フジ・メディア・ホールディングス(4676)

フジ・メディア・ホールディングス(フジメディアHD)は、フジサンケイグループ。若年層強いが視聴率は低迷中。音楽、通販、不動産など多角経営を推進。

視聴率低迷で放送事業は不振ながら、不動産事業が好調です。安定収益をあげていますが、テレビ局銘柄は全体的に割安に放置されており、資産バリュー銘柄となっています。カジノ銘柄としての材料株である側面もあります。株主優待はオリジナル手帳です。

フジメディアHDの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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放送事業は不振、不動産事業は好調

営業利益ベースでは不動産事業が逆転

2017年3月期においては、営業利益ベースでは、不動産事業が放送事業を逆転しました。

放送事業が視聴率低迷により減収減益を続ける中で、不動産事業を始めとした子会社の業績が堅調に推移しています。

特に不動産事業を担うサンケイビルが営業利益を稼いでいます。

完全子会社化したサンケイビルもルフォンの分譲などで堅調な業績が継続しており、かつては安値TOBとしてモメたもののすっかり当社グループの収益柱に育っています。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

また、スカパーやお台場カジノ、ベンチャーキャピタル事業などにも手を広げており、放送事業の不振を、業容拡大によって補っています。

スカパーJSATの収益の取り込みの一貫ですし、三井不動産・鹿島と組んだMICE/IR事業(要はお台場カジノ)、さらにはスタートアップベンチャーズをはじめとする各種VC事業など次々に食指を伸ばしています。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

事業の多角化によって安定収益を稼げており、高配当銘柄として注目に値すると評価されています。

フジテレビはテレビの他に映像コンテンツや不動産開発など多角化が進んでいるので、安定した収益を稼ぐことができると思います。なお、スカパーの株主でもあります。

引用元:サラリーマン投資家ai(アイ)による成長株&配当株&優待株のハイブリッド株式投資実践ブログ

カジノ関連銘柄

日本でのカジノ法案により場所がお台場と指定されれば、フジメディアHDが恩恵を受けるため、株価上昇となると予想されています。

また日本でのカジノ法案が成立し、場所がお台場で!!

ということになれば株価は間違いなく急上昇するでしょう♪

引用元:株式投資で自由億への道

テレビ局は資産バリュー銘柄ばかり

テレビ局の銘柄は、現金や土地などの資産を持ちながらも、指標的には割安に放置されており、資産バリュー銘柄ばかりとなっています。

PBR1倍割れは当然、地方局ではPBR0.5倍割れといった水準も見られます。

財務盤石でほとんど負債もありませんが、割安に放置されている状況が続いています。

天国のグレアム先生がこんな現状を見たらきっと首をかしげると思いますが、「激安銘柄がそのまま激安であり続けている。」のが、もう25年も株式市場が長期低迷している日本の現状なんですね。(悲)

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

株主優待はオリジナル手帳

株主優待はオリジナルの手帳が貰えます。

生活情報事業を担う子会社である「ディノス・セシール」の通販のクーポンがついています。

ただの手帳と思っていたら別紙に、手帳の巻末に「ディノス・セシール」の
クーポンがついています。

引用元:最新株式情報!とおすすめ株主優待や割安株の備忘録

総合評価

テレビの視聴率低迷ばかりが目立つフジメディアHDですが、実態は不動産事業を始めとして事業の多角化・安定収入化が進んでいます。

大きな利益成長までは見込めないものの、安定的にキャッシュを稼ぎ出し、積み上げることができています。

全体相場の暴落時には、PBRや配当利回りに鑑みた底堅さが意識されるかと思います。そのようなときに仕込めれば、バリュエーション妙味がある上に、放送事業の反転・逆襲というカタリストに賭けることもできそうです。

フジメディアHDの他、テレビ局銘柄全体として割安に放置されすぎているのではと評価されています。

「このセクターは規制に守られていて確実に利益を出しやすいし、全体的にもう少し見直されても全然不思議じゃないのになあ。」と思いながら、フジ・メディア・ホールディングスをのんびりと保有継続しています。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

株価水準が切り下がっており、バリュエーション妙味があると評価されています。

本丸のテレビ放送の復活の兆しが見られないので安心出来ませんが、
株価水準がきり下がったためにバリュエーション妙味が出てきました。
当社の配当性向は40~50%超であり、会社側も高水準の株主還元を目指す
旨を公言しておりますので、業績が反転すれば利回り妙味があります。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

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