シーティーエスは、建設ICTの専門会社。現場向けITインフラ、測量計測機器軸に全国展開。配当は業績に連動。
割安成長株が花開き買い進まれたため割安感は消失しました。国策に沿った安定成長株として分類します。
シーティーエスの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
建設ICTとしてシステム・測量計測が2本柱
建設ICTとは
シーティーエスは建設ICTという分野を事業としています。
力を入れているのは建設ICT
この言葉だけでは?ですが、分かりやすく言うと
【ブルドーザなどの建設機械に、IT機器やGPSなどを取り付け、熟練した技術を持っていない人でも水平な整地ができるようにするもの】
と言えばいいんでしょうか。
引用元:成長株で億万長者
さらに詳しく掘り下げますと、建設ICTはシステムと測量計測の2本柱となっています。
システム
システム機器のレンタル及び販売です。
建設現場向け固定IP電話サービス、情報共有システム、ネットワークカメラ等を取り扱っています。
測量計測
測量機器 i-Construction関連システムのレンタル及び販売です。
3Dスキャナ、3D計測データ作成代行を行っています。
国策となった建設ICT
国交省は2016年度から建設ICTの全面的な活用を推進しています。
特に、土木工事に必要となる3Dデータについては新基準を制定し、建設業界は否が応でも従わざるを得ない状況であるとのことです。
建設業界は新基準が強制され従わざるを得ません。この中で私が注目したのは3次元点群データについてです。新たに3次元点群データを用意する必要があるため、そのためのソフトウェアを購入しなくてはならなくなりました。これは福井コンピュータ、CTSといった測量ソフトウェア販売会社にとっては強力な追い風となります。
引用元:weboyajiの株式投資ブログ
また、人材不足も深刻化しており、国策として、かつ建設会社のコスト削減として、建設ICTが推進されると想定されています。
最近の建設業は旺盛な需要に人材が足りない状況ですが、この会社は物品の販売レンタルが事業なので、人材不足で事業拡張できないということはないし、反対に人材不足を逆手に取ったビジネスを展開しているので、そういう視点からも魅力のある銘柄です。
引用元:成長株で億万長者
安定成長する業績と跳ね上がる株価
リーマンショック時には減益に沈んだものの、黒字を確保しています。
その後も安定成長を続け、アベノミクスに乗って業績を拡大してきました。
ROEも20%以上を確保しており、業績の秀逸さが光ります。
良い業績。そして安定性もピカイチに見える。そしてここ数年でさらに一段優秀になりROEも跳ねて来てる。
業績に比べると、数年の間は横ばいを続けていた株価ですが、2016年9月頃から上昇を始め、好業績による見直し買いを集めます。
2016年12月、2017年4月移行には株価は跳ね上がっています。PER10倍台から30倍台近くへと見直されました。
総合評価
個人投資家の注目はあまり見られませんでしたが、2016年頃からの上昇は、割安成長株の面目躍如といった感じです。
2017年6月時点ではPER30倍近くまで買われたことで割安感はなくなってしまっています。
割安時に投資された方はホールドされるかもしれませんが、ここからの新規投資にはリスクが大きいと思われます。
材料に事欠かず、2014年時点でホールドを宣言されています。
震災からの復興、オリンピック特需、国土強靭化と事業環境は申し分なく、今後も成長が期待できる銘柄であるので、しっかりホールドしていきたいです。
引用元:成長株で億万長者
建設ICTへ注目されており、まず恩恵を受けた福井コンピュータと比べると未だ割安なシーティーエスに乗り換えています。
建設ICTの追い風はまだ続いていますので、恩恵を受ける銘柄は押さえておきたい。というわけで今は相対的に割安なシーティーエスに乗り換えています。現在PER11.9倍ですが、PER20倍1,400円くらいまではいけるかなと踏んでいます。
引用元:weboyajiの株式投資ブログ