カーリットホールディングス(4275)

カーリットホールディングス(カーリットHD)は、化薬・化学品生産。発炎筒や塩素酸ソーダ高シェア。伊藤園等の飲料充填業務も。利益下期偏重。

PBRに割安感があり、配当・優待利回りが高いため個人投資家に人気があります。株主優待はUCギフトカードです。

カーリットHDの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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化学品・ボトリング・産業用部材の3本柱

事業内容

カーリットHDは、化学品事業、ボトリング事業、産業用部材事業の3本柱で事業を行っています。

化学品事業においては、産業用爆弾、緊急保安炎筒、塩素酸ナトリウム、過塩素酸アンモニウムなどを製造・販売しています。

ボトリング事業においては、ペットボトル飲料や缶飲料の受託製造を行っています。

産業用部材においては、半導体用シリコンウェーハ、自動車や建設機械向けのスプリングなどを製造・販売しています。

化学品事業と産業用部材は景気変動の影響を受けやすいため、安定感のあるボトリング事業も行っているのではと指摘されています。

基本的に景気変動の影響を受けやすい業種で、そういった観点から比較的安定感のあるボトリング事業を行っているのではと思います。

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

中期経営計画

2015年2月に発表された「礎100」の中期計画は、2019年3月期に営業利益35億円を目標としていましたが、早々に営業利益24億円へと減額されました。

前回の中期計画も未達であったことから、カーリットHDの中期計画は信頼性に欠けると思われます。

前回中計「飛躍500」も相当の未達だったため、今回の中計も”気合予算”の雰囲気がありましたが、案の定と言えます。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

株主優待はUCギフトカード

株主優待は保有株式数に応じてUCギフトカードが貰えます。

  • 100株以上  1,500円相当
  • 500株以上  2,000円相当
  • 1,000株以上 2,500円相当

UCギフトカードは使い勝手が良く、ほぼ現金と見なせること、そして、利回りが良いことから人気の優待となっています。

一方で、優待にかかっている費用が大きく、優待廃止に注意が必要だとの指摘もあります。

優待性向≒10%となります。
従って、優待廃止に注意が必要なのですが、
設備投資を行いたい会社なのでそのあたりが気になります。

引用元:ゆとりサラリーマンの優待投資

総合評価

景気変動の影響を受けやすい化学セクターであり、さらには中期経営計画の信用性が欠けることから、個人投資家が事業の行方を予想するのは非常に困難です。

配当・優待利回りが良いため、最低単元をホールドしている個人投資家も多いようですが、逆に言えば、それ以上の投資は難しそうです。

配当+優待利回りが魅力的な水準であるとして高評価されています。

【 きびなごの格付け 】 C
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:C
・財務安定度:C
・配当利回り:B
・割安度:C

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

優待利回りが良く、高めの評価となっています。

株価(614円)★★★☆☆:少し上がりました
配当金(1.6%)★★☆☆☆:やや少なめ
優待内容 ★★★★☆:優待利回りは良いです
参考指標:PER 17.1倍、PBR 0.6倍
総合得点(15点満点):9点
※ データは2017年7月28日終値時のものです

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

PBRが1倍割れの低位株であるため、大化けを待つ長期保有に投資妙味を見出されています。

PBRは1.0以下でPERも10倍前後と割安な低位株です。
低位株特有のなにかの拍子で大化けする事もあり得ますので、長期保有を目的とすれば投資価値はありそうです。

引用元:少年の株主優待ひとりごと

総合利回りの観点から、のんびりホールドすると評価されています。

カーリットHDは火薬を扱っているだけあって、株価の方も時に極めて荒い値動きをすることがありますが、最近は静かな凪(なぎ)の状態が続いています。ま、総合利回りも十分に出ていますし、現行の優待制度が続く限りはこれからものんびりとホールドして応援していく予定です。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

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