日本エスリードは、マンション企画開発、販売が柱。大阪府での供給戸数トップ級。森トラストの連結子会社。
好財務で安定感のある不動産銘柄で優待銘柄としても人気があります。株主優待はカタログギフトです。
日本エスリードの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
好財務の不動産銘柄
関西でマンションを企画販売
日本エスリードは関西でマンションの企画販売を事業展開しています。大阪では供給戸数トップ級です。
ファミリー型・都市型マンションの分譲がメインですが、自社保有マンションで賃貸事業を展開していたり、古いマンションを建替え分譲するといった事業も行っています。
森トラストの連結子会社
2013年に森トラストによるTOBにて、同社の連結子会社となりました。
森トラストの連結子会社となったことで、連携強化が期待されています。
リフォーム事業の堅調な推移や親会社である森トラストとの連携強化など今後に期待ができます。
引用元:株主優待?何それ?美味しいの?
一方で、森トラストが現金を必要としていないため、子会社である日本エスリードの配当金をアテにする必要はなく、結果として日本エスリードの配当金が一向に上がらないという事態になっています。
親会社が財務的に現金を必要としていないことが理由として大きいと思われ、当社はマンデベにも拘わらず、相当余裕のあるネット無借金状態となっています。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
不動産銘柄に珍しい好財務
不動産銘柄は借入金によって不動産を開発または購入することで、レバレッジをかけた経営を行うのが一般的です。
そんな中で、日本エスリードは、不動産銘柄に珍しい好財務です。
借入金よりも現金の方が多く所有しているため実質無借金である上に、自己資本比率は50%を超えています。
自己資本比率は50%を超えており、財務安全性は安心できる内容です。
引用元:株主優待?何それ?美味しいの?
さらに、キャッシュフローも優秀で、営業CFがプラスが続いてることにも安心感があります。
CFは不動産の会社にしてはかなり良さそう。ほとんどの期で営業CFがプラス。財務CFもマイナスが多く、有利子負債は借りるより返すほうが多いという状況です。
引用元:バネ男のディフェンシブ投資日記
2018年3月期は1Qから絶好調?
2018年3月期の1Q決算が、2017年7月に発表となりました。
売上高+159%、営業利益+682%という驚異的な伸びですが、これは不動産銘柄にありがちな、販売時期(計上時期)によるものです。
このままの勢いで通期業績になるわけではないと指摘されています。
売上高が前年同期比約2.5倍の139億円、経常利益は同8倍の17.4億円と足許は破竹の好業績で進捗していますがこれは販売用のオフィスビルを2棟(売却額は推定80億円)を卸した影響でこの業績モメンタムのまま通期業績が走る訳ではない点は要注意です。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
1Qほどでは無いにしろ、業績は絶好調であり、2018年3月期も最高益を見込んでいます。
前期に予想以上に数字を作ったにも関わらず、今期の販売用不動産は前年同期並の250億円を手当していると指摘されています。
2018年3月期の売上高は前期比22.1%増の480億円、経常利益は同28.6%増の65億円を予想しています。王寺(76戸)、宝塚(60戸)、守山(52戸)をはじめとした引き渡し戸数は約1,860戸を見込んでおります。前の期に予算以上に数字を作ったため、販売用不動産の在庫が懸念されますが、大よそ前年同期並みの約250億円を手当している状況です。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
株主優待はカタログギフト
株主優待は3,000円相当のカタログギフトで、特に、季節のフルーツが多く掲載されています。
お届け月限定商品という、その月の旬のフルーツを選ぶことができます。
日本エスリードの優待カタログは『お届け月限定商品』っていうのがあって、その月の旬のものが旬の時期に届くようになっています。
旬の果物が貰えるとあって、優待投資家からは人気の高い銘柄の1つです。
私は毎回日本エスリードの優待では旬の果物を選択しています。瑞々しくて美味しいものばかりです。いくつか実際例を見ておきましょう。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
総合評価
不動産銘柄に珍しく、好財務であり、優待利回りが高いため、安心感があります。
2016年後半から見直されて株価上昇しましたが、2017年8月時点でもPBR1倍割れ、PER7.1倍と割安感があります。
上記のように安心感・割安感があるため、人気の優待を貰いながら長期ホールドできる銘柄であると思います。
財務状態が良く、割安感があり、総合利回りが高く、素晴らしい銘柄と評価されています。
日本エスリードは指標的に極めて割安で、総合利回りは高く、また業績不安定なところが多いマンションディベロッパとしては特異的に財務状態が良くて業績推移も安定している、という素晴らしい銘柄 です。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
成長期待があり、配当優待利回りもよく、株価に割安感があるため、総合的に優秀な銘柄であると評価されています。
全体の指標面で優秀な銘柄なので、購入をおすすめできます。
引用元:株主優待?何それ?美味しいの?
成長株でありながら割安であり、PBR1倍割れの安心感があると評価されています。
割安な成長株としてピックアップ。直近の決算が好調で、指標的にも割安感が出ています。ここはすごく財務が良く、それでいてPBR1倍割れなのは安心感がありますね。
引用元:バネ男のディフェンシブ投資日記
財務が良化する一方で、株主還元が低いことについては、親会社(森トラスト)のさじ加減ひとつであるため、株主優待以外に用がないと指摘されています。
財務は極端なまでに良化する一方で、低い株主還元と資本効率が気になりますが、今後も改善の見込みは薄く、親会社のさじ加減ひとつですので、そういう意味では株主優待以外は用のない銘柄とも言えます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所