ブロンコビリーは、名古屋地盤。炭焼きステーキ等を提供する郊外型高価格レストラン。関東出店を本格化。好財務。
2016年12月期で5年連続増配です。名古屋を地盤として好財務・堅実出店によりエリア拡大の安定成長を遂げています。株主優待は自社店舗で使える優待券で個人投資家からの人気が高いです。
ブロンコビリーの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
外食産業で利益率No.1と謳われるステーキ・ハンバーグ屋
利益率・ROEが高い経営力
ブロンコビリーは外食産業でありながら、営業利益率10%を超える数少ない銘柄の1つです。
その理由として、新規出店は地価が安く居抜き物件にすることでコストをかけないことや、自社工場の近くにのみ出店して物流コストを下げることなどが指摘されています。
また、財務も鉄壁であり、無借金かつ自己資本比率80%超えとなっています。
名古屋銘柄らしくケチケチな銘柄であると評価されています。
ブロンコビリーは名古屋銘柄らしく、財務は堅牢で利益率も非常に高く、出店も地価の安いところや居抜き物件ばかりで固めている、極めて好ましい「ケチケチ渋チン銘柄」です。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
肉、サラダバー、ごはん!
ブロンコビリーはステーキ・ハンバーグレストランですが、メインの肉だけでなく、サラダバーやごはんにも力を入れています。
株主優待で優待券を発行していることから、個人投資家にもファンが多い美味しさです。
ブロンコビリーは何回も行ったことがありますが
格安店ではないけどその分ハンバーグが美味しいし
ごはんも美味しいです。
引用元:Kabu Berry
一方で、肉については懐疑的な見方のブログもあります。
「新鮮で美味しいサラダバーと魚沼産コシヒカリを使った抜群の大かまどごはんで巧みに繕っているが、実は密かに肝心のハンバーグと特にステーキが値段の割りには美味しくない。」と判断しており、大きく買うことをずっと見送ってきました。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
2013年に社長交代で成長路線へ
堅実経営ながら、2007年JASDAQ上場、2011年東証2部昇格、2012年東証1部昇格と着々と力をつけていたブロンコビリーですが、2013年の社長交代が転機となります。
出店数を増やし、成長路線へと踏み出します。
2014年から出店数が急増しております。
これは創業社長がご子息の竹市克弘氏に社長を譲ったことが主因なのでしょうか。
ともかく、急激に拡大しております。
引用元:幸せな人生を歩むために
これを受けて株価も評価を高め、PER水準の上昇と利益成長によって、右肩上がりとなります。
2014年以降にPER水準は跳ねてそうです。15年決算の変化が大きくここで注目されたというところとなりそうだけど、長くの会社が大きく変化したかというとそうでもなさそう。
成長鈍化の兆し
2016年の中頃から成長鈍化の兆しが見えだします。
地盤である名古屋以外の月次推移を懸念される指摘です。
大きく前年を割っている都道府県があります。
静岡95.9%、千葉96.1%、滋賀90.3%です。
静岡はおそらく『さわやかハンバーグ』の影響があるのでしょう。
千葉は分かりません。
私は、関西出店の試金石になるはずの滋賀がここまで落ち込んでいることがとても気になります。
引用元:幸せな人生を歩むために
大きな成長鈍化ではないものの、それまでの評価が高く、高PERであったことから、成長鈍化というキーワードで利確売りに押されているといった状況であるという意見も多いようです。
現在のPERは22と安くはないけど成長株なら許容できる推移だとは思うのですが、どこかで『成長鈍化』と判断されないか心配です。もちろん会社としては堅実な経営で問題があるわけではありませんよ。
引用元:Kabu Berry
会社の状態が悪くなったとみなされると・・つまり成長鈍化とかなってくるとかなり強烈な評価水準の見直しは来るかもしれないね。
そういう意味ではなかなか難しそう。只今は会社は順調そのもの。難しいね。
2017年12月期1Qは減益決算
2017年12月期の1Q決算はまさかの減益決算となりました。
通期では増益を見込んでいるものの、先行きに不安が残っています。
株主優待は自社店舗で使える優待券
株主優待は年2回(6月12月)で自社店舗で使える優待券が貰えます。近所に店舗が無い方のためにお米にすることもできます。
保有株式数に応じて金額も増えますが、100株保有が最も利回りが高いです。
- 100株以上 2,000円相当
- 200株以上 3,000円相当
- 500株以上 5,000円相当
- 1,000株以上 8,000円相当
- 2,000株以上 15,000円相当
優待券は1,000円毎となっており、ランチ+サラダバーがオススメされています。
今回(2015年6月分)の株主優待は、100株保有で写真のようなお食事優待券が2枚(2,000円相当)がもらえました。1,000円相当のお食事優待券があれば、ブロンコハンバーグランチ200gが1食べられます。
総合評価
外食産業の高利益銘柄であり、株主優待も魅力的で、個人投資家好みの銘柄だと思います。
一方で、成長鈍化の兆しが見えており、これが一時的なものかどうかで評価が分かれそうです。一時的なものと判断できれば、割高感が修正された押し目買いが狙えます。
高成長株へと変貌を遂げつつあるとしてPF中位としてホールドという評価をされています。
「新たな高成長株」へと変貌を遂げつつあるブロンコの今後の業績推移をしっかりと見ながら、PF上位銘柄として楽しくホールドして応援して行きたいと思っています。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
業績と財務の安定度が高いですが、割安でないという評価です。
【 きびなごの格付け 】 C
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:B
・財務安定度:A
・配当利回り:D
・割安感:D