大丸エナウィンは、LPガス販売で近畿3位。住宅機器・産業用機材も扱う。特殊ガス、水宅配に注力。M&A意欲的。
安定経営により現金が積み上がっている資産バリュー株です。株主優待はクオカード等です。
大丸エナウィンの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
LPガス・医療産業ガス・水宅配の3事業で安定経営
事業の特徴
大丸エナウィンは、生活の基礎となるLPガス、水、医療ガス・機器、電気を扱っており、これらの安定供給と安全・安心の確保を担っています。
そのため安定した収益基盤を持っており、リーマンショック時も黒字を確保しながら、キャッシュを積み上げています。
鉄壁財務
安定したキャッシュフローによって、鉄壁の財務となっています。
2017年度においては、無借金経営で自己資本比率75%程度にあります。
また、現金が40億円以上積み上がっており、時価総額は65億円程度と比べると、資産バリュー株とも言えます。(2017年6月時点でPBR0.59倍)
地味銘柄
東証2部銘柄であり、成長期待にも乏しいことから、地味な銘柄の代表格です。
個人投資家による銘柄分析もなされていないようで、指標的に割安感のある水準で放置されています。
電力小売への参入
成長期待をあえて挙げるとすれば、電力小売りへの参入です。
イーレックス等の発電事業者と提携し、代理店として電力を取り扱っています。
祖業であるLPガスと電力を併せて小売りできれば売上に上乗せできそうです。
株主優待はクオカードなど
株主優待は保有株式数に応じて、クオカードまたは選択型ギフト券です。
- 100株以上 500円相当のクオカード
- 1,000株以上 3,500円相当の選択型ギフト券(カタログの食品等から選択)
利回りの観点から、100株保有の個人投資家が多いようですが、更なる利回り向上を求める意見もあります。
現在の株価での優待利回りは約0.5%ということで、優待利回りは低めです。この株価なら1,000円分のクオカードくらい欲しいところですね。
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
総合評価
安定経営により現金が積み上がっていますが、成長期待がないため割安に放置されている資産バリュー株です。
保有現金と時価総額を比べながらの投資はできそうですが、何らかのカタリストがないと株価の大幅上昇はなさそうです。
カタリストとしては、電力小売り等の新事業の成功による成長加速、東証1部昇格、株式還元強化などでしょうか。
指標的な割安感と東証2部銘柄であることを評価されています。
大丸エナウィンは指標的にもかなり安いですし、私の大好物の東証2部銘柄ですし、PF下位としてはとっても良い銘柄であると思っています。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
配当・優待利回りが低く、パッとしない感じと評価されています。
株価(858円)★★★☆☆:ゆっくりゆっくり上がっています
配当金(1.75%)★★☆☆☆:もうちょっと欲しいところ
優待内容 ★★☆☆☆:利回りは低いです
参考指標:PER 13.8倍、PBR 0.66倍
総合得点(15点満点):7点
※ データは平成28年12月16日終値時のものです