ドトール・日レスホールディングスは、ドトール、星野珈琲店を展開しています。
安定的な業績と鉄壁の財務であり、星野珈琲店の成長が加わることで、さらなる業績向上が期待されます。
ドトール・日レスホールディングスの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
ドトールと星野珈琲店を展開
星野珈琲店が成長を牽引
ドトール・日レスホールディングスの業績は横ばい傾向でしたが、ここ数年は、星野珈琲店が成長ドライバーとなっています。2017年2月期には9年ぶりの最高益が見込まれています。
2011年に初出店したモーニングやスフレパンケーキが好評の星乃珈琲店が成長を牽引し来期は9年ぶりの最高益が視野に入っています。
引用元:おらんげんの投資ノート
安くて美味しいドトールと、高いけど美味しくてゆっくりできる星野珈琲店ということで住み分けがきっちりできていると思います。
ドトールのコーヒーはやっぱり安くて美味しい
星野珈琲は私の友人達の憩いの場になっている(若者層のスタバ、中高年層の星野珈琲!?)
鉄壁の財務と堅実経営
ドトール・日レスホールディングスは、ほぼ無借金経営で現金が積み上がっており、自己資本比率は約80%と鉄壁の財務となっています。
さらに、出店に関しても、好立地と想定されるマクドナルドの閉店跡地を次々と仕入れています。マクドナルドは元々好立地に店舗展開していますが、店舗の絞り込みということで、大量に閉店しています。その場所を狙うところに、ドトール・日レスホールディングスの堅実経営さと強かさが表れているように思います。
マクドナルドが日本で出店する際の場所選びというのは、物凄い市場調査を行い、マクドナルド社の相当厳しい基準をクリアしていないとダメだったそうです。
店舗って場所が命なんですよね。
現金と優良な土地を保有して、その上でカフェを展開している状態なのです。ということで、PBR1倍割れは買いと判断されています。
流動資産のうち現金および預金の割合は70%を超えていますし、固定資産のうち土地の割合は37%超、土地と建物(いわゆる不動産)の合計でみるとその割合は85%を超えてきます。
しいて言うならば、潤沢な現金を保持しつつ、不動産も所有して、その所有不動産をカフェという商売で活用している人、っていうことなんでしょうね。
株主優待はドトールで利用できるポイント
株主優待は、2015年まではドリップコーヒーなどの商品でしたが、2016年以降はドトールで利用できるポイント(プリペイドカード)に変更となりました。
この変更に関しては、2,500円相当から1,000円相当になったということで、個人投資家の間では改悪として捉えられているようです。
100株保有だと以前の商品詰め合わせは2500相当でしたが今回の優待では
1000円分となり利回り的には改悪となりました。
引用元:おらんげんの投資ノート
「一定の株式数を保有される株主様への還元率の向上と当社サービスをご利用いただくため」という理由で変更になったそうです。100株保有の株主は改悪になってしまいました。100株では一定の株式数としては認められないという判断ですね。
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
業績も財務も余裕がありますし、もう少し個人投資家に嬉しい株主優待に拡充してほしいものです。長期優遇がいちばんありそうな気がします。
優待もいずれはグループ会社全店で使用できるものに変わる可能性や
長期保有者優遇も加わる余地がありますのでこのままのんびりと
保有していきます。
引用元:おらんげんの投資ノート
総合評価
ドトール・日レスホールディングスは、安定的な業績と鉄壁の財務に、星野珈琲店という成長ドライバーが加わり、より強力になりました。
業績成長にかけてもよし、株主優待目的としてもよし、という銘柄になったと思います。
その分、株価が向上し、PER/PBRの指標的な割安さは薄れてきています。すでに購入済みであればホールドで全く問題ないと思います。
ドトール・日レスHDは、業績安定・財務良好・実用的で使いやすい優待内容の3拍子が揃った銘柄で、PF中位でホールドしていくのには何の不足も不満もない銘柄です。これからも優待を楽しみに末永く保有して応援して行く予定です。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
優待改悪から低評価となっています。
株価(2,078円):★★★☆☆ 少し戻してきました
配当金(1.44%):★★☆☆☆ 年間2円増配とのことです
優待内容:★★☆☆☆ 100株保有の場合、利回りがかなり下がってしまいました
参考指標:PER 17.6倍、PBR 1.02倍
総合得点(15点満点):7点
※ データは平成28年11月11日終値時のものです