ダイイチは、北海道の食品スーパー。帯広地盤で旭川、札幌にも展開。13年にヨーカ堂と資本・業務提携。
株主優待はVJAギフトカードまたは自社商品券または北海道特産品です。10年以上増収増益を続ける安定成長株です。
ダイイチの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
安定成長続く北海道の食品スーパー
帯広・旭川・札幌で展開するスーパー
ダイイチは帯広を地盤とし、旭川や札幌に進出している食品スーパーで、22店舗を展開しています。
少子高齢化、地方の過疎化が現在進行系で進んでおり、地方の食品スーパーは一般的に厳しい事業環境にあるとされています。
その中で、ダイイチは既存店売上が堅調で、少しずつ売上利益を伸ばしています。
少子高齢化が進むなかで、食品スーパーは、厳しい事業環境にあります。
そんななかで、ダイイチの強みは、堅調な既存店売上にあります。
たとえば、平成28年9月期なら、前年を下回ったのが1ヶ月だけです。店舗数自体は、スクラップ・アンド・ビルドはあるものの、22店舗と大きな変化はありませんが、既存店売上が成長をさせています。
10年以上の安定成長
ダイイチは10年以上に渡り、増収増益を続けています。
その理由は、個人経営店からシェアを奪取しつつ、全国規模の大手からはシェアを奪われない絶妙の立ち位置にあるからだと思われます。
個人経営店が淘汰された結果、チェーン店が需要を吸収していると指摘されています。
食品市場が伸びているというよりも、高品質と低価格を同時に求める顧客ニーズに対応できない個人経営店等が淘汰された結果、チェーン店がその分の需要を吸収(=シェア拡大)した結果であると想定されます。
引用元:経営コンサルの割安株分析
ダイイチはイトーヨーカドーと提携しており、全国規模の大手と競合することはないため、勝ち組な印象だと評価されています。
展開の小ささが引っかかるかもしれませんが、イトーヨーカ堂と資本業務提携というのは勝ち組な印象を誘います。
引用元:利回り生活
「惣菜」で利益率アップ
ダイイチは同業他社よりも利益率が高い傾向にあります。
その理由として「惣菜」の売上割合が高いという可能性を指摘されています。
他社と比較して利益率が高い要因はひくつかあると思いますが、食品スーパーの場合は「惣菜」の売上割合が多いという可能性が高いです。
引用元:経営コンサルの割安株分析
株主優待はVJAギフトカードまたは自社商品券または北海道特産品
株主優待は保有株式数に応じて、VJAギフトカードまたは自社商品券または北海道特産品がもらえます。
- 100株以上 VJAギフトカード1,000円相当
- 500株以上 VJAギフトカード2,000円相当
- 1,000株以上 4,000円相当の自社商品券またはVJAギフトカードまたは北海道特産品
北海道特産品についてはいくつかの選択肢から選べます。
ダイイチは北海道に本社がある会社なので、1,000株以上の保有になると北海道の特産品から優待を選ぶことができます。
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
1,000株以上の優待の北海道特産品について、農作物セットを紹介されています。
1000株以上でもらえる北海道特産品の中の農産物セットです。
昨年9月の決算から実に1年越しの優待品です。
たっぷりのジャガイモが楽しみですね。
引用元:タキの株日記
総合評価
増収増益を続ける安定成長ながら、2018年3月時点でPER9.6倍/PBR0.8倍の評価に留まっています。
安定成長とはいえ、成長率が非常に低く、株価評価に繋がらない印象です。
一向に株価が評価されないバリュートラップにはまる覚悟は必要ですが、大きくやられることはなさそうなので、優待目的に保有するのはアリだと思われます。
地方スーパーは全体的に割安に放置されており、ダイイチもその1つで、魅力的な優待バリュー株であると評価されています。
ダイイチは地味な地方スーパーで成長力もほとんど無いため、市場からはほとんど完全に忘れ去れらたような存在です。ただしっかりと利益を上げ続けていますし指標的にも十分割安ですし、私はとても魅力的な優待バリュー株であると高く評価しています。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
配当金の評価が低く、1,000株まで買い増ししたいものの配当利回りが低いことから断念せざるを得ないとコメントされています。
株価(1,324円)★★★☆☆:ほぼ横ばいです
配当金(1.62%)★★☆☆☆:今後も増やしてほしい
優待内容 ★★★☆☆:1,000株になると北海道の特産品に
参考指標:PER 8.4倍、PBR 0.73倍
総合得点(15点満点):8点
※ データは2017年12月26日終値時のものです
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
イトーヨーカドーとの提携、北海道の市場拡大によって、ダイイチは売上利益をまだ伸ばす余地がある一方で、PER評価は同業他社よりも低くなっており、株価上昇が望めると評価されています。
北海道は僅かなら市場が拡大しており、7&iグループという強力なスポンサーもいることから、寡占市場化に向けた戦いでシェアを拡大し、利益を享受できる可能性が高いとみています。
引用元:経営コンサルの割安株分析