シーシーエスは、LED照明装置専業。電子等の製品検査用の処理装置向け国内首位。オプテックスのTOBにより傘下入りしました。
業績は安定しておらず割安感もありません。優待もないことからその他日本株に分類します。
シーシーエスの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
LED照明装置専業
シーシーエスは、LED照明装置専業で、様々な製品検査用の処理装置向けにLED証明ラインナップを揃えています。国内首位とのことですが、BtoBの企業であるため、一般的な個人投資家には馴染みがない企業であると思われます。
そのため、シーシーエスのビジネスモデル等を分析している個人投資家ブログはいまのところ見当たりません。
リーマンショックでは赤字転落していることから、景気敏感であるとは言えそうです。リーマンショック以降は増収増益基調にあります。
・製造装置向けということで、業績の景気感応度は高め。
上限付きTOBでオプテックス傘下へ
2016年4月にオプテックスが上限付きTOBでシーシーエスを買い付けることを発表しました。これによりオプテックスの持ち分は63.5%となり、シーシーエスを子会社化しつつ上場は維持するという状態になっています。
TOBに応募するかどうか迷う個人投資家たち
TOBにどれくらいの応募があり、どれくらいの確率で買われるのか計算されているブログです。ここから理論株価を算出し、TOB前に買って応募した方が良いのか判断することになります。
こういった計算、リスク/リターン判断もあるのですね。勉強になりました。
応募想定株数 4,306,214株
推定当選率 83.9%1,400円×0.839=1174.6円(当選分理論価格)
落選後推定株価1,170円(4/7終値)
1,170円×0.161=188.4円(落選分理論価格)1174.6円+188.4円=1,363円(推定理論価格)
一方で、以前からのホルダーとしては1,400円という+20%程度のプレミア価格では売る気にならないというコメントもあります。TOBを仕掛けているオプテックスは、当然ながらシーシーエスの株価を将来には1,400円以上に向上させる意欲と計画があるはずで、その意味では将来へ期待してTOBに応募しないという選択肢もアリだと思います。
オプテックス(含 エフエー)との協業から生み出される、
販路の拡大、営業費用の軽減、子会社化に伴う販管費の軽減などフリーキャッシュフローの増加を計算に入れていない感じ。特に広い販路を持つオプテックスとの連携による売上増加は大きい気がします。ある程度マーケットへの集中ができており、将来性が見込める産業用LEDの分野で割安で放置されていたからシーシーエスを買ったので、このままホールドし続けるつもり。
引用元:Saiの投資日記
結局は
TOBへ応募した分は全て買い取りとなりました。
100%買い取りでしたね。
この手の案件は赤字にならない程度に時価が推移すること
が結果的に多いのですが、なかなか突っ込めませんね・・・
買付け価格は1,400円でしたが、2017年になった現在でも1,400円の株価を付けることにはなっていません。