エコス(7520)

エコスは、東京・多摩地区から北関東へ展開する食品スーパー。M&Aで成長、傘下に複数の同業子会社。

株主優待は優待券またはお米です。

エコスの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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地方スーパーの割安訂正は起こるか?

事業内容

エコスは、エコス、たいらや、マスダというスーパーを展開しています。

東京多摩地区から北関東を地盤としており、2018年5月時点で合計113店舗となっています。内訳は以下の通りです。

  • 東京:15店舗
  • 埼玉:18店舗
  • 神奈川:3店舗
  • 千葉:8店舗
  • 茨城:35店舗
  • 栃木:32店舗
  • 福島:2店舗

財務はイマイチ

財務的には、有利子負債が多めで自己資本比率が低く、イマイチな状況が続いています。

スーパーの土地・建物である固定資産が大きなウェートを占めており、それらの費用を借入金で賄ってきたため、財務的なリスクが高めです。

2018年2月期においては、自己資本比率30%となり、少しずつ回復しています。

財務面では、自己資本比率が2割台で、有利子負債はやや多めです。

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

割安放置

2012年以降では、売上は横ばいながらも営業利益は右肩上がりとなっており、利益率改善による利益成長が見て取れます。

株価も2014年頃まで緩やかな右肩上がり程度であり、PERやPBRでは指標的な割安感を指摘する声が多い銘柄でした。

指標的に割安に放置されている一方で、筋肉質な経営に変化しており利益が出ていると評価されています。

指標的に十分に割安で総合利回りもまずまず 出ている。更にこの数年で「経費削減や管理強化、店舗のスクラップ&ビルドや改装などの地道な努力の積み重ね (IRへの取材より)」によって、以前とは見違えるほどに利益が出る筋肉質の体質に変貌 している。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

食品スーパーという業種柄、斜陽産業と思われて割安放置されていると指摘されています。

また、食品スーパーは斜陽産業に思われ、株価が割安に放置されている銘柄も多いのも、投資家によっては魅力的です。

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

2006~2012年頃に業績が低迷した時期があり、そこに戻る懸念が織り込まれているため、低PER評価なのではないかと指摘されています。

で、低PERだね。たぶん過去の低迷時に戻る懸念が織り込まれていると見るべきか?その辺警戒しつつなら悪くなさそう・・とは思います。

引用元:大河の一滴

割安訂正

割安放置されていたエコスですが、ここ最近で2度の割安訂正が起こっています。

1回目は2015年末です。2016年2月期には大きな利益成長(営業利益で24億円→35億円)であったために、これを織り込む形で2015年は株価上昇の年となりました。

その後、利益成長が停滞したため、株価も下落し、また割安なゾーンに入りました。

そして2回目の割安訂正が2018年4月です。2018年2月期決算が発表され、順調な利益成長が確認できたこと及び、2019年2月期も利益続伸する計画が示されたことで、株価高騰しました。

株主優待は優待券またはお米

株主優待は保有株式数に応じて優待券またはお米がもらえます。

  • 100株以上
    • 優待券30枚(3,000円相当)
    • またはお米2kg
  • 1,000株以上
    • 優待券100枚(10,000円相当)
    • またはお米4kg
  • 10,000株以上
    • 優待券200枚(20,000円相当)
    • またはお米8kg

優待券を利用可能な地域に住んでいない場合は、お米の優待を受け取ることになるかと思います。

お米の方が利回りが低そうではありますが、おいしいお米で満足されたというコメントもあります。

普段買っている2キロで780円〜980円のお米に比べて断然おいしかったです!!!

引用元:配当金だけで生活できるその日まで

また、定期的にお米がもらえる優待銘柄としてホールドする理由にもなっているようです。

お米2キロはスーパーで1,000円くらいで売っているので配当・優待合わせた利回りは3.81%とさほど高くありませんが、お米って重いですし定期的に届いたら嬉しいので、お米が貰える優待株がずっと欲しいと思って探していました。

引用元:配当金だけで生活できるその日まで

無洗米を選べるのが良いと評価されています。

2・8月優待のエコスからお米2kgが届きました。

無洗米を選べるのがこの優待のいいところ。

引用元:三十路夫婦のセミリタイアを目指す株投資日記

総合評価

人口が減少しにくい北関東を地盤としており、景気にも支えられて利益成長中です。好決算&好見通しが示されたことで、2018年4月に割安訂正が起こりました。

しかしながら、2018年5月時点でPER7.7倍/PBR1.7倍となっており、未だに割安感は残ります。利益成長分だけ株価も上がったとも考えられ、PER的には未だ評価不十分と思われます。

逆に言えば、市場は、固定資産の減損リスクや、利益成長の鈍化(または減益)リスクを気にしたままであるということでしょう。

PER10倍程度まで買われることはありうると思いますが、それを実現させるカタリストが無いこともまた事実です。長くなるのも覚悟してバイ&ホールドで臨む戦略であれば投資するのもアリかと思います。

①指標的に割安感がある、②同業他社と比べて割安感がある、③東京多摩地区から北関東という地盤の良さ、④営業CFが常にプラスであることの4点から、エコスを超主力として投資されています。

「いぶし銀」で激渋な魅力に溢れたエコスを、これからPF最上位の一角として、十分に集中しながらホールドして戦っていく所存です。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

ファンダメンタルズ的には買いでよいが、株価を押し上げるようなカタリストはないと指摘されています。

株価を押し上げるようなカタリストは無いです。
市場でスーパーの銘柄が人気したときに買われる程度でしょう。

引用元:ミドル投資ブログ

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