ブレインパッドは、企業データを分析し販促に活用するデータマイニング提供に強み。関連ソフト開発や販売も。
株主優待はありません。
利益成長が加速しており、グロース株に分類します。
ブレインパッドの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
ビッグデータ分析企業として大成長
事業内容
企業データの分析を核として、アナリティクス事業、ソリューション事業、マーケティングプラットフォーム事業を展開しています。
3事業ともにバランスよく順調な成長を続けています。
アナリティクス事業
データサイエンティストによるデータ解析・コンサルや、データ解析ロジックを組み込んだシステム実装を行っています。
顧客企業の経営課題に合わせてプロジェクト単位で業務受託しています。
基本的にはフロー型ビジネスですが、ストック型ビジネスとなるシステム化案件に注力しています。
ソリューション事業
顧客企業がCRM(顧客関係管理)や自動マーケティングを実施する場合に必要となる海外製システムや、機械学習による予測システムのライセンス販売とビッグデータ分析環境の構築を行っています。
月額利用料や保守料からなるストック型ビジネスと、ライセンス販売や開発からなるフロー型ビジネスの比率は半々となっています。
マーケティングプラットフォーム事業
デジタルマーケティング領域において、自社開発のレコメンドアルゴリズムや自然言語処理機能などを搭載した製品をSaaS形式で顧客に提供しています。
月額課金型で利用してもらうストック型ビジネスとなっています。
ビッグデータ、AI関連銘柄
昨今話題となる、ビッグデータやAIの関連銘柄として名前があげられます。
ブレインパッドはデータマイニング会社であり、ビッグデータを分析する会社であるため、最もこのテーマで潤う企業だと評価されています。
そうした多くの企業の中で、本命というか、最も、これで潤う企業として、ブレインパッドを私が指名する
引用元:鎌倉雄介の株道場
ビッグデータ解析とAI関連で様々な実績を作っていると紹介されています。
ビッグデータの分析解析で、日本で先駆けて創業し、
ビッグデータ解析とAI(人工知能)関連では、いろんな実績を作っています。
引用元:まんげつの投資日記
好財務
大きな投資は必要としないビジネスを展開しており、実質無借金経営が継続しており、キャッシュが積み上がっています。
2017年6月期においては、キャッシュ7億円を保持し、自己資本比率は74%となっています。
中期経営計画
ブレインパッドは、2019年6月期を最終年度とする4ヵ年の中期経営計画を発表しています。
2019年6月期において、売上高60億円(年率+22%成長)、経常利益10億円(年率+83%成長)を目標値としています。
アナリティクス事業を年率+25~35%成長、ソリューション事業を年率105~25%成長、マーケティングプラットフォーム事業を年率+20~30%成長することで上記目標値の達成を目指します。
2年目となる2017年6月期は減益に陥り、中計は絵に描いた餅となりました。
しかしながら、3年目となる2018年6月期は売上高43億円、経常利益5.6億円が予想されており、中計ラインに近づいています。利益面で急成長しており、中計達成期待が復活しています。
総合評価
ビッグデータやAIといった時流に乗った企業で、2017年6月期は減益決算でしたが、2018年6月期は一転大幅増益になることが分かり、一気に買われた印象です。
2018年6月時点でPER70.7倍/PBR15.9倍と非常に高く評価されています。2ケタ成長(20%成長も)が織り込まれた水準です。
指標的には割高感も強いですが、利益成長期待が大きく、13週線までの押し目は買いが継続しそうです。次のポイントは次期中計になるかと思われます。
指標的には割高感があると指摘しつつも、伸びそうな分野で時価総額が小さく、中計に期待して購入したとコメントされています。
PER41倍、PBR5.6倍とかなりバリュエーション的に買いにくい銘柄でしたがデータ分析やAIなどこれから伸びそうな分野で時価総額が小さく中計の売上50億円、経常利益7億円が達成されればむしろ割安になると期待して購入しました。