ダイドーグループホールディングス(ダイドーGHD)は、飲料売上の8割超が自販機販売、製品ではコーヒーが過半。子会社で医薬品関連事業も展開。
株主優待は年2回(1月7月)で自社グループ商品です。
ダイドーGHDの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
自販機販売中心の飲料メーカー
事業内容
ダイドーGHDは、自販機販売を主とする国内飲料事業が主力で、海外飲料事業、医薬品関連事業、食品事業も手掛けています。
国内飲料事業
売上比率で70%以上を占める中核事業です。
自販機を主力販路としており、コーヒー飲料を中心に商品ラインナップを取り揃えています。
IoT自販機と呼んでいるポイントを貯められる自販機の投入も行っています。
スマホアプリを入れてポイント貯める楽天ポイントなどと交換できる。というものでした。
確かにそれですとお得ですが自販機でスマホをかざすのってめんどくさくないかなあ。とも思います。
引用元:Kabu Berry
海外飲料事業
トルコ、マレーシア、ロシア、中国の飲料市場に参入・展開しています。
トルコ市場での成長からEU圏への進出、イスラム圏であるマレーシアを戦略拠点として中東・ASEANへの進出をそれぞれ目指しています。
医薬品関連事業
ドリンク剤の研究・開発・製造を行っており、OEMビジネスを展開しています。
また、新規ビジネスとして希少疾病用医薬品事業への参入を2018年3月に発表しています。2019年7月より参入予定です。
食品事業
たらみゼリーが高い知名度であり、フルーツゼリー市場において圧倒的なトップシェアを維持しています。
財務は安定的
利益は安定しないものの、黒字は確保できており、営業CFも常にプラスであるため、財務は安定的です。
2018年1月期においては、実質無借金経営となっており、自己資本比率は52%となっています。
中期経営計画
ダイドーGHDは、2019年1月期を最終年度とする5ヵ年の中期経営計画を発表しています。
2019年1月期において、売上高2,000億円(年率+5%成長)、営業利益80億円(年率+6%成長)を目標値としています。
4年目となる2018年1月期においては、売上高1,727億円、営業利益49億円に留まっており、最終年度となる2019年1月期は増収増益を見込みますが、中計目標には全く届かない業績予想です。
中計策定前年の2013年1月期における営業利益79億円を超える目標でしたが、この水準の利益達成にはまだまだ時間を要すると思われます。
株主優待は自社グループ商品
株主優待は年2回(1月7月)で、100株以上で一律、3,000円相当の自社グループ商品(飲料・ゼリー等)がもらえます。
権利確定日は月末ではなく、20日であることに注意です。
2017年7月分を紹介されています。
ちなみに今回のラインナップはこうなっています
引用元:主婦りんごの株主優待生活
必ず大安に到着するこだわりがあるそうです。
ダイドーグループホールディングスは必ず大安に到着するように送ってくれます。
引用元:子育てしながら株主優待で億り人
総合評価
成長期待は無いものの、安定的な業績・CF・財務であり、年2回の株主優待があるため、個人投資家には人気の銘柄です。
2018年6月時点でPER30.0倍/PBR1.20倍となっています。PBR1倍+αの評価という印象です。BPSの伸びとともに株価も緩やかな右肩上がりを続けています。
3年ほど続いた5,000~6,000円のBOXを抜けて、6,000~7,000円のBOXに移行したものと思われます。