フルスピード(2159)

フルスピードは、ネットマーケ、アドテク(ネット広告配信技術)が柱。フィリピンに開発拠点。フリービット傘下。

株主優待はありません。

フルスピードの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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中計達成に向けて着実に利益増

事業内容

フルスピードは、動画アドネットワークやアフィリエイトを行うアドテクノロジー事業と、SEOコンサルや運用型広告を行うインターネットマーケティング事業の2本柱で事業展開しています。

売上比率はほぼ半々ですので、文字通り2本柱となっています。

アドテクノロジー事業

DSP(Demand-Side Platform)や、動画広告のアドネットワーク、アフィリエイト等、ネット広告業界におけるプラットフォームを提供しています。

子会社のフォーイット(FORiT)が自社開発したアフィリエイトプラットフォーム「afb」を手掛けており、3年連続顧客満足度No.1に選ばれています。アフィリエイト業界の大手の1つです。

日本のみならず、台湾におけるサービスが好調である等、ASEAN No.1を目指して世界展開をスタートさせています。

インターネットマーケティング事業

中小企業を対象として、SEOコンサルや、SNSマーケティングを行っています。

中国企業との連携強化を図っており、百度やTencentと連携/展開拡大しています。そのためSNSマーケティングでは中国版LINEの「WeChat」や中国版Twitter「Weibo」を利用するノウハウがあります。

利益率の低さ

ネット企業にしては利益率が低く、2017年4月期には営業利益率4.7%、2017年4月期には少し改善して営業利益率7.1%となっています。

伸びていく市場ながら、競争は熾烈と指摘されています。

ネット広告自体はまだ伸びていく市場だと思うのですが、その分競争は熾烈です。

引用元:Kabu Berry

この手のビジネスとしては営業利益率が非常に低いと指摘されています。

この手のビジネスとしては営業利益率が+6.3%と非常に低い印象です。
前前年度より前年度。前年度より今年度と徐々には改善しているので、将来的にはそれなりの利益率になるのかもしれませんが…

引用元:みやびの館@株式投資

リーマンショック後は大赤字で債務超過まで

リーマンショック後の2010~2011年4月期は最終赤字を計上し、2011年3月期は債務超過に陥っています。

多くのシステム屋とは違って、景気影響が大きいようです。

その過去があるため再現すると大惨事がありえると指摘されています。

リーマン時は大赤だしてBPSを全部ふっとばしてるね。債務超過まで。なんで再現したら大惨事までありえると。

引用元:大河の一滴

財務は改善中

リーマンショック後の債務超過から着々と財務を改善しています。

2018年4月期においては、実質無借金経営となっており、自己資本比率は48%まで改善が進んでおり、財務的に問題ない水準と思われます。

2016年4月期の段階ですが、すでに財務は問題ないレベルまで改善しているとコメントされています。

「財務の観点から」
問題ないレベルまで改善しております。

引用元:みやびの館@株式投資

中期経営計画

フルスピードは、2020年4月期を最終年度とする4ヵ年の中期経営計画を発表しています。

2020年4月期において、売上高250億円(年率+14%成長)、営業利益20億円(年率+20%成長)を目標値としています。

2年目となる2018年4月期実績では、ほぼオンラインの成長を見せており、中計達成に期待がかかります。

総合評価

過去の業績悪化と利益率の低さが気になりますが、ここ最近は業績向上しており、中期経営計画の目標達成に向けて着実に進んでいます。

2018年6月時点でPER15.1倍/PBR4.78倍となっています。利益成長が加速しており、中期経営計画の達成に向かうのであれば、PER20倍以上には評価されても良さそうです。

過去の業績悪化・債務超過を気にしてPERが抑えられている印象があると指摘されています。

業績に傷ありというこか前科ありというか、PERは抑えられている感はあります。会社の状態はすこぶる良くなっていると言えて妙味はあるとしたいところ。今のROEが維持できるとみなされればPER30超えも驚かないかな?と思えるくらい。

引用元:大河の一滴

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