キャリアデザインセンター(2410)

キャリアデザインセンターは、 転職情報をWeb『@type』や適職フェア等で展開。エンジニア分野に強み。人材紹介も。

株主優待はありません。

キャリアデザインセンターの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

スポンサーリンク

景気の波に乗って絶好調も先行きは不透明

事業内容

キャリアデザインセンターは、転職サイト「@type」を運営するメディア事業を主力として、人材紹介事業やIT派遣事業を行っています。

キャリア志向の高い人材層、エンジニア、女性をコアターゲットとしており、事業領域拡大の1つとして新卒に絞ったメディア事業及び紹介事業も行っています。

2017年9月期における事業別の売上は以下の通りです。

キャリアデザインセンター 事業別売上

2017年9月期決算説明会資料より抜粋

割合をグラフ化してみたのがこちら。

キャリアデザインセンター 事業別売上

主力のメディア事業(@type)で約半分、人材とIT派遣で残りの半分という感じです。

新卒紹介・メディアはまだ僅かに留まっています。

強みは技術者ターゲット

人材不足が問題化する現在~今後も、特にエンジニアが足りないと言われており、その人材をターゲットにしている点がキャリアデザインセンターの強みです。

転職支援ではトップにリクルートという強大な会社が存在しているため、良いポジションとは言えないと指摘しつつ、技術者セグメントに強いことで居場所が確保できているともコメントされています。

CDCは@typeなどを中心とする転職支援会社です。トップにリクルートがおり、プラットフォーム型であること考えると良いポジションとは言えません。ただ、技術者セグメントに強く、一定の居場所は確保できているようです。

引用元:すぽさん投資ぶろぐ

エンジニアの人材紹介やIT派遣等で、非常に重宝される人材を扱っており、拡大傾向が続くと評価されています。

⑤拡大余地と強み
・エンジニアの人材紹介やIT派遣と、非常に重宝される人材を扱っており、拡大傾向が続くか
・「@type」は日本でアクセス者数No.1の転職サイトらしい
→googleで「転職」と検索をした結果「DODA」、「リクナビ」、「エン転職」の方が上位にヒットした
・女性向けが比較的好調

引用元:みやびの館@株式投資

リーマンショック時は悲惨

景気変動の影響を受けやすく、リーマンショック時には大赤字を計上して、資産の3/4をふっ飛ばしたと紹介されています。

当然ながら株価も100分の1に迫るところまで売り込まれました。

なんですが・・2008~2010年あたりは壊滅しています。売上大きく落とし単年でBPSを半分以上吹っ飛ばす大赤字も出し次の年も考えれば資産の四分の三ほどぶっ飛ばし無配に落ちと。株価的なことを言えば2006年1月5600円からみて2010年2月に65円と100分の1にはならなくてよかったねって感じです。

引用元:大河の一滴

しかし、好景気になると一転して業績を伸ばしており、底値から約40倍まで上げてきています。

人材派遣・人材紹介系の業績は景気次第とも言え、それがリスクにもチャンスにもなると思われます。

売上順調も利益はバラつく傾向

キャリアデザインセンター 売上 利益

2017年9月期決算説明会資料より抜粋

キャリアデザインセンターの業績は、売上高推移だけ見ると非常に順調に拡大しています。

しかしながら、経常利益を見てみるとバラツキがあります。上半期が悪い年もあれば、下半期が悪い年もあります。

要因の1つとしては交通広告等の広告宣伝費に突っ込む時期があるためです。売上拡大している結果を見れば広告宣伝費をかけていることも功を奏しているとも思えますが、利益のバラツキを生むことには要注意です。

好財務

リーマンショック後からキャッシュを積み上げ、財務の拡大と良化が継続しています。

2017年9月期においては実質無借金経営であり、キャッシュ25億円(cf. 時価総額140億円)を保有し、自己資本比率は64%です。

現状は好財務ですが、リーマンショック前も同様であり、それが吹っ飛んだ過去があるので油断はできません。

財務は健全と評価されています。

財務。いい状態。2010年からは右肩。財務は健全といえるね。付き合い程度と思われるいつでも返せそうな有利子負債とか安定した自己資本比率とか。

引用元:大河の一滴

株主優待は廃止済み

キャリアデザインセンターは、過去には株主優待を実施しており、新潟県魚沼産コシヒカリ5kgがもらえました。

しかし、2016年9月期を最後に優待は廃止されています。

総合評価

好景気・人手不足の波に乗って業績を拡大してきました。今後も技術者不足は継続する中では一定の役割を果たし、成長できそうです。

2018年7月時点でPER16.1倍/PBR4.22倍となっています。今後も2桁成長が続くことを織り込む水準です。

株価は2017年12月の天井から調整しています。2018年9月期は3Q時点でも減益となっており、下値探りが継続しそうです。

リーマン以降では高いPERになっていると指摘されていますが、現在の会社の状態ではPER18倍も過剰評価とは言えないとコメントされています。

リーマン以降では高いPER。リーマンを過ぎて皆様過去のことは水に流してきているようです。現在の会社の状態から言えばPER18ほども過剰評価とは断じがたいとは思います。

引用元:大河の一滴

成長ではなく景気の波に乗る企業であると指摘されており、3.0の低評価となっています。

成長というより景気の波に乗っている企業ですね。3.5に近い3.0です。

引用元:すぽさん投資ぶろぐ

スポンサーリンク
オススメの記事
オススメの記事