不二電機工業(6654)

不二電機工業は、制御用開閉器で高シェア。電子応用機器に展開。電力向け多い。一部直販制。海外市場も狙う。

株主優待は年2回(1月7月)でクオカードです。3年以上で長期優遇もあります。

不二電機工業の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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数少ない1月7月優待銘柄である鉄壁財務メーカー

事業内容

不二電機工業は、電力を中心とする国内外のインフラを支える制御用開閉器、接続機器、表示灯・表示器、電子応用機器を製造・販売しています。

国内外の発電所や変電所をはじめとるす電力インフラ分野を中心に、工作機器などの工業分野のほか、鉄道車両や交通信号分野にも使用されています。

電力や重電の景気(投資状況)に影響されると指摘されています。

報告書の
「電力業界重電機器業界の
投資抑制のあおりを受けている・・」というように
電力や重電の景気に影響されるようです。

引用元:夢見る投資家「まっちゃん」の言い訳

みなみ草津工場の増築

不二電機工業は、草津製作所、みなみ草津工場、新旭工場(いずれも滋賀県)の3工場の生産体制となっていますが、物流機能の合理化・効率化を目的として、みなみ草津工場の増築を行うことを2015年9月に発表しています。

2018年1月期において竣工となり、減価償却費の負担が増加していますが、この増築により生産能力が40%アップする他、物流の効率化も図れるとされているため、今後の成長が期待されます。

中間・決算期で株価波動を描く

不二電機工業は、7月に中間決算期、1月に本決算期となっており、配当とクオカード優待があります。

権利落ち影響が大きいためか、毎年1月~3月頃に下落トレンドとなり、4月~7月頃に上昇トレンド、7月~9月頃に下落トレンド、9月~1月頃に上昇トレンドと波動を描くBOX相場となっています。

財務は鉄壁

長年に渡って大きなキャッシュを保持し、無借金経営が続いています。

みなみ草津工場増築によりキャッシュが減少しましたが、それでも2018年1月期においては、キャッシュ39億円(cf. 時価総額95億円)を抱えており、自己資本比率は93%となっています。

財務面は盤石と評価されています。

自己資本比率は9割台で、「現金等>有利子負債」と、財務面は盤石です。
現在の株価は、PBRが1を下回り、資産面で割安感があります。

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

財務は文句なしと評価されています。

90%以上の自己資本比率からもわかるように財務は文句なし。現預金だけで負債合計の6倍あります。

引用元:バネ男の株のアレ。

中期経営計画

不二電機工業は、2021年1月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。

2021年1月期において、売上高50億円(年率+9%成長)、経常利益6.8億円(年率+30%成長)を目標値としています。また、ROE向上を目指すと明言しておりますが具体策は不明です。

利益成長が著しいものに見えますが、実態としては、ここ数年の減益トレンドからV字回復し、2016年1月期の経常利益6.3億円を奪還・更新する内容となっています。

株主優待はクオカード

株主優待は年2回(1月7月)で、保有株式数に応じてクオカードがもらえます。3年以上で長期優遇もあります。

  • 3年未満
    • 100株以上  500円相当
    • 500株以上 1,000円相当
  • 3年以上
    • 100株以上 1,000円相当
    • 500株以上 2,000円相当

数少ない1・7月優待銘柄であるため保有しているとコメントされています。

3年を超えると1,000円になりますが、流石に3年は長いです。

数少ない1・7月優待銘柄ということで保有していますが、

もう少し優待条件を緩和して欲しいですね。

引用元:なんてったって東京~青赤と株主優待はやめられない~

外国人保有率が下がり、個人の保有率が上がっており、株主数も激増しています。株主優待目的の個人が増えたのではないかと言及されています。

昨年と比べると株主数が2300人も増えています。

株式数は変わらないので外国人の保有率が下がった分、個人の保有率が上がった感じですね。

おそらく株主優待目的の個人が増えたからでしょう。

引用元:さぴかぶ ※昨年=2017年

総合評価

メーカーでありながら、業績・CFが安定しており、鉄壁の財務、そして何より数少ない1月7月優待銘柄として個人投資家に人気があります。

2018年6月時点でPER27.3倍/PBR0.82倍となっています。

長年BOX相場となっており、権利落ちからしばらく下落トレンドとなり、突っ込んだところが買い場となっています。現在は7月末権利に向けて高値圏にあり、一度権利落ちしてから参戦するほうが良さそうです。

または、数少ない1月7月優待銘柄として長期ホールドを決め込むのもアリだと思われます。

非常に希少な1月7月優待銘柄として高く評価されています。

不二電機工業は指標的には実に妥当な株価位置ですが、財務鉄壁でかつ貴重で希少な1・7月優待銘柄であることの加点ポイントは大きいです。1月優待銘柄は28、7月優待銘柄は22しかないわけですからね。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

財務と優待に守られており、下値は限られるので暴落があったら拾いたいと評価されています。

ものすごく財務のいい企業です。お金が余りすぎて結構な額を定期預金や株式で運用していますね。

今期予想は減益ですが、高い利回りと長期縛りつきの年2回の優待があるので下値は限られている…はず。暴落があったら拾いたい銘柄です。

引用元:バネ男の株のアレ。

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