ディップは、ネット特化で求人情報提供。アルバイトの『バイトル』主力。正社員求人、派遣、看護師紹介も。
株主優待は年2回(2月8月)でクオカードです。
2018年2月期で5期連続増配です。
ディップの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
ネット特化の求人情報サイト「バイトル」で急成長
事業内容
ディップは、インターネットやモバイルを媒体にして、求人情報を提供しています。
日本最大級のアルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」が主力で、他にも社員求人情報サイトの「バイトルNEXT」や「はたらこねっと」、看護師転職サイト「ナースではたらこ」等も運営しています。

株主通信(第21期報告書)より抜粋
アベノミクス開始とともに人手不足が深刻化しており、求人情報サイトを運営するディップの業績は絶好調です。
2018年2月期においても、主力の「バイトル」が業績を牽引しています。
バイトルのプロモーション
バイトルのプロモーションに関しては、AKB→乃木坂→欅坂と秋元康系アイドルグループが担っています。
バイトル自体の認知度向上に加えて、バイトルの新機能「しごと体験」「職場見学」の魅力を伝えるプロモーションを行っています。

株主通信(第21期報告書)より抜粋
2018年現在は乃木坂と欅坂の2グループ体制でプロモーションを行っています。
▼乃木坂編
▼欅坂編
景気変動の影響を受けるリスク
アベノミクス以降で最も株価が上がった銘柄の1つがディップです。
好景気・人手不足の波に乗って業績は急成長を遂げ、株価も高騰しました。
2015年時点で株価50倍を達成しました。
しかしディップ(2379)はなんと50倍です。頭がクラクラしますね。
2016年時点で株価100倍を達成し、四半期ごとの決算数値を振り返りながら成長株の研究対象としています。
株価が底値から100倍を達成したディップ
引用元:らうの投資メモ
しかし、一方で、景気悪化時に逆回転が起こるリスクも指摘されています。
アベノミクス以降の好景気が、会社の成長を後押ししています。
ただし、景気悪化時に、今のような成長が続くか見極めが必要かもしれません。
好財務
無借金経営でキャッシュを積み上げつつ、財務の拡大が続いています。
2018年2月期においては、キャッシュ147億円(cf. 時価総額1,660億円)を保有し、自己資本比率は72%となっています。
財務面は安定的と評価されています。
自己資本比率は5割台で、「現金等>有利子負債」と、財務面は安定的です。
株主優待はクオカード
株主優待は年2回(2月8月)で保有株式数に応じてクオカードがもらえます。
- 100株以上 500円相当
- 500株以上 1,000円相当
バイトルのプロモーションを担当している乃木坂のクオカードとなっています。
乃木坂のクオカードを紹介しつつ、欅坂も新キャラクターになったので次は欅坂のクオカードかも?とコメントされています。
2017年5月から乃木坂46を「バイトル」のイメージキャラクターに起用し、9月からは欅坂46を新キャラクターに起用したとのことです。ということは、次の株主優待のクオカードでは欅坂46がくるかもしれないですね。
引用元:株かけるIT
アイドルのオリジナルクオカードというこで、オークションで額面より高く売れるのでは?と思ったそうですが、意外に大量に出回っているため高値にはならないそうです。
オークションで高く売れるかな?と思いましたが、株主優待というのは大量に出回ってるせいかあまり高値にはなっていないようでした。
総合評価
ネットやスマホの普及と好景気・人手不足という2つの背景が見事にマッチし、驚異的な成長と株価高騰を実現しました。
2018年7月時点でPER18.8倍/PBR7.38倍となっています。まだまだ成長を見込むものの、会社規模が大きくなってきたこともあり、成長鈍化が懸念されます。
2015年までに株価は急成長し、その後は上下しながらも横ばいの傾向です。2018年1月に最高値を奪還しますがすぐに調整入りしており、株価に成長が追いつくのを待っている状態です。それでも業績は絶好調であり、再び最高値を抜けてくれば上値追いとなるものと思われます。
業績安定度は高いものの、割安感が低く、総合的には普通評価となっています。
【 きびなごの格付け 】 C
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:B
・財務安定度:C
・配当利回り:D
・割安感:D