エンビプロ・ホールディングス(エンビプロHD)は、 建築廃材や廃車を収集し、鉄くずなどに分別して販売。韓国など海外向けが主。中古車輸出も。
株主優待はクオカードです。
エンビプロHDの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
資源のリサイクル屋
廃棄物受け入れ→リサイクル→販売
エンビプロHDは、傘下のエコネコルを中核会社として、多種多様の廃棄物を受け入れ、グループ会社のリサイクル設備で再資源化を行っています。
資源価格の高騰の影響から注目を集めています。
景気がいい。→ものをつくる。→資源が必要。
というとてもわかり安いサイクルにはいっているのかもしれないですね。
ということは再利用される資源のリサイクルも重宝されるわけで。。
引用元:Kabu Berry
鉄スクラップの高騰
特に注目されるのはエンビプロHDの主力事業でもある鉄スクラップの動向です。
2017年には鉄スクラップ価格が高騰し、エンビプロの業績も急伸しました。
鉄スクラップ価格が
25000円→32500円
に高騰と書いてあります。凄い伸びです。
引用元:Kabu Berry
鉄スクラップ価格が急騰するにつれ、エンビプロの業績も向上しています。
増益予想についてはまだまだ保守的であり、通期では大幅アップが見込めると評価されています。
7-9月期でこれだけよかったのに、通期では前年同期比10%程度しか増益を見込まない(会社、四季報とも)のは、納得しがたい。
鉄スクラップ価格が7-9月期に比べさらに大幅に上昇していること、加えて直近の12月は大幅にアップしたことから、私は上記のような予想をするわけである
引用元:鎌倉雄介の株道場
鉄スクラップ価格の推移については、月次で確認可能です。
新事業への期待
鉄スクラップについては価格動向が業績に影響を与えるため、一時的な増益要因とも考えられます。
エンビプロHDは資源価格に左右されない安定した業績推移を目指しており、新事業へ次々と進出しています。
市況に業績が大きく左右される廃品回収業的業態からの脱却を着々進めており、今期業績の驚異的大上方修正期待と相まって、株価は、こんなところにいつまでも安住はしていないだろう。
引用元:鎌倉雄介の株道場
中でも、電気自動車に利用されるリチウムイオン電池に関するリサイクル技術・事業化が最も注目されています。2018年1月に株式会社VOLTAを設立し、事業化を行っています。
株式会社エコネコルでリチウムイオン2次電池の負極材のリサイクル並びにリチウムイオン2次電池の正極材に含まれるニッケル、コバルト等の回収の実証・研究を実施した。今後、電気自動車・定置用蓄電池等の普及により需要の急拡大が予想されるリチウムイオン2次電池をリサイクルし有用金属を回収することを目的として、子会社を設立する。
引用元:株得
株主優待はクオカード
株主優待は100株以上でクオカード1,000円分です。
2017年11月の新設ですので、次回2018年6月末基準が初優待となります。
5698 エンビプロ・ホールディングス 平成29年11月13日 株式分割、定款の一部変更、配当予想の修正及び株主優待制度の新設に関するお知らせが発表されました。
引用元:分かりやすい株主優待のブログ
総合評価
資源価格のブレがリスクではあるものの、2017年以降の鉄スクラップ価格の高騰に対しては恩恵を受けています。電気自動車というテーマでも今後は注目を集めそうです。
業績の先読みは難しく、鉄スクラップ価格の月次推移に注目が必要です。とはいえ、現状で好調なのは確かですし、優待新設や分割を行ったことから考えると東証1部昇格も視野に入れているものと思われます。
業績好調・昇格期待・小型株として個人投資家好みの銘柄です。
業績好調よりも分割と株主優待の新設に注目すべきであり、カタリスト豊富と評価されています。
業績が好調なのもそうですが、もっとも注目すべきは分割と株主優待の新設でしょう。四季報での増額期待と分割マジック、さらには優待で下支えし、昇格期待でさらなる上昇とカタリスト豊富です。ネックはスクラップなどの市況の動きでしょうか。
引用元:バネ男のディフェンシブ投資日記