ドリームインキュベータは、大企業向け戦略コンサルとVB投資・育成の2本柱。元ボスコンの堀氏が創業。ペット保険も。
不確定要素が多く、投資案件のEXITが起これば株価が跳ねるという材料株に分類します。
ドリームインキュベータの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
業績はEXIT案件次第でギャンブル感あり
コンサルとベンチャー投資が2本柱
ドリームインキュベータは、コンサル事業とベンチャー投資事業を行っています。
コンサル事業や傘下のペット保険が安定収益をもたらす一方で、多くの投資家の期待は不確定要素の大きいベンチャー投資にあります。
最大セグメントの保険が全社の売上を牽引しています。
コンサルティングは安定した売上を出しているものの、その他の事業が不安定な状況です。
引用元:経営コンサルの割安株分析
株価は上下動を繰り返していますが、これは投資先のEXITの思惑が主導となり、動いているものと想定されます。
引用元:経営コンサルの割安株分析
目下の注目はアイペットの上場
ドリームインキュベータのベンチャー投資案件で、目下注目されるのは、成長を続けているアイペットの上場(DIから見ればEXIT)です。
今期最大の焦点はアイペット上場の如何です。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
ペット保険の同業他社であるアニコムと比較すると、時価総額100~150億円相当と予想されています。しかしながら、現状ではアイペットの上場がいつになるかは分かりません。
アイペットの時価総額は100~150億円が相当と思われ、当社の持分で換算すると65~100億円はあるので、上場時には業績が大きくジャンプすることとなりますが、上場は早くて今期・遅くて来期という状況なので、現時点では不確定です。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
2018年3月22日にアイペットのマザーズ上場が発表されました。
事前に想定されていたことではありますが、株価は好感し、年初来高値を付けています。
アイペット上場にあたっては、ドリームインキュベータからの売出しはなく、キャピタルゲインを利確するのではなく、保有し続けることによって巨額の含み益が発生する状態となっています。
期待された大きなキャピタルゲインの獲得は当分見送りとなったものの、本年4月のマザーズ市場への上場に伴い、約80億円におよぶ巨額の含み益が発生したほか、この1Qには上場時の時価増資による持分変動益が5億円程度発生する見通しとなっており、今期の業績にもいくらか寄与する見込です。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
アイペットの次は?
アイペットの次に収益化が期待される案件として、2社を挙げています。
次の”玉”として期待出来そうなのが、ベトナム・タイ・インドネシア
の3国に70万人の会員を持つオンラインリサーチ会社「DI MARKETING」と
国内最大の電子チケットサービス会社である「ボードウォーク」です。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
総合評価
2018年6月時点での総合評価
期待されたアイペット上場が天井となり、株価は下落トレンド入りしています。
2018年6月時点でPER算出不可/PBR1.98倍となっています。四季報予想ではPER21.9倍です。
以前と総合評価に変化はなく、グッドニュースで株価が跳ねたら利確すべき銘柄だと思われます。
キャピタルゲインしか期待できない銘柄なので、値上がりしたらさっさと売るべきとコメントされています。
私が思うに、ここの株は値上がりしたらさっさと売るべきだと思います。というわけでプラテンしたら早い時期に売りたいです。
引用元:干物女の投資日記
2017年7月時点の総合評価
個人投資家にとっては、DI社の売上・利益を推定することは至難の業であり、良いEXIT案件が発生すれば株価が跳ねるという、ややギャンブル的な銘柄だと思います。
手出し無用だと思いますが、どうしてもベンチャー投資にひと噛みしたい!という個人投資家にとっては選択肢の1つなのかもしれません。
バリュー投資ではなく、一発狙いと評しています。
DIへの投資はバリュー投資ではなく、あくまで”一発”を狙うベンチャー投資であるということです。
引用元:経営コンサルの割安株分析
ひふみ投信が5%以上の大量保有報告を出しましたが、普段ひふみが買うような銘柄ではないと指摘されています。
ひふみにとっても、プラットフォームの一部分にベンチャー投資を入れておきたいという意図なのかもしれません。
足許ではレオス・キャピタルワークス(ひふみ投信)が5月9日に5.19%の大量保有報告を出してきています。当社は業種上、業績の振れ方がかなり激しく、普段ひふみが買うようなタイプの会社ではないのですが
引用元:なちゅの市川綜合研究所