大庄(9979)

大庄は、居酒屋大手。大衆割烹『庄や』『日本海庄や』『やるき茶屋』が3本柱。首都圏軸に全国展開。

株主優待は優待飲食券または産直品です。

大庄の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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店舗リストラによる採算性向上を目指す居酒屋大手

事業内容

大庄は、大衆割烹「庄や」「日本海庄や」「やる気茶屋」などの飲食事業を行っています。

食材の仕入れから店舗でのサービス提供まで一気通貫して手掛けています。

日本全国の産地から直接仕入れを推進し、自社物流により365日毎日配送する仕組みを構築しており、

  • 質の高い食材を仕入れ
  • 旬の食材に徹底してこだわる
  • 鮮度の高いまま全国のお店に発送

することができる強みを持っています。

家では手間がかかる、魚介系メニューを食べたいときに利用しているされているそうです。

腹いっぱい魚介系メニューを食べたいようなとき、に行ったりしています。まぁ、飲みに行くというよりは、家ではちょっと手間がかかるようなメニューをちょっとずつ食べたいようなときには便利な店です。

引用元:悠々自適な老後生活を目指すブログ

2017年8月期において、大庄グループ合計で686店舗を展開しています。

以下の店舗分布図を見て分かる通り、関東圏(特に東京・埼玉・神奈川・千葉)に多く店舗を展開しています。

大庄 店舗数 2017年8月期

大庄2017年8月決算期決算説明資料より抜粋

売上減少が続く

大庄の業績はここ10年間で売上が右肩上がりとなっています。2008年8月期には897億円あった売上高は2017年8月期には640億円にまで減少しています。

他の居酒屋チェーンの台頭や、従来お酒を置いていなかった業態が乗り出したちょい飲みブーム、消費者のコスト削減意識の高まり等もあって、業績は苦戦しています。

売上高も店舗数もジリ貧の状態が続いていると指摘されています。

大庄もその荒海を乗り越えることが出来ず売上高も店舗数もジリ貧の状態が続いています。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

2017年8月期についても直営店の店舗数が8店純減となっています。

「日本海庄や」「やるき茶屋」の2業態を中心に改装および閉店を進めており、直営店の店舗数も515→507店へ8店純減となりました。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

財務は安定的

店舗を減少させることで固定資産を減らしつつ、有利子負債も削減していることで財務の良化が進んでいます。

2017年8月期においては実質無借金経営であり、自己資本比率は57%となっており、外食チェーンとしては異例の財務となっています。

多少の赤字では減配にすらならないとコメントされています。

当社は外食企業にしては異例の自己資本比率52%を誇り、多くの不動産を保有しながらネット無借金という非常に体力のある会社であるため、多少赤字が出たくらいであれば、無配どころか減配にすらならないと考えられます。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

中期経営計画

大庄は、2020年8月期を最終年度とする4ヵ年の中期経営計画を発表しています。

2020年8月期において、売上715億円(年率+1%成長)、営業利益21.5億円(黒転)を目標値としていました。

これは下方修正されており、現状では2020年8月期において、売上698億円(年率+0%成長)、営業利益16.5億円(黒転)を目標値としています。

本中計では店舗数を減少させて採算を向上させるものとなっており、売上高はほぼ変わらないレベルを目指しつつ、営業利益を黒字転換させることを目指しています。

本中計自体は‘リストラ’計画的性質が強いことが影響しており、店舗数は541→495店へ50店弱純減させる計画であり、不採算店閉鎖と業態転換を進めるほか、一部店舗をFCに売却することにより、売上の嵩よりも収益性向上を狙う内容となっています。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

株主優待は優待飲食券または産直品

株主優待は保有株式数に応じて優待飲食券または産直品がもらえます。

  • 100株以上  2,500円相当
  • 500株以上  5,000円相当
  • 1,000株以上 10,000円相当

優待カタログが届き、その中に大庄各店舗で使える優待飲食券も選択肢として用意されています。

優待カタログ利用の紹介

産直品として、本格漬魚セットやロース肉味噌漬け、こだわりのパン「MIYABI」などを毎年選ばれているそうですが、それよりも優待券を選んで店舗で使用するのがいちばんお得であるとコメントされています。

いつも品物を選んでいますが、大庄の店舗で使える飲食優待券を選ぶこともできます。価格を考えると優待券が一番お得なのではと思います。

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

大庄の優待を使って、日本海庄やでランチ、MIYABIでパンを購入された様子を紹介されています。

大庄の優待でランチとパン

引用元:life-mimichi

優待飲食券の換金

オークション等に優待飲食券はよく出品されていますが、それでも人気が高いので額面の90%程度で売ることができるようです。

大庄の優待券は比較的人気が高いようで、ネットオークションなどでは額面の90%弱程度で取引されているようです。出品も多いようなので、手に入れるのもそこまで難しくなさそうです。

引用元:Money Lifehack

総合評価

苦戦が続く大庄グループですが、好財務であり、個人投資家には人気の高い優待となっています。

2018年6月時点でPER369倍/PBR1.68倍となっています。利益が小さい状態となっておりPER評価は意味をなさないと思われます。配当・優待利回りやPBR評価が妥当と思われます。

優待目的に100株を長期保有するのはアリだと思いますが、業績が低迷していながらも株価は高値圏にあるのでなかなか手を出しにくいです。

これまでどの優待を選んでも外れがなかったと高く評価されています。

株価(1,731円)★★★★☆:最近は横ばい
配当金(0.79%)★☆☆☆☆:少ないです
優待内容 ★★★★★:好きな優待銘柄の1つです
参考指標:PER 364.8倍、PBR 1.6倍
総合得点(15点満点):10点
※ データは2018年6月5日終値時のものです

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

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