ファーストブラザーズは、不動産の自己勘定投資と私募ファンド運用が柱。首都圏の商業施設、オフィスビルが中心。
株主優待はクオカードで、長期優遇制度があります。
ファーストブラザーズの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
不動産投資でいちごを追えるか
事業内容
投資銀行事業と投資運用事業の2つのビジネスを行っています。
投資銀行事業とは、ファーストブラザーズが投資主体となって投資活動を行う事業です。自身の資産を投資することによって、インカムゲインとキャピタルゲインを得るビジネスモデルです。
投資運用事業とは、私募ファンドの形式で顧客の資産運用を行う事業です。顧客の資産運用を行うことで手数料を得るビジネスモデルです。
同類企業として「いちご」や「ケネディクス」があげられています。
大型の不動産投資商品を組成・運用する独立系の運用会社です。同類の企業には「いちご」や「ケネディクス」がいます。
2017年11月期においては、投資運用事業を一旦停止しており、投資銀行事業(自己資産による投資)のみとなっています。
投資運用事業においては相場が過熱圏にありAMとしてのパフォーマンスを投資家に約束出来る状況にないことから、AM業務受託を控えた影響もあり、期末AUMがゼロとなったため、利益貢献が殆どありませんでした
引用元:なちゅの市川綜合研究所
強みは人材
不動産投資においては、仕入れの目利きや、購入した後のバリューアップが重要となってきます。それらを判断・実行できる専門的な人材がファーストブラザーズの強みとなっています。
テナントの入れ替えやオペレーションの変更でバリューアップしていくファーストブラザーズのようなやり方もあり、専門的な人材から生まれるバリューアップ力に強みがあります。
従業員は44名しかいないこと、そして1人あたりの純利益額が5,000万円に達することを評価されています。
従業員が全子会社も含めて、44名しかいません。
これで、前期の純利益は20億円ですから、一人当たり純利益額は5000万円!
凄い生産性ですね~。
リスク要因
上記の強みの裏返しとして、人材流出のリスクを1番にあげられています。その他、不動産市況と金利のリスクも指摘されています。
ファーストブラザーズの強みは、バリューアップを支える優秀な人材を固めている点にあります。IRで個人の経歴が並べられていますが、この人材が流出した場合の影響度はかなり大きいといえます。
超長期ローンを組んでおり手堅いとも評価されており、金利リスクについては他のリスクよりも低いかもしれません。
当社の手堅いところは、平残22.4年という超長期ローン(※加重金利は0.92%)を引いており、なおかつ株主への配当も、配当性向ではなくDOE2%基準と定め、株主還元を絞って高レバレッジを効かせるための自己資本を安定化させている点は高く評価出来ます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
株主優待はクオカード
クオカード
株主優待は保有株式数と継続保有年数に応じてクオカードがもらえます。
- 1年未満
- 100株以上 1,000円相当
- 1年以上
- 100株以上 2,000円相当
- 200株以上 4.000円相当
クオカード4,000円分を取得されている方のブログです。
ファーストブラザーズ から 株主総会招集通知と一緒に優待が届きました
引用元:りんごぱんのブログ
高級レストランの食事券も
100株以上保有で株主優待として、イタリアンレストラン2店の食事券も貰えます。
- “Salotto CANTICO”でご利用いただけるお食事券1枚(ランチ5,000円分もしくはディナー10,000円分)
- “Ristorante incantina”でご利用いただけるお食事券2,000円分×2枚(計4,000円相当)
利用する人が限られそうな優待ですが、単なる上記金額分の値引きではなく、人数分が掛け算で割引されるそうです。割引券の注意書きにも、「×御人数(6名様まで)分」という記載があります。これはかなりお得なのではないでしょうか。
全食事券共通なんですが、これって、単なる10000円引きでなく、1人当たりの割引でMAX6人分なので、この券だと最高60000円引きになるんです。
総合評価
ファーストブラザーズの株を購入すること=不動産投資を代替してもらうことと言えそうです。その意味ではREITに投資することに似ていますが、こちらの方がハイリスクハイリターンということになると思います。
上手くいけば、いちごのようにテンバガーする可能性もありますが、上手くいくかどうかの判断は非常に困難です(というより、ほぼ不可能だと思います)。
投資するとすれば、ハイリスクと割り切った投資とするか、株主優待狙いで100株または200株を長期保有するかということになろうかと思います。
物件数を増やしていけばテンバガーも夢ではないと評価されています。同業のいちごがテンバガーとなった成功例とも言えそうです。
いまは時価総額100億前後ですが、一朝一夕で手に入らないバリューアップを強みに物件数を増やしていけば、10倍の1000億に到達する可能性は極めて高いといえます。
上場時に公募価格が下げられたことで、思うような資金調達が出来ず、公募価格を上回る株価水準からすれば増資可能圏であると指摘されています。
上場時には思うような資金調達が出来ませんでした。そのため、(多分に株主優待導入効果はあるものの)足許の株価水準はPO可能圏ですので、一層の業容拡大のためにも、この辺で資金調達を期待したいところです。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
割高感もなく、優待もあるため、100株だけ買うことにしたそうです。
中小不動産会社は浮き沈みが激しいのでリスキーなのですが、割高感はないのでとりあえず100株だけ買っておくことにしました。
引用元:阿蘇のふもとで優待・配当生活