エフ・ジェー・ネクストは、首都圏で「ガーラ」ブランドの投資用ワンルームマンション販売が主力。ファミリー向けも展開。
不動産業の多分に漏れず指標的には割安で、配当・優待利回りが魅力的です。
エフ・ジェー・ネクストの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
投資用ワンルームマンション販売で成長
エフ・ジェー・ネクストは、「ガーラ」ブランドで首都圏を中心に、投資用ワンルームマンションの販売で成長してきました。
リーマンショック時は赤字に転落しましたが、その後は順調に利益を稼ぎ出しており、2017年現在は自己資本比率60%超えの好財務です。
割安放置に個人投資家が注目
アベノミクス開始直後の2012年~2013年には株価が上昇しましたが、2013年以降は株価横ばいを続け、割安放置されていました。
PBR/PERの割安さ、配当・優待利回りが高いことで、2016年には割安放置銘柄として個人投資家の注目を集めています。
指標面でも文句の付けようがありません。
自己資本比率は60%を超えており、PBRは約0.6倍、PERは約5.8倍となっています。更に配当利回りも2%を軽く超えており、株主優待も魅力的なものを実施しています。
引用元:株主優待と有望株を超真面目におすすめ&分析するブログ
不動産銘柄は割安放置されやすい傾向であることは認めつつも、2016年当時のエフ・ジェー・ネクストは割安であるとの指摘です。
割安で放置されやすい不動産銘柄ながら、
PER:5.11倍
PBR:0.54倍
配当利回り:3.19%
はおいしいと思うんですけどねぇ…
売り上げ予想も右肩上がりですし、じっくりと保有し続けようと思います。
引用元:20代の投資生活
長期で保有すれば間違いないという意見も見られました。
特別な理由がなく、ただ単に不人気で、この水準の株価で放置されているのであれば、株価はいつかは水準訂正されるはずだと思います。
優待を獲得しながら、長期で保有すれば間違いないと思います。
引用元:株主優待と有望株を超真面目におすすめ&分析するブログ
その後、2016年後半~2017年前半にかけて株価は上昇し、約2倍になったことで、PBRは1倍を超え、割安放置から水準訂正が起こりました。
株主優待はカタログギフト等
人気のカタログギフト
100株以上の保有で、1,500円相当のカタログギフトから1品選択できます。
カタログギフトの内容は毎回異なるようですが、6種類から選べ、個人投資家の満足度も高いようです。
毎年カタログに載っている商品の内容が違うので、届くのが楽しみです。
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
大好きなカタログギフト系で、家族で楽しんで選べそうです。また、配当も高く、優待と合わせた利回りが5%を超えており大変お得な感じになっています。
旅館優待券も
1,000株以上の保有では、エフ・ジェー・ネクストが経営する旅館の優待利用券(1万円相当)ももらえます。
使える旅館は「伊東遊季亭」「伊東遊季亭 川奈別邸」「玉峰館」の3か所で、いずれも伊豆にある旅館でいかにも高級そうな旅館です。
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
長期優遇制度を導入
2017年3月には、長期優遇制度を導入しています。
3年以上継続保有で1,000株以上の保有の場合に、3,000円相当のカタログギフトが追加されます。
人気の優待であるカタログギフトを追加することで、個人投資家が100株から1,000株に買い増しすることを狙ったのではないでしょうか。
3年以上の継続保有は先が長いので、1年以上も導入して欲しいものです。
2017年3月末の株主から、カタログギフト3,000円分の優待が増えました。同一株主番号で連続7回以上ですから、結構長いです。
引用元:ど素人の株ブログ
総合評価
2016年前半においては、割安株として投資妙味がありましたが、2016年後半~2017年前半における株価上昇で、割安感は一定程度は解消されました。
ここから配当優待を目的とする投資には合わなそうです。
株価(515円):★★★☆☆ 横ばいです
配当金(3.11%):★★★★★ 良いでしょう
株主優待:★★★☆☆ その年によって当たり外れがあります総合得点(15点満点):10点
※ データは平成28年9月2日終値時のものです
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
エフ・ジェー・ネクストの営業はイケイケすぎて多少問題感はあるものの、そういう会社は実に株主思いであるという指摘です。この考えが正しいとすれば、当社の株主還元はこの先もしっかりと続きそうです。
それにしてもこういう「イケイケ営業」系の銘柄には何故かとても良い株主優待制度を持つ、実に株主思いの会社が目立ちます。
あらゆる意味で、資本主義の原則にプリミティブに愚直に素直な企業が多い
ということでしょうかね。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌