クリエイトSDホールディングス(クリエイトSDHD)は、神奈川県地盤の大手ドラッグストアチェーン。デイサービスなど介護事業も。関東近県に拡大。
株主優待は買物優待券またはおこめ券またはカタログギフトです。
右肩上がりの増収増益を続ける安定成長銘柄です。2017年5月期で6期連続増配です。
クリエイトSDHDの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
神奈川地盤で安定成長するドラッグストアチェーン
事業内容
クリエイトSDHDは、神奈川県を地盤としてドラッグストアを展開しています。神奈川県を中心に500店舗超を展開しており、医薬品・化粧品だけでなく、食品や日用品まで幅広く品ぞろえしています。
ドラッグストア事業が売上比率で90%以上となる他、調剤薬局事業で8%ほど、介護事業で1%ほどの売上があります。
2017年5月時点で、ドラッグストア・調剤薬局は計541店舗を展開しており、内訳は以下の通りです。
- 神奈川:311店舗
- 東京 :89店舗
- 静岡 :70店舗
- 千葉 :32店舗
- その他:39店舗
人口の多い(増加している)地域である、神奈川を中心としたドミナント出店が戦略です。
敢えて全国展開はせずに、東京都に次ぐ人口の神奈川県に集中出店する戦略を採用しています。
引用元:堅実にお金を増やす日々
ちなみに、クリエイトSDHDの「SD」の意味は「Super DrugStore」だそうです。
そのまますぎますね。
社名の「SD」の意味が気になって調べてみました。
SDは、「Super DrugStore」の略だそうです。
引用元:堅実にお金を増やす日々
財務は健全
無借金経営が続いており、店舗拡大に使う資金についても営業CFの範囲内となっているため、キャッシュが積み上がっています。
2017年5月期においても無借金でキャッシュ305億円(cf. 時価総額2,180億円)、自己資本比率は56%となっています。
配当性向は未だ20%未満であるため、今後も連続増配が続く見込みです。
中期経営計画
クリエイトSDHDは、2021年5月期を最終年度とする5ヵ年の中期経営計画(中期ビジョン)を発表しています。
2021年5月期において、売上高3,500億円(年率+9%成長)、営業利益210億円(年率+9%成長)、ROE15%以上を目標値としています。
これらの達成に向けて店舗数を700店舗(年45店舗増ペース)まで増加させる計画です。
2年目となる2018年5月期については、3Qまで増収減益となっており、利益成長ペースの鈍化が懸念されています。
これは、中期ビジョンに沿った大量出店による人員増加・薬剤師の採用強化によって販管費が計画比で上振れしている影響であり、今後の成長のために仕方ない面はあるものの、経費コントロールの経営力が試される局面だと思われます。
株主優待は買物優待券またはおこめ券またはカタログギフト
株主優待は保有株式数に応じて、買物優待券またはおこめ券またはカタログギフトがもらえます。
- 100株以上
- 買物優待券 3枚(1,500円相当)
- または、おこめ券3kg分(1,320円相当)
- 300株以上
- 買物優待券 8枚(4,000円相当)
- または、カタログギフト
- 1,500株以上
- 買物優待券 16枚(8,000円相当)
- または、カタログギフト
- 3,000株以上
- 買物優待券 24枚(12,000円相当)
- または、カタログギフト
クリエイトSDでは、優待券利用時でもポイントがつくそうです。
おこめ券も使えてお釣りも出るのですが、優待券利用時もポイントはつくので、ポイントタダ取りです
買物券は換金率高め
店舗がない地域の方は、おこめ券やカタログギフトを選択しても良いのですが、買物券をもらってヤフオク等で換金することもできます。
換金率は95%ほどと人気が高いようです。
ヤフオクで見ると、95%ほどで売れてるようなので、結構な価値が有るようです。
私の近くにはお店がないので、換金するしかないです。
引用元:株主優待一直線
金券ショップの買取でも88%と高率です。
買取率は88%と高めですね!
優待券を利用する人が多いので、買取率も高いのでしょう。
引用元:堅実にお金を増やす日々
総合評価
地盤の強さもあり、今後も安定した1桁成長が続くものと思われます。キャッシュが積み上がっているため、株主還元にも注目が集まりそうです。10%程度の連続増配が続くと思われますが、その他に自社株買いでEPS引き上げもありえるかと思います。
2018年6月時点でPER21.1倍/PBR3.1倍となっています。業績の1桁成長+株主還元強化を織り込んだ評価と思われます。今後もPER20倍割れは押し目として、株価は緩やかな右肩上がりが想定されます。
かつては魅力的でしたが、ドラッグストア業界が全体的に底上げされ、指標的な輝きは失っているとコメントされています。
ドラッグストア業界にはかつては指標的に割安で魅力的な優待株が多かったのですが、今ではどこもずいぶんと高くなりました。クリエイトSDHも、かつては準主力株候補として見ていたこともありましたが、今では指標的な輝きは失っています。ま、優待を楽しみに1枚保有するのには特段の問題はないと思いますし、今のところはホールド継続の予定です。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌