インベスターズクラウド(1435)

インベスターズクラウドは、アパート経営プラットフォーム「TATERU」をWeb展開しています。

IT企業のような社名で建設・不動産業を生業とするクソ株風味のグロース株です。マイナス金利を背景に急成長していますが、不動産投資市場が反転するリスクが伴います。

インベスターズクラウドの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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2015年IPO

インベスターズクラウドは2015年にマザーズに上場しました。

上場初日

公募価格1,870円に対して、初値3,615円(公募比+93.3%)と高い評価を得ました。初値を付けた後は株価暴落となり、終値では2,920円となりました。

IT企業のような社名と初日の動きからネタにもされました。

社名はオシャレIT企業だけど中身は大東建託そっくりさんのインベスターズクラウド、アパートでなく一番上から2時間かけて落下する絶叫マシーンを建設

引用元:市況かぶ全力2階建

東証1部昇格

上場初日は荒れたものの、その後は堅調な推移を辿り、1年後には東証1部昇格を果たします。

新規上場してから1年後の昇格は定番となっています。そのため、2016年末の上場候補としてインベスターズクラウドは挙げられており、意外感はあまりなかったようです。

サラリーマン不動産投資家を対象とするビジネス

インベスターズクラウドは、サラリーマン不動産投資家を対象として、土地購入からアパート建設・管理まで一貫してサポートするというビジネスです。

ビジネスモデル

インベスターズクラウドのビジネスモデルは、サラリーマン不動産投資家に対して、土地購入からマンション建設・管理までを一貫してサポートし、建設・管理の部分で収益を上げるものです。

「土地購入〜建設〜入居募集〜管理」を一貫して請負うという利便性で、サラリーマン不動産投資ニーズを掘り起こして国内トップクラスの急成長を遂げる。

引用元:すぽさん投資ぶろぐ

ビジネスモデルをまとめると以下のようになります。

土地購入はマッチングに徹して在庫リスクを負わずに間口を広げる一方で、建設以降のプロセスはインベスターズCしか選択できないようにすることで、効率よく売上/収益を生み出している。

引用元:すぽさん投資ぶろぐ

インベスターズクラウドのビジネスの対象は、サラリーマン不動産投資家です。土地を持っていないが資産形成に興味がある層です。競合企業としてシノケングループが挙げられます。

そのようなサラリーマン不動産投資家にとって、マンションから収益を上げるまでには多くの壁があり、その壁をすべて乗り越える助けをするのがインベスターズクラウドと言えます。

私がインベスターズクラウドのビジネスを眺めての一番の印象は「至れり尽くせりだなぁ」です。
サイトを登録をすると、土地購入〜デザイン建築〜入居募集〜管理まで全て会社が面倒をみてくれます。投資家はまるで住居を買うような気分でアパート経営ができるわけです。ターゲットは主にアマチュアで、上場時の「成長に関する説明資料」では約9割がサラリーマンでほぼ兼業投資家が利用しています。(おそらく投資効率の点ではプロレベルに達しないということだと思います。)

引用元:すぽさん投資ぶろぐ

急成長&好調な受注残

上記のビジネスモデルで急成長を遂げているインベスターズクラウドは、2016年度も最高益の見通しを発表しています。受注残も順調に積み上がっており、さらなる収益拡大が見込まれています。

この受注残を見ると去年の1.6倍ほど高い位置からスタートできます。
それで売上が1.3倍というのはかなり固いのではないかと思います。

引用元:KabuBerry

サラリーマン不動産投資ビジネスのリスク

ビジネスモデルは優秀であるという評価ですが、リスクもあります。

リスクの1つは、アパート・マンションの借り手側についてです。インベスターズクラウドは不動産投資家側(=貸し手側)をサポートするビジネスですが、借り手がいなければビジネスが上手く回りません。

不動産投資市場が加熱化している昨今において、今後の不動産投資市場の動向が、インベスターズクラウドのビジネスにも直結します。

優秀な企業だが「インベスターズCはサラリーマン投資家を創造しているが、借り手を創造しているわけではない」ため、不動産投資市場の動向の影響は避けられない。 不動産投資市場は加熱気味で利回りが低下しており、金利上昇・空室増加・値下げといったリスクを許容できるバッファは少なく、不動産投資市場が反転した時にサラリーマン投資家市場が一気に冷え込む可能性もある。
2〜3年は急成長が続くことも十分に考えられるが、反転リスクを意識した投資をせざるを得ない。

引用元:すぽさん投資ぶろぐ

不動産投資の観点から

実際に不動産投資を行っている方々の視点も重要です。

実際にインベスターズクラウドでアパート経営をされている方

すぽさん投資ブログにてインベスターズクラウドの議論を行っている最中に、実際にアパート経営を行っているという方が現れました。

真偽は分かりませんので注意が必要です。文面からはマイナスイメージが見られます。(それならなぜインベスターズクラウドでアパート経営を決めたんだ?という疑問も湧きます。)

まずは、土地+アパート建設の費用です。サラリーマンということで銀行借り入れを行って資金調達したようです。

インベスターズクラウドは、土地のマッチングでは仲介手数料は取らないのではないか?という議論がありましたが、この方は否定されています。

土地価格が3,000万円強、建物価格が4,000万円強で計8,000万円弱でした。
土地価格に対して仲介手数料3%+6万円がかかります。
インベスターズクラウドに仲介手数料として100万円強を支払いましたので、仲介手数料を放棄しているという解釈は誤りです。

引用元:すぽさん投資ぶろぐ

8,000万円のマンションで家賃は5.5万~6万円ということです。

また、家賃については55,000円から60,000円くらいです。

アパートに関しては、今の時代はどこにでもありそうなデザイナーズアパートですので、それだけで競争力があるとは思えませんでした。

引用元:すぽさん投資ぶろぐ

5%はインベスターズクラウドに取られるので、不動産投資家の取り分は5.2万~5.7万です。利回りについては以下のようにコメントされています。

利回りが魅力的なのかは人それぞれだと思いますが、不動産投資としては物足りない数値ではないかと思います。

表面利回りは約6%、実質利回りは約5%です。

引用元:すぽさん投資ぶろぐ

次に、銀行融資に関するリスクも指摘されています。不動産投資に過熱感があることは随所で指摘されていますし、銀行へのお達しと対応にも納得感があります。

私のような会社員がアパート経営をする際、多くの場合、銀行からの融資を受けると思います。私がアパートを購入したときは銀行がアパート経営への融資に積極的だったため運良く融資を受けることができましたが、営業担当者によると、現在はアパート経営への融資が増えすぎていると金融庁からのお達しがあり、年収700万円以上や1,000万円以上など融資基準を厳しくしたり、アパート経営への融資をしないという銀行も出てきているとのことです。

引用元:すぽさん投資ぶろぐ

インベスターズクラウドの手掛けるデザインアパートを見学された方

デザインアパートを実際に見学された方もいらっしゃいました。

仙台市の1K物件で、賃料は5.3万円とのことです。6帖の1Kであり、5.6帖のロフトもついていて、単身者(学生~若手社会人)にとっては、家賃次第では非常に魅力的な物件だと思います。

写真も豊富なレポートです。

マザーズ上場企業インベスターズクラウド。アパート経営プラットフォーム「TATERU」の運営で有名な同社ですが、その強みであるデザインアパートについて見学する機会がありましたので、今回はそれをレポートしていきたいと思います。

引用元:ゆとり世代の投資家jun

インベスターズクラウドに資料請求をされた方

インベスターズクラウドに資料請求し、不動産投資を検討されています。

資料はデザイン性が高く、上手くまとまっていて、クオリティーは問題ないとのことです。

インベスターズクラウドの資料はサイト同様、デザイン性は高く、アパート経営というより、
マンション経営でよく見るクオリティーに似ています。

引用元:FREEEDA

資料のクオリティーも中身も特に問題は見当たらない内容でした。
ただ、つかみ所がないというべきなのでしょうか?魅力的な内容が特になかったのもまた事実です。
好印象ですが、足を運ぶほどの魅力を感じとれなかったので、会員登録を行いつつ見守る形になりそうです。

引用元:FREEEDA

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