チャーム・ケア・コーポレーション(チャームケア)は、近畿中心に介護付き有料老人ホーム展開。首都圏でも拡大中。リースバック方式の運営を推進。
ホーム数拡大により高成長を続けており、グロース株に分類します。株主優待はありません。
チャームケアの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
国策の介護事業で高成長中
エリア拡大およびホーム数拡大
チャームケアは近畿圏で介護付き有料老人ホームを展開し、さらに首都圏にも進出することでエリア拡大しています。
近畿圏と首都圏の双方でホーム数を拡大し続けており、それに伴って高成長を続けています。
室数も拡大し続けており、投資元本に対して毎年50%成長しているほどのイメージであるため、ホールドし続けているという個人投資家もいらっしゃいます。
私かチャームケアの株式を購入したころは、運営する有料老人ホームの居室数は1,000室程度に過ぎませんでしたが、現在は2,800居室まで拡大しています。
今後も施設の新設に伴い2018年6月期は3,214居室、2019年6月には3,700居室、2020年6月には4,500居室に達する予定で、1,000居室時代から保有している私にとっては、投資元本に対して毎年50%成長しているようなイメージです。
引用元:サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみました。
新設ホームは3年目に利益貢献
チャームケアはホーム数を拡大し続けていますが、新設したホームは3年目に利益貢献してきます。
1年目は入居者ゼロであり、広告で宣伝するために赤字となります。
2年目で入居者が増え、黒字転換します。
そして3年目以降では安定した利益が上げられる傾向にあります。
このビジネスモデルは2年目以降から利益がでるということです。
3年目になると販管費も1%とほとんどかかりません。つまり3年目以降は一番利益が生まれることになります。
1年目というのは入居者ゼロから広告を出すので赤字になりますが
2年目以降は入居者が入っているので広告はあまり出す必要がなく利益がでるということですね。。
引用元:Kabu Berry
東証2部昇格・分割・増資
2018年2月、東証2部昇格が発表されました。あわせて株式分割および増資も発表しています。
これを受けて市場では株価上昇で反応しています。
増資についてはマイナスイメージもありますが、ホーム拡大に使用する資金調達であるため、成長のためには悪くないという評価あります。
増資に伴ってそれなりに資金調達できますので悪くないと思っています。
短期的な需給は気にしていません。
引用元:サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみました。 ※コメント欄
一方で、増資はマイナスと指摘する声もあります。
増資は間違いなくマイナス、それに昇格は材料出尽くしとなり今後株価が軟調になる傾向があります。
引用元:ゆ~ていの気まぐれ投資ブログ
リスク
人手不足を懸念されています。さらなる人件費の高騰が想定されます。
介護業界は今後も需要が旺盛なのは間違えなく、人手不足が予想されています。
引用元:Kabu Berry
人材不足に加えて、介護報酬に大きく左右されることも懸念されています。
介護報酬により企業業績が大きく左右されること、および介護業界の人材不足によるところが大きいと考えています。
引用元:サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみました。
2018年6月期 2Q決算で失速
2018年2月5日、2Q決算を発表しました。20%増収ながら、2.4%増益に留まっています。
期初予想比よりは良い数字ではあるものの、市場からの期待はそれ以上であったようで利益進捗の悪さが懸念されています。
翌日の株価はストップ安まで売られました。
決算は数字だけみるとまずまずでしたが、半期経過した段階での経常利益の進捗率が例年では6割だったのが今年は4割そこそこしかなく、これが大いに嫌気されたようでした。
引用元:ゆ~ていの気まぐれ投資ブログ
総合評価
2012年の上場から5年ほどで10倍(テンバガー)を達成しました。エリア拡大およびホーム数拡大により利益が飛躍的に増加したことと、市場からの評価見直しによるものです。
2018年3月時点で、PER28倍/PBR7倍と高評価を受けている一方でROE28%であるため、おおむねフェアバリューと言えそうです。
2018年6月期の下期の利益進捗を確認しながら、高成長の継続に期待しつつ、優待新設・東証1部昇格をカタリストとして投資するのはアリだと思われます。
10倍株になり得ると期待されています。
私自身は10倍株になるまで株式を保有し続けたことはありませんが、チャームケアに関しては事故が無ければ、いずれは10倍株になり得ると期待して今日も保有しています