ヒガシトゥエンティワンは、大阪市東区(現中央区)の運送13社統合で設立。株主の日生、関電等が大口客。福祉分野に進出。
株主優待はクオカードです。1年以上で長期優遇もあります。
ヒガシトゥエンティワンの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
運賃値上げと人件費増の綱引きが続く
事業内容
ヒガシトゥエンティワンは、輸送事業、倉庫事業を基幹事業としながら、商品販売・その他事業へ進出しています。
輸送事業
近畿地区及び中部地区の新聞配送、ビールメーカー及び飲料会社の配送、製鋼所の非鉄金属の輸配送等の陸運業務を行っています。
また、事務所移転・引越事業も行っており、業務に支障をきたさないプランニング、各官庁への手続き、事前・事後処理に関する業務までトータルにサポートしています。
倉庫事業
製鋼所、家電メーカー、コンビニの物流センター等、顧客の商品に適した保管・管理方法を提供しています。
静脈認証システム・24時間監視体制の警備システムを備えるセキュリティの高いトランクルームも運営しています。
商品販売・その他事業
福祉用具レンタル事業、駐車場事業、IT関連事業、ビル内デリバリー事業等を行っています。
財務は安定的
毎期FCFを創出し、キャッシュを積み上げることで、財務の改善が続いています。
2018年3月期においては、実質無借金経営となっており、自己資本比率は54%となっています。
財務面は安定的と評価されています。
自己資本比率は5割台で、財務面は安定的です。
また、現在の株価は、PBRが1を下回り、資産面から割安感があります。
中期経営計画
ヒガシトゥエンティワンは、2021年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。
2021年3月期において、売上高250億円(年率+6%成長)、経常利益8.6億円(年率+2%成長)を目標値としています。
引続き労働力不足が深刻化する中で人材獲得が課題となっており、売上高の伸びに比べて利益が伸びないのは、人材の採用・育成に費用をかけるためと推察されます。
株主優待はクオカード
株主優待は保有株式数と継続保有年数に応じてクオカードがもらえます。
- 1年未満
- 500株以上 1,000円相当
- 1,000株以上 2,000円相当
- 2,000株以上 4,000円相当
- 1年以上
- 500株以上 2,000円相当
- 1,000株以上 3,000円相当
- 2,000株以上 5,000円相当
総合評価
人手不足が深刻化している陸運事業者です。ネット通販の拡大で陸運はますます重要となるため売上は拡大していますが、人件費が高騰しており利益成長には繋がっていません。
2018年7月時点でPER13.0倍/PBR0.85倍となっています。
2016年前半を底として株価は右肩上がりとなっています。利益停滞が続いているため、指標的な割安感はあるものの、PBR1倍を超えていくには材料不足と思われます。
万年不人気で成長力もあまりないものの、指標的にまずまず割安だとコメントされています。
ヒガシ21は地味な運送会社ですが、過去安定してしっかりと利益を出し続けており、指標的にもまずまず割安です。万年不人気で成長力もあまり無いため大きく株価上昇を狙えるような銘柄ではないですが、PF中位の一角でホールドしていくのに何の心配もない、実力派の優待バリュー株であると評価しています。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
全て普通評価となっています。
【 きびなごの格付け 】 C
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:C
・財務安定度:C
・配当利回り:C
・割安感:C