フジオフードシステムは、1979年創業の藤尾実業が源流。大阪地盤に大衆セルフ食堂『まいどおおきに食堂』全国展開。
株主優待は年2回(6月12月)で食事券または自社関連品です。
フジオフードシステムの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
『まいどおおきに食堂』が不調も、M&Aや提携が好調
大阪地盤で全国展開
フジオフードシステムは、まいどおおきに食堂を主力に、串家物語、つるまる、かっぽうぎなどの飲食ブランドを全国展開しています。
IRサイトで月次報告が毎月実施されており、売上の状況が開示されています。
⇛フジオフードシステム月次報告
月次報告で気になるのは、主力のまいどおおきに食堂が不調なことです。2017年12月期においては、1月~10月まですべて前年度割れしています。
一方で、全店については、前年度を上回る売上を上げています。M&Aや提携・ライセンス取得によって飲食ブランドを増やしているためであり、これについては定評があると評価されています。
MAや提携・ライセンスの取得には定評があり、明太子の「博多ふくいち」株の35%取得に続き、「はらドーナッツ」「どん」の買収を済ませているほか上場企業である「梅の花」とも10億円分の株を持ち合って、仕入の協力や新業態の開発を進めています。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
昇格期待
売上規模や時価総額からするとJQ市場に留まるような規模の会社ではなくなってきていると指摘されており、昇格の要件は揃っていると言及されています。
当社は売上規模や時価総額的にも、既にJQ市場に留まるような規模の会社ではなく、株主数も14千名を超えてきているような状況なので、“次のステージ”への外形的な要件は既に揃っている状況です。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
今後の東証1部昇格も期待できると評価されています。
ジャスダックに上場しているので、今後の東証一部への昇格も期待。ということで打診買いします。
引用元:投資して収穫するブログ
中期経営計画
フジオフードシステムは、2020年12月期を最終年度とする4ヵ年の中期経営計画を発表しています。
2020年12月期において、売上高483億円(年率+10%成長)、営業利益47億円(年率+19%成長)を目標としています。
この中期経営計画は、1年時期ズレした上で定量目標を下げた、下方ローリングであり、失望感があります。
最終年度が1年後ろにズレる上に定量目標値がさらに下がるので、事実上の大幅下方ローリングとなります。これは昨今の「働き方改革」のための労務面での構造改革費用の影響を見込み、成長モメンタムより体制強化を優先させる趣旨かと思われます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
株主優待は食事券または自社関連品
株主優待は保有株式数に応じて、年2回(6月12月)で食事券または自社関連品が貰えます。
- 100株以上 3,000円相当
- 300株以上 6,000円相当
- 1,000株以上 12,000円相当
お食事券はこちらのブログで紹介されています。
フジオフードシステムはまいどおおきに食堂(大衆食堂)、かっぽうぎ(居酒屋)などを運営していて、新宿界隈にも店舗が多いので使いやすい
引用元:新宿の虎
2016年12月の自社関連品は10種類(株主優待券含む)から選べました。
外食銘柄の優待案内は食品が色々揃っているので見ていて楽しいです。
総合評価
主力のまいどおおきに食堂の失速が気になるところですが、M&Aや提携で業績を伸ばしており、飲食にありがちな優待でも株価を支えることができています。
飲食ブランドでよく通っているところがあれば、優待目当てで1枚ホールドしても良いのではないでしょうか。
東証1部への昇格も期待されており、株価上昇のカタリストになり得ると思われます。