コネクシオ(9422)

コネクシオは、国内2位の携帯販社。パナソニック系を吸収し国内首位のドコモ販売店に。配当性向40%メド。

株主優待はありません。ここ5年ほどは安定成長・連続増配ですが、期間がまだ短く経過観察のため、その他日本株に分類します。

コネクシオの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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ほぼドコモショップ運営

携帯販売業界2位

コネクシオは、ティーガイアに次ぐ携帯販社で、auやソフトバンクのショップも運営しているものの、ほぼドコモショップ専業と言ってもよいくらいです。

2013年以降は安定的に成長しており、それに従って増配を繰り返しています。

高配当利回り・増配期待で投資されている方のブログです。

コネクシオはほとんどドコモ専属のような感じである。そういう意味ではティーガイアでもよかったかもしれないが、配当利回りが4.7%で、業績は低位ではあるものの安定的な収益構造となっている(ドコモ次第だが、ドコモが絶不調だった昨今でも増益増配で来ている(パナソニックの子会社を合併したからだが)。

引用元:「配当金を雪だるま式に増やす投資日記」Dividend Snowball Investing

伊藤忠系

コネクシオの筆頭株主(60%保有)は伊藤忠商事です。

伊藤忠流の経営となっており、ROE、ROICが継続的に高いことを評価されています。

伊藤忠商事の息がかかっているだけあって資本の使い方がうまいです。
ROE、ROICが継続的に高いのは素晴らしいですね。

引用元:みやびの館@株式投資

効率的な経営である反面、財務リスクを気にされている方もいます。

数字からは安定的ではないけれど成長が見られます。でも買収でしょうか?財務が悪化傾向でお財布も大きくないです。配当余力的には乏しい感じ。あるいは危険かも。

引用元:大河の一滴

財務は安定的

コネクシオは無借金経営となっており、2018年3月期には自己資本比率38%となっています。

無借金の割に自己資本比率が低いのは、売上債権(売掛金)を490億円ほど抱えているためです。これはスマホ代金の割賦支払いによるものと思われ、殆どは無事に回収できると想定されるため、特に問題ではありません。

自己資本比率は一見低めに思えますが、財務は安定的です。

営業CF>投資CFとなっているため、毎期確実にキャッシュを稼いでおり、連続増配に期待がかかります。

中期経営計画

コネクシオは2018年3月期に営業利益100億円を掲げています。

達成はほぼ確実と見られており、次の中期経営計画の目標に注目したいです。
→2018年3月期は営業利益102億円で着地し、中期経営計画を達成しました。

コネクシオプラン2020

次なる中期経営計画として、2021年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。

2021年3月期において、営業利益110億円(年率+3%成長)を目標値としています。

スマホの利用期間が長期化しており販売台数が減少する想定で、コンシューマ事業は利益縮小の予想となっています。一方で、法人事業を成長ドライバーとして、全社的に増益を図る計画です。

2018年4月30日の本発表を受けて株価は急落となっています。コンシューマ事業の減益および全社的にも低成長が続く見通しが嫌気されたものと思われます。

総合評価

ティーガイア同様に、大手キャリアの周辺事業の拡大を支える上で、コネクシオにも頼らざるを得ず、安定的な手数料収入が見込めます。

2018年3月時点でPER15.2倍とティーガイアとほぼ同じ水準であり、株価推移も同様となりそうです。

大きな成長は見えませんが、年率数%の利益成長と株主還元により、年10%程度の株価上昇を見込みます。

株主優待が新設されれば個人投資家にもっと注目されるかもしれません。

飽和市場ながら、安定的に利益を稼げるので長期ホールドとされています。

国内市場のスマートフォンはこれ以上伸びないと思いますが、安定的に利益は稼げる会社ですので、長期ホールド予定です。

引用元:日米株での配当金生活を目指して

2年に1回程度の増配でも結構とされています。

伊藤忠商事のIT部門の消費者向け最前線になる当社がどのように展望を描くのか不透明であるが、2年に1回ぐらいボチボチ増配してくれればそれで結構です。

引用元:「配当金を雪だるま式に増やす投資日記」Dividend Snowball Investing

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