、
またじわりじわりと上がってきてはおります。
引用元:富士宮で貯蓄と資産運用
株主優待は自社グループ買物券
株主優待は保有株式数と継続保有年数に応じて自社グループ買物券がもらえます。
- 3年未満
- 100株以上 2,000円相当
- 200株以上 3,000円相当
- 500株以上 5,000円相当
- 3年以上
- 100株以上 2,500円相当
- 200株以上 4,000円相当
- 500株以上 7,500円相当
100株保有が最も利回りが高いです。
買物券の使い道
ブックオフと古本というイメージですが、他にも色々なものを販売していることを紹介されています。
ブックオフと言うと“古本”、特にマンガ本をイメージするかと思いますが、最近だと家電やスマホ、おもちゃやゲーム販売にも力を入れています。
アンケート回答でおまけ優待も
さらに、アンケートに回答してハガキを返信すると300円分の買物券が送られてきます。
個人投資家の間では有名で、みなさん活用されているようです。
株主優待が入った封筒に同封されているアンケートを返送すると、1枚50円のお買物券が6枚、計300円分送ってくれます。
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
アンケートハガキにも300円分の買物券がもらえることが明記されています。
アンケートハガキを返送すると、もれなく300円分の買物券が貰えます。
ということは、2,300円分の優待になりますね♪
引用元:ふみこの優待プラスα日記
総合評価
ヤフーとの提携効果も虚しく、2017年3月期において2期連続最終赤字・減配となっており、業績低下が止まりません。
2018年3月期に黒字に浮上する想定ですが、余談を許さない状況は続くものと思われます。
個人投資家には株主優待が非常に人気で、株主優待が株価の底値を支えています。100株または200株程度を保有して優待をもらいながら気長に業績回復を待つというのが多くの個人投資家ホルダーの姿勢であると思われます。
2017年3月期に減配(25円→10円)となってしまったため評価が低いです。
株価(798円)★★☆☆☆:ここら辺で下げ止まって欲しい
配当金(1.25%)★☆☆☆☆:減配です
優待内容 ★★★★☆:優待拡充はうれしいです
参考指標:PER 163.8倍、PBR 1.17倍
総合得点(15点満点):7点
※ データは2017年9月165日終値時のものです
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
優待が使いやすく、現金同等の価値があるため、優待をもらいながら気長に保有するとされています。
ブックオフは行動エリアに複数店舗があり現金同等に使えるため個人的に利用価値が高いため、いずれくるかもしれない??V字回復を願いながらに気長に保有したいと思います。