イオンファンタジーは、イオン系。大型SC内に遊戯施設展開。ダイエー系遊戯施設と合併、業界首位に。海外積極出店。
国内の収益強化、海外の大量出店で高成長を図っており、株価的にも評価が高くなっています。株主優待は施設利用券とお米です。
イオンファンタジーの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
アミューズメント施設運営で業界No.1
ダイエー系のファンフィールドと合併
イオンファンタジーは2015年に同業でダイエー系のファンフィールドと合併しました。これによって、店舗数170件、売上120億円が加算されることとなり、業界No.1の地位を確固たるものとしました。
今後は統合によるコスト削減効果による利益の底上げが期待されます。
ダイエー子会社(ファンフィールド)との合併についてですが、
こちらは店舗数約170、売上高も約120億円とスケールのある会社です。
統合によるコスト削減効果などは当然期待できますが、当社の場合遊戯
機器やキャラクターまで自社開発しているため、その売り先が増えるの
は非常に大きいと言えます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
国内店舗は微増ながら収益力強化中
国内店舗は年間で10件程度の出店となっており、店舗数は微増の状況です。
しかしながら、既存店売上の好調や、ファンフィールド施設のリニューアルといった効果により収益力が強化され、好調を維持しています。
国内既存店が極めて好調に推移していることにくわえ、旧ダイエー施設のリニューアル継続による底上げ効果が見込まれます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
海外店舗を大幅に増加中
成長ドライバーとなっているのは海外店舗です。年間で70件程度の新規出店を続けており、中国では黒字が定着し、インドネシアやフィリピンでも黒字化を達成しています。
今一番力を入れているのが、中国・マレーシアを中心としたアジア市場での成長です。最近やっと中国市場で営業利益が黒字化しました。私が注目するのもアジア市場での成長の可能性で、ここに同社に投資する大きな魅力があると感じています。
引用元:割安株投資研究所
親会社イオンの「アジアシフト」に乗って今後も大量出店し、成長を図っていく見込みです。
当社は親会社のイオンの基本4戦略のひとつである「アジアシフト」に
しっかり乗っている印象であり、向こう3年で海外売上比率も16→30%
に引き上げる方針です。基本的にはアセアン地域へ集中的に出店す
る計画であり、3年間で374店もの大量出店を目論んでいます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
中期経営計画
足元で好調な成長を見せているイオンファンタジーですが、将来的には更なる成長を目指しています。
2025年には、売上高2,500億円(2016年比4倍)、営業利益200億円(同5倍)を目指す姿としており、その大きな成長に期待がかかります。
また、それに至るまでの中期3ヵ年方針も策定しています。2020年2月期を最終年度として、売上高800億円、営業利益50億円を計画しています。この中期経営計画も意欲的な目標として高く評価されています。
今期からは2020年2月期をターゲットとした新中計を組んでおり、
向こう3年で売上高を650→800億円(CAGR7%)、経常利益を35→46億円
(CAGR9%)とする計画です。前中計時より規模が大きくなっていること
を考慮すると、成長モメンタムが落ちていない点は高く評価出来ます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
一方で、このペースでは2025年の目標には届かない計算になりますので、更なるM&Aを仕掛けていくことも考えられます。財務内容も全く問題ありませんし、適切な買収が行えれば、更なる成長の起爆剤となりそうです。
モーリーファンタジー
イオンファンタジーの手掛けるアミューズメント施設として有名なのが、モーリーファンタジーです。子供の安全、親の安心に気を配りつつも、子供が楽しめる施設として非常に評価が高いです。
係員が保育士免許を持っていることが、親に安心感を与えているようです。
詳しいレポートを行っているブログがこちらです。
イオンファンタジーのモーリーファンタジーをご存知の方も多いのではないでしょうか。日本に490店舗、海外に300店舗以上を出店する最近ノリノリのこの業態。
引用元:DividendLife!
イオンでゆっくり買い物するにも便利という評価です。
「イオンファンタジー」の施設ですが、きちんと保育士さんがいて、
時間あたりの金額でこどもを預かってくれるところです。
こどもに「おねえさんのいるところにまた行きたい」とせがまれるのが難点ですが、
名前の通り、イオンモール内にありますので、
ゆっくり買い物をしたいとき、ちょっと育児に一息つきたい、というときに、大変重宝します。
株主優待は施設利用券とお米
2月の株主優待は、100株保有の場合、施設利用券3,000円分とお米3kgです。
1,000株保有の場合は、施設利用券6,000円分と、イオンギフトカードまたはお米または胡蝶蘭です。
1銘柄で2度美味しい
バラエティに富んでいますが、個人投資家の間では100株保有で、春に施設利用券、秋にお米が貰えるのを楽しみにされている方が多いようです。
イオンモール内などにある子供の遊び場「ファンタジースキッズガーデン」などで利用できる株主優待券を貰いました。
こちらの施設は、保育士の資格のある方が配置されているので、子供を預けて、ゆっくり買い物を楽しむことができるので子育て世帯の強い味方です。
実は、このイオンファンタジーには2種類の株主優待があるのです。
もうひとつは、魚沼産コシヒカリで、値段が高いので自分では買えないお米です。
施設利用券は色々使える
モーリーファンタジーだけでなく、PALOやらんらんらんど、ファンタジーキッズーナといった様々な施設で利用することができます。
メダルゲームに興じる方も・・・。
私は幼少の頃から非常にメダルゲームが好きでした。なので今でもイオンファンタジーの優待券でメダルゲームをして遊んでいます。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
総合評価
成長力、安定度、優待と非常に魅力的な銘柄です。
2018年5月時点でPER38.2倍/PBR4.46倍となっています。ハイペースな利益成長により高い評価を受けています。
しかしながら、2019年2月期は10.5%の利益成長を見込んでおり、本当にこのレベルの利益成長に留まるのであれば高PERは許容できない可能性もあります。
指標的には割高感があるものの、引き続きホールドされるという意見です。
イオンファンタジーは、指標的にはやや高いかな?というところですが、優待内容は極めて強力です。私は少しでもメダルゲームが上達するように知恵を絞りながら、これからも楽しくホールドしていく予定です。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
業績安定度が良いですが、割安度がEと最低評価となっています。
【 きびなごの格付け 】 C
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:B
・財務安定度:C
・配当利回り:C
・割安度:E
株価が上がり、配当利回りが低下したところが低評価です。
株価(3,055円)★★★★☆:右肩上がりです
配当金(0.98%)★☆☆☆☆:株価が上がった分、利回り低下
優待内容 ★★★★☆:優待券+お米。なかなか良いです
参考指標:PER 37.1倍、PBR 2.49倍
総合得点(15点満点):9点
※ データは平成29年2月3日終値時のものです
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
業績・成長については、破竹の快進撃と評価されていますが、株価的に評価されてしまっており、投資妙味に乏しいとの評価です。配当もなかなか上がらず渋いです。
内外ともに破竹の快進撃が続いている状況ですが、株価的には十分な評価を受けているためバリュエーション妙味の薄さが際立っています。株主還元に
関してもやっと前の期に30→31円と1円増配したものの、今期も32円と
いう渋い予想であり、グロース株として評価せざるを得ない状況です。
引用元:なちゅの市川綜合研究所