ファンデリー(3137)

ファンデリーは、生活習慣病患者や予備軍向け等に健康食を宅配。医療機関等にカタログ配布、無料紹介で成長。

2015年IPOでマザーズ上場。安定成長中ですが実績が少ないためその他日本株に分類します。株主優待はありません。

ファンデリーの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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健康食宅配で高利益率

健康食宅配事業

ファンデリーは、糖尿病や高血圧、腎臓病といった食事制限が必要な人向けのお弁当を冷凍で宅配する事業を行っています。

管理栄養士・栄養士が考案したお弁当であり、他に例を見ない独特の事業と言えます。

・栄養士によって考えられた栄養食を配達
→昨今の健康ブームを考えるとユーザへの訴求力は強いのでは?
→「腎臓病」、「生活習慣病」、「高血圧症」と細かい症状にあわせた食事はあまりない

引用元:みやびの館@株式投資

販売チャネルは病院等で、すごくうまい商売の手法と評価されています。

販売チャネルは病院、調剤薬局。病院から食事制限するなりして、コントロールしないとやばいっすよと言われたタイミングでミールタイムのカタログが施設内にあったりするわけだから、商品のおすすめタイミングを的確に捉えている。しかもおそらく栄養士とか病院側からの推薦をうけられるようになっていて、インセンティブも発生しているんではないだろうか。

すごくうまい商売の手法。

引用元:わたしの年収は53万です

また、事業内容からして、不況時でもユーザーは継続すると考えられると評価されています。

・栄養を考えたユーザが購入するため、不況時でも継続する可能性が高い

引用元:みやびの館@株式投資

目下のところは認知度向上が成長につながります。

①成長ストーリーはあるか?
認知度向上が成長につながるストーリーです。

引用元:化学男のバリュー投資

ユーザー視点

上記のように、会社側・株主側から見ると美味しい商売をしているように思えます。

一方で、ユーザー視点から分析されているブログもありましたのでご紹介します。

ファンデリーの1食は600円です。そこから1ヶ月分を計算すると結構高いのではないかと指摘されています。

それだったら使わずに
料理を工夫して健康を整えようと思うのではないでしょうか。

引用元:Kabu Berry

お弁当の量もかなり少なめであり、これだけに抑えて間食しないという人も多くいるのではないかとも指摘しています。間食してしまうと効果も出ず、サービスを辞めてしまうのではないかと危惧しています。

そういうのをコントロールできるひとは
生活習慣病にかからないと思うし
なかなか習慣は変わらないと思うのです。。

引用元:Kabu Berry

高利益率

ファンデリーの営業利益率は10%を超えており、他社と比べても非常に高い水準です。

同業他社と比べて非常に高い水準です。ビジネスモデルの優秀さがうかがえます。

ちなみに四季報に掲載されている比較会社の利益率は下記のとおりです

9969ショクブン約1.5%
6082ライドオンエクスプレス約6.8%
3182オイシックス約3.9%

引用元:ノリスケの株式投資日記

高利益率の要因は広告宣伝費が少ないことによります。

ストック型のビジネスモデルであり、医療機関からの紹介という非常に強い営業コネクションをもっていることを評価されています。

高齢者向けの健康食宅配はストック型で、医療機関からの紹介という販売チャネルを構築しているため莫大な広告宣伝費を必要としません。

引用元:ノリスケの株式投資日記

こちらのブログでも医療機関とのネットワークが強みと評価されています。

ファンデリーの場合は医療機関とのネットワークが強みであり、
こういう無形資産が競争力になるのは理想的な形です。(他にはキャラクターライセンスのサンリオとか)
成長に伴う設備投資が必要ないですからね。

引用元:化学男のバリュー投資

財務は鉄壁

無借金経営であり、自己資本比率は83%と、まさに鉄壁の財務です。

負債の5倍近くの現金を保有しています。

・無借金で自己資本比率82%と完全無欠。
・流動負債の5倍近くの現金を保有…マジですか?(笑)

引用元:みやびの館@株式投資

これだけキャッシュを溜め込むのであれば、配当などの株主還元が期待されます。

逆に、溜め込んだキャッシュの使い道が不安と指摘される方もいます。

貯め込んだキャッシュでバカな投資をされないか不安。
社長のコメントで、「栄養士が運営する病院」とかありますが、
無配のくせにこんなROEを押し下げそうなビジネスに資本を投下されたらキツイです。

引用元:化学男のバリュー投資

総合評価

好業績・好財務・小型ということで個人投資家が大好きな銘柄の1つと言えそうです。

実際に、ファンデリーを分析されているブログも数多く、そのほとんどで買い・保有の判断をされています。

2017年9月時点では、PER22倍、PBR5倍と、相応の高評価を受けている状態です。

とても良い銘柄だとは思いますが、多くの個人投資家がそう思っているということは忘れないようにすべきかと思います。

「人の行く裏に道あり花の山」の逆とも言えるでしょうか・・・。

教科書的ないい銘柄であると評価されています。

保有株です。個人的にはこうした配当・優待なしのノーインカム株は好きではないのですが、業績が良くて割安でニッチでわかりやすくて小型で…という教科書的ないい銘柄だと思ったので少し買っていました。

引用元:バネ男のディフェンシブ投資日記

ほとんどの項目で高評価であり、株主還元や1部昇格をカタリストとして買いだと判断されています。

成長性はPERと比較して悪くないレベルで、財務は鉄板、不況耐性も強く、株主還元や東証一部鞍替え期待もあるので買いと判断しました。

引用元:化学男のバリュー投資

今後のカタリストとしては、優待の新設や配当の支払い開始、1部昇格などがあります。流動性を気にしないでもよい、私のような零細投資家にはチャンスが多いのではと思います。

今回きちんと分析をしてみて、改めて良い会社だなと感じました。

自分の期待度に比べると保有株数がまだまだ少ないので今後の買い増しの有力候補とします。

引用元:ノリスケの株式投資日記

好業績・好財務ながら無配であるため、株主還元を期待する声もあります。

確かに財務面で安全なのは素晴らしいのですが、
流石に内部留保を貯め込みすぎのような気がします。
少しくらい株主に還元したら?と思ってしまいます。

引用元:悠々亭 裏日記 2

成長余地が大きければ買いで問題ないと評価しつつも、マーケットの大きさが不明の状態です。

成長余地が大きければ買いで問題ないと思うのですが、
ここがターゲットとしているマーケットはどのくらいの規模があるんだろうか?

引用元:みやびの館@株式投資

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