グローバルグループ(6189)

グローバルグループは、 首都圏を中心に保育所、児童館などを展開するグローバルキッズが主体。15年10月に持株会社化。

株主優待はありません。

2016年にIPOでマザーズに上場し、2017年に東証1部へ昇格しています。

グローバルグループの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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保育園を首都圏にドミナント展開

事業内容

グローバルグループは、首都圏で保育園を主体として学童保育や児童館も運営しています。

待機児童数の多い東京都を中心にドミナント出店(出園)を行っています。

主力の保育園については、2018年7月時点で合計109件を展開しており、内訳は以下の通りです。

  • 東京都認可保育所  :59
  • 東京都認定こども園 :2
  • 東京都認証保育所  :19
  • 千代田区緊急保育事業:1
  • 横浜市認可保育所  :18
  • 川崎市認可保育所  :1
  • 千葉県認可保育所  :3
  • 大阪市認可保育所  :3
  • 小規模保育施設   :3

積極投資

グローバルグループをはじめとする保育事業者は、積極投資で園数を拡大させています。

グローバルグループ 運営施設

2017年9月期決算説明会資料より抜粋

現状では待機児童数が大問題となっていますが、それを解消するため補助金が配られており、先行して開演した保育園が圧倒的に有利となるためです。

ある程度十分な保育園数がそろうと、補助金は縮小or打ち切りになると指摘されています。

充分な開園がされれば開園補助金は縮小or打ち切りになるので
先行して開園した保育園が圧倒的に有利になります。
(そもそも認可を出さなくなるので運営補助金も受けられなくなる)

なのでライク、グローバルの両社は2020年頃までは
積極投資する方針だそうです。

引用元:すぽさん投資ぶろぐ  ※ライク=ライクキッズネクスト

補助金への依存

保育事業の仕組み

グローバルグループが行う保育事業については、自治体から認可を得て開設しており、そのため開設の際には、開設にかかる費用の何%分かの補助金(自治体による)を得ることができます。

補助金頼みとも言われていますが、株主総会でも社長から98%くらいは補助金頼みという発現があったそうです。

Q.補助金頼みで大丈夫か。
(やっぱりこの辺はみんな気になることろですよね。。)
A.
現状98%くらい補助金頼みなのは事実。(!!)
しかし日本はまだ他国に比べ補助金割合少ない方。
安心はしていないが、まだまだいけると思う。

引用元:桐畑の資産運用(株とか)

となると、当然ながら保育料を値上げする必要性を感じますが、認可保育園の保育料は自治体が決めているため値上げはできないそうです。それ以外の金額を自由に設定できる学童の運営にもチャレンジしているとの発現もあります。

Q.
保護者からもっと保育料を取るとかできないのか。
(認可保育園を利用している身としては、恐ろしいこと簡単に言うなぁ(>_<)と恐怖でした~。)

A.
認可保育園は保育料は全て自治体が決めているため、仕組み上できない。
金額を自由に設定できる学童の運営とかもチャレンジしている。

引用元:桐畑の資産運用(株とか)

利益構造

グローバルグループは、経常利益が大きく、営業利益が小さい状態が続いています。

これは上記の補助金の仕組みによるもので、補助金を営業外利益として計上するため、経常利益が大きくなります。

グローバルグループは 経常利益>>>>>>営業利益 という変わった構造を持っています。

なんでかな。と、営業外収益の説明を見てみますと自治体から補助金収入が入るとのことです。

引用元:Kabu Berry

このような営業利益<経常利益となるのは保育園を次々と開設している場合であり、開設をやめた場合には営業利益が圧迫されなくなり、補助金もなくなるので、営業利益>経常利益となります。

保育園開設をやめた場合、補助金はなくなります。

しかし、その場合は営業利益を圧迫している開設費もなくなるんです。

引用元:信用全力 ~天国と地獄~

人材確保

補助金リスクと並んで指摘されているのが人材リスクです。

急激に園数を増加させているのと同様に、それだけ多くの保育士を確保する必要があります。

保育士の有効求人倍率は5.99倍と紹介されており、十分な保育士数を確保しないことには、施設拡大もできません。

東京都の有効求人倍率(保育士)は5.99倍と極端な求人難になっており、施設拡大に伴って十分な職員数を確保できるのか(質の低下にならないか)がリスクとしてあります。

引用元:すぽさん投資ぶろぐ

その点についても株主総会で質問と回答があったようです。

そもそもグローバルグループの設立動機として、保育士の待遇をもっと良いものにしたいという強い思いがあったそうです。

独立の動機は、保育士さんの待遇をもっと良いものにしたいという強い思いがあったから。
研修等にも力を入れていて、保育士さんを大事にするので保育士採用力があるのも強みの1つだそうです。

引用元:桐畑の資産運用(株とか)

しかしながら、保育士の給料はどこの会社も横並びで、上げるのは限界があるそうです。待遇を良くしたい=給料を良くしたいだと思ってしまいますが、それは難しいようです・・・。

研修の充実など満足度を上げることで差別化し人材を確保していると回答されています。

Q.
保育士確保について

A.
給料はどこの会社も横並びで、上げるのは限界がある。
研修の充実など、満足度を上げることで差別化し、人材確保している。

引用元:桐畑の資産運用(株とか)

財務はそこそこ

上場で資金を得るも、現在は積極投資で保育園数を拡大している段階ですので、いくら資金があっても足りないという状態です。

2017年9月期においては、自己資本比率は42%となっています。

資産のほとんどは保育園等の固定資産であるため減損リスクは常に存在しますが、財務的にはそこそこの状態です。

資金需要は旺盛ですので、株価が上がれば公募増資という手段もあり得ると思われます。

総合評価

待機児童解消に向けた国策銘柄であり、積極投資によって首都圏ドミナントで保育園数を拡大しています。

2018年7月時点でPER13.7倍/PBR2.61倍となっています。補助金収入が大きく、PERでは評価しにくいと思われます。

上場から右肩下がりの株価となっていましたが、2018年5月の上方修正でストップ高まで買われる等、業績期待から株価底打ちとなる気配です。ただし、まだ当面は費用先行で利益は出ないため、売上拡大のグロース株として買うかどうかという判断となりそうです。

大きなトレンドに乗って着実に園数を増やしており、補助金が大きいことはリスクとしながらも、4.0評価として投資を行っていらっしゃいます。

保育所不足という大きなトレンドの中で公から民への流れに乗り、着実に園数を増やしながら成長する企業。新規建設時の補助金が大きいことはリスク要因。補助金込みではあるもののPERも割安で痛手は小さく済みそう。3.5に近い4.0。

引用元:すぽさん投資ぶろぐ

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