シーアールイーは、物流施設の賃貸管理、開発、アセットマネジメントを手掛けます。首都圏地盤で大阪、福岡にも展開しています。
物流施設を企画開発するとともに、売却先としてREITを作り上げています。ケネディクスとも提携したことで更なる成長が期待されます。株主優待はクオカードが年2回ですが、利回りが低いのが難点です。
シーアールイーの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
物流系専門の不動産企業として注目
2015年IPOで東証2部へ上場
シーアールイーは、2015年4月に東証2部へ上場しました。
その後、立会外分売や優待新設を行う通例コースを辿り、1年後には東証1部へ昇格しました。
立会外分売の際には、東証1部昇格を重要課題として取り組んでいること、1部指定時には増資を行わないことを発表しており、個人投資家からの印象が良かった経緯があります。
東証1部指定替えについての質問も出ましたが、今期中の東証1部指定を重要課題として取り組んでいるようです。先日開示した立会外分売のリリースでは、「一部指定時に増資を行う予定はございません」と書いてあり、株主を大事にしているんだな~と感心しました。
引用元:中長期投資で超富裕層を目指そう!
物流施設を企画開発
シーアールイーは物流施設の不動産を企画開発しており、昨今、物流が注目されていることから、シーアルイーも注目を集めています。
私のここ推しの理由は、今一番熱い(適当)物流に関する投資事業をしているからです。
ここが羽ばたく日は来るのか?
引用元:みやびの館@株式投資
次々に物流施設を開発・竣工し、売却しています。
当期は上期に既に竣工済の「LS久喜Ⅱ」にくわえ、建設中の「LS浦和美園」「LS新座」「LS守谷」が下期竣工・売却予定で、今期も数字が下期偏重する予定となっておりますが工事が順調に進んでいるため、概ね問題なく売却が進むものと思われます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
物流特化型REITを志向
物流施設の売却先を安定的に確保するため、物流特化型REITを志向しています。投資法人を設立し、上場を目指している状態です。
株式会社シーアールイー(CRE)という物流会社が物流特化型リートの上場を目指し、投資法人を設立したということです。
物流、産業系リートを好む私としては気になります。
2017年段階では、既に私募REITの運用は開始しており、ケネディクスと提携することで公募REIT(上場REIT)についても進んでいくことが期待されています。
「CREロジスティクスファンド投資法人」
の私募運用を開始しており、公募REITとして上場を目指していますが、既に
3本の公募REITを上場させているケネディクスとの提携により、一層スピード
アップが期待されます
引用元:なちゅの市川綜合研究所
2018年7月期においては、待望の公募REITとしての上場が行われる予定です。
→2017年12月にIPOが発表されました。
今期は昨年より私募運用を開始した「CREロジスティクスファンド投資法人」を公募REITとして上場させる計画であり、現時点では減収減益計画であるものの、この成否いかんで数字が変わってくるものと思われます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
念願のREIT上場
2018年2月、念願の上場REITとなりました。年明け第1号であり事前人気も高かったものの、地合の悪さもあり、公募価格110,000円に対して初値104,500円(公募比-5%)と公募割れでのスタートでした。
ただ、物流系はREITの中でも人気です!!
しかも年明け第1号となれば、多少のご祝儀に期待したいものです
しかしながら、その後は順調に価格を上げており、期待の程が伺えます。シーアールイーの出口として、POを軸とした外部成長が期待されています。
足許では@115,660円まで順調に株価を回復させているため、今後も主スポンサーである当社の物件の“出口”として、POを軸とした外部成長が期待されます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
株主優待はクオカード
2016年12月に株主優待を新設し、500円のクオカードが貰えるようになりました。
しかし、金額が小さく、優待利回りも低いことから、あまり評判は良くないようです。
株価への反応は鈍く、12日終値は1,501円、前日比3円安でした。このブログでたびたび紹介しているように、クオカードの優待は激戦区です。同じ時期にクオカードがもらえる企業があるので、優待専門の投資家は利回りなどを比較しています。
引用元:ど素人の株ブログ
総合評価
物流が国家的課題になっている現状では、準国策銘柄とも言っても過言ではありません。
次々に物流施設を開発・竣工させており、売却先としてのREITも確保したことから、業績は拡大するものと思われます。
資金需要があるため増資が怖いところですが、『物流』というキーワードで投資したいと思う個人投資家も多いのではないでしょうか。
2018年5月時点でPER22.9倍/PBR1.47倍と、不動産銘柄としては高評価の状態となっていますが、これは物件売却のブレにより2018年7月期の利益が大幅減となっているためで、実力値としては2016年7月期や2017年7月期の利益水準を意識しているものと考えられます。
希少な物流系専業不動産であることに期待がかかると指摘されています。
希少な物流系専業不動産企業として一層の飛躍
が期待されるフェーズに差し掛かっています(あとはマーケット次第です)。
引用元:なちゅの市川綜合研究所