ファルコホールディングス(4671)

ファルコホールディングス(ファルコHD)は、臨床検査受託大手、調剤薬局も展開。傘下の示野薬局を13年12月譲渡しドラッグストア撤退。

2017年3月期で5年連続増配です。株主優待は年2回(3月9月)でクオカードです。

ファルコHDの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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ドラッグストア撤退し、臨床検査受託と調剤薬局を展開

2013年にドラッグストア撤退

ファルコHDは、臨床検査受託を主軸として、調剤薬局およびドラッグストアを展開していました。

2013年12月にドラッグストアを譲渡して撤退となり、2014年3月期には特別利益を計上しました。

翌期の2015年3月期からはドラッグストア分の売上が剥落したものの、利益面では横ばい傾向となっています。

臨床事業のコスト削減が進む

利益面を支えているのは臨床事業です。

2017年3月期においては、減収ながらコスト削減により増益を確保しました。

主力の臨床事業に関しては、受託検体数の伸び悩みにより減収となったものの、原価の低減や人件費減少により増益を確保しました。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

一方で、調剤薬局事業については薬価及び調剤報酬の改定の影響を受け、減収減益となっています。

京都企業なので財務面は堅実

リーマンショック時にも最終黒字を確保しており、安定的にキャッシュを稼いでいます。

それに加えて、2013年にドラッグストアを譲渡したことで、更に財務面は良化しました。

2017年3月期においては、実質無借金であり、自己資本比率は57%となっています。

京都企業は財務面が堅実なイメージがあるとのことで、ファルコHDもその1例になるかと思います。

京都の企業ということで、財務面では堅実なイメージはあります。

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

株主還元の強化

2017年3月期においては、ネット現金約40億円(現金67億円、借入金21億円)の良好な財務状況であるため、株主還元に注力していると評価されています。

良好な財務状況(ネット現金約40億円)を原資に、株主還元に注力しており、純資産還元率3%をターゲットに還元を続けています。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

実際に、2017年3月期までで5年連続増配となっています。

また、自社株買いも実施しており、総還元性向は50%超の状態です。

株主優待はクオカード

株主優待は年2回(3月9月)でクオカードが貰えます。

100株以上で1,000円相当が年2回なので、合計で年間2,000円相当ということになります。

個人投資家に人気の高いクオカード&年2回ということで、よっぽどの事が無い限りガチホと宣言されています。

あんまり値上がりしていないですが、年2回株主優待でクオカード1000円いただける予定なのでよっぽどの事が無い限りガチホです

引用元:靴磨き少年は株主優待株で億万長者の夢を見る

総合評価

競争の激しいドラッグストアを切ったことで、業績は安定的になったと思います。

更に言えば、薬価改定等、外部影響を受けやすい調剤薬局すら手放してしまって、主力の臨床検査事業に注力した方が良いような気もします。

いずれにしろ、業績安定・好財務・株主還元強化と三拍子そろっており、年2回のクオカード優待ということもあって、個人投資家には非常に人気が高いです。

一方で、2017年9月時点でPER12倍、PBR1.2倍となっており、成長期待もなく、割安感もなくという中途半端な位置(=適性評価)にあります。

全体相場の下落時を待って、100株だけ購入してホールドしたい銘柄です。

指標敵割安さに加えて、年2回のクオカード優待であることと利回りが高いことを高く評価されています。

ファルコHDは指標的にも割安ですし、年2回のクオカードと言う即戦力優待で総合利回りが4.0%越えという非常に良い銘柄です。ちょっとPF下位では申し訳ないくらいですね。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

配当優待利回りが良く、株価も安定しているため安心して保有できると高評価です。

株価(1,577円)★★★☆☆:最近は変化なし
配当金(2.54%)★★★★☆:年間40円
優待内容 ★★★★☆:年2回のクオカード
参考指標:PER 11.8倍、PBR 0.97倍
総合得点(15点満点):11点
※ データは2017年8月4日終値時のものです

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

2014年の優待新設時点になりますが、配当利回りはBと高めの評価で、業績安定度はDと低めの評価となっています。

【 きびなごの格付け 】 C
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:D
・財務安定度:C
・配当利回り:B
・割安感:C

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

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