フジ住宅(8860)

フジ住宅は、 大阪府地盤。自由設計方式の戸建て住宅に強み。改装付き中古住宅販売も地域断トツのシェア。

株主優待はクオカードまたはJCBギフトカードです。

フジ住宅の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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地域密着の自由設計住宅販売で業績伸ばす

事業内容

フジ住宅は、 大阪府地盤のハウスメーカーで、自由設計住宅や中古住宅を販売しています。

分譲住宅事業(37%)、住宅流通事業(28%)、土地有効活用事業(20%)、賃貸・分譲管理事業(15%)を行っています。
※()内は2018年3月期の売上高比率

分譲住宅事業

主力事業である自由設計住宅を販売しています。

自由設計住宅では、分譲住宅でありながら、間取りや設備仕様に対する様々なニーズに対応しています。

新築分譲マンション販売も行っています。

住宅流通事業

中古住宅の仕入→リフォーム→販売を行っており、地域密着型経営やリフォームの独自のノウハウを持つことが強みです。

物件ライブラリーや相談コーナーを備えた「お・う・ち・館」を4店舗運営しており、地盤地域でダントツのシェアとなっています。

土地有効活用事業

提案型の賃貸住宅の建築請負を行っています。

また、フジ住宅自身で土地の仕入れと賃貸アパート建設を行い、販売する一棟売賃貸アパート販売も行っています。

賃貸・分譲管理事業

賃貸アパートの建物管理や入居者募集、賃料回収等の管理業務を行っています。

また、分譲マンションの管理組合からの運営受託も行っています。

賃貸・分譲管理事業で培ったノウハウが、土地有効活用事業にも活かされます。

健康経営銘柄2018に選定

2016年に続いて2度目となる健康経営銘柄に選定されました。

経済産業省と東京証券取引所が共同で、従業員等の健康管理を経営的・戦略的に取り組んでいる優れた企業を選定しています。

上場3,500社中、26業種26社のみが選定される狭き門です。

人手不足が問題となる現状において、従業員が健康でいられること=職場の満足度が高まることは大きなメリットとなりそうです。

日本政策投資銀行による「健康経営格付」でも最高ランクとなっており、質の高い経営をしていると評価されています。

日本政策投資銀行「健康経営格付」最高ランクなど、質の高い経営をしているようです。

引用元:バネ男の株のアレ。

財務は不動産なり

多くの販売用不動産と多くの借入金を持ち、いかにも不動産業的なB/Sとなっています。

2018年3月期においては、キャッシュ105億円に対して、借入金870億円(cf. 時価総額340億円)となっており、自己資本比率26%となっています。

自己資本比率が低く、有利子負債が多いと指摘されています。

自己資本比率は2割台で、財務面は有利子負債が多いです。

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

有利子負債もかなりあるものの、不動産としては標準的とコメントされています。

財務はまずまず。流動比率は300%を超えていますが、流動資産のほとんどが販売用不動産関連です。有利子負債もかなり…まあ不動産としては標準的なくらいかもしれません。

引用元:バネ男の株のアレ。

中期経営計画

フジ住宅は、2019年3月期を最終年度とする4ヵ年の中期経営計画を発表しています。

2019年3月期において、売上高1,020億円(年率+6%成長)、経常利益60億円(年率+13%成長)を目標値としています。

本中計目標は、3年目となる2018年3月期にて1年前倒し達成となり、最終年度はさらなる超過達成を見込みます。

株主優待はクオカードまたはJCBギフトカード

株主優待は保有株式数に応じてクオカードまたはJCBギフトカードがもらえます。

  • 500株以上    1,000円相当のクオカード
  • 1,000株以上   3,000円相当のJCBギフトカード
  • 5,000株以上   4,000円相当のJCBギフトカード
  • 10,000株以上 5,000円相当のJCBギフトカード

以前は隠れ優待が人気

以前はアンケートに回答すると隠れ優待がもらえたそうです。

フジ住宅は我々優待族の間では有名なことだったのですが、以前は事業報告書のアンケートに回答すると、隠れ優待として「徳島産すだち1キロ」、「淡路島産玉ねぎ2キロ」などが戴けました。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

隠れ優待のすだちはとても重宝しているとコメントされています。

これが、量も多いですし、大変美味しいので、我が家ではとても重宝しています。
ジュースに入れたり、焼き魚にかけたり。

引用元:サラリーマンのコツコツ投資(livekabu7)

総合評価

大阪地盤で強固な地域密着経営で業績を伸ばしています。借入金が多いため、住宅市況の悪化時にはリスクも大きいです。

2018年7月時点でPER7.59倍/PBR0.93倍となっています。不動産銘柄としてはフェアバリュー~少し割安という印象です。

株価は2013~2017年まで横ばいでしたが、中計1年前倒し達成となった2018年3月期に向けて上昇しました。ここから先は次期中計待ちと思われます。

指標的に割安でかつ成長力も併せ持っていると評価されています。

フジ住宅は、指標的に非常に割安でかつ確かな成長力も併せ持っている素晴らしい銘柄です。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

不動産銘柄ということで指標的に割安ながら財務・CFはイマイチと指摘されています。

高配当銘柄としてピックアップ。不動産銘柄だけあって指標的に割安も財務・CFがイマイチ。業績は順調に伸びていますね。

引用元:バネ男の株のアレ。

割安感と利回りの評価が高いものの、財務安定度が足を引っ張っています。

【 きびなごの格付け 】 C
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:C
・財務安定度:D
・配当利回り:A
・割安感:B

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

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