イーエムシステムズ(EMシステムズ)は、調剤薬局向けシステム開発、販売、メンテの大手、国内シェア3割と首位。医科システムを拡大。
株主優待はありません。2018年3月期で8年連続増配です。
EMシステムズの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
完全クラウド化移行を見極めるステージへ
事業内容
医療・介護業界において、調剤薬局、医科、介護の3分野でシステム事業を展開しています。
2008年頃を境にして、フロー型ビジネスから、初期料金+課金性のストック型ビジネスへと移行したことで、2012年頃から安定的に増収増益を達成してきました。
次は2018年頃を境にして、完全クラウド化・完全ストック型ビジネスへと進化することを明言しています。
ストック型ビジネスということで個人投資家に人気なビジネスモデルです。
課金システムが初期費用+月額費用という俺の好きなビジネスモデルなので、とても期待している。
引用元:わたしの年収は53万です
不動産収入
新大阪の本社ビルにテナントを入れることで賃貸収入も得ています。
2018年3月期において、本業の営業利益が30.6億円であるのに対して、不動産利益は5.8億円ほどと小さくない利益貢献を果たしています。
鉄壁財務
実質無借金経営が続いており、キャッシュを蓄積しています。
2018年3月期で自己資本比率73%、キャッシュ85億円(cf. 時価総額390億円)となってます。
財務は全く問題なしと評価されています。
財務は全く問題なし。現預金>負債総額です。有利子負債も極少。
引用元:バネ男の株のアレ。
中期経営計画
EMシステムズは、2023年3月期を最終年度とする5ヵ年の中期経営計画を発表しています。
2023年3月期において、売上高180億円(年率+5%成長)、営業利益46億円(年率+8%成長)を目標値としています。
しかしながら、1~2年目は減収減益想定であり、その後に急激な増収増益の絵を書いています。中計前半において完全クラウド化のための投資が必要となるためですが、2年間の減益想定を出されると手は出しにくいです。
中計の目標達成がやや不確かであると指摘されています。
僕が不勉強なのもあるのですが、中計の目標達成がやや不確かな感じがします。調剤薬局でのシェアの高さが、どこまでほかの分野で生かせるか、進捗を注目しましょう。
引用元:バネ男の株のアレ。
総合評価
ストック型で順調に成長してきましたが、2019年3月期よりクラウド化移行の投資が始まり、変革期となります。
2018年5月時点でPER26.6倍/PBR2.48倍となっています。今期減益想定となったことでPERが高くなっています。
2期連続の減益想定となるため、今後は収益回復を見極めていく必要があります。
来期(2020年3月期)まで減益予想であるため、今買うには厳しいとコメントされています。
リバイバル銘柄としてピックアップ。財務・CFは問題なしですが、今期の業績予想が減収減益…。説明資料でも、来期まで減益予想なのは、今買うには厳しいですね。
引用元:バネ男の株のアレ。