ハローズ(2742)

ハローズは、広島・岡山地盤の食品スーパー。24時間営業に特徴。中国、四国地方にドミナント出店し効率化。

20年以上にわたって増収を続けており、利益は多少のブレがあるものの概ね右肩上がりとなっているため安定成長銘柄として分類します。株主優待は優待券です。

ハローズの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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安定成長続く広島・岡山地盤のスーパー

事業内容

ハローズは、広島発祥で、広島・岡山を地盤とする食品スーパーです。

2018年5月時点で78店舗を展開しています。内訳は以下の通りです。

  • 広島:27店舗
  • 岡山:24店舗
  • 香川:11店舗
  • 愛媛:7店舗
  • 徳島:5店舗
  • 兵庫:4店舗

瀬戸内海を挟んだ地域にドミナント出店する戦略をとっており、着実に店舗数を増やしています。

24時間営業の食品スーパーを軸として、ドラッグストアやクリーニング、花屋、ビデオレンタル等の業種と複合化して、生活に密着した商業施設を展開しています。

地方は車社会ですので、コンビニに行くならハローズに行くという感覚で使われているそうです。

岡山から近隣県に進出して、知名度を少しずつ上げながら店舗展開するのがこの会社のビジネスモデルなのですが、24時間営業のお店なので、コンビニ感覚で地元では使われているようです。

引用元:タシピーの株優待日記

東証1部昇格に伴う急騰・急落

ハローズは2015年10月に東証1部昇格を発表しました。

トピックス組入の思惑が働いたよう(と後付け説明されている)で、翌11月には株価2倍まで急騰します。

その後は急落し、株価は元の位置まで急落してしまいました。

株価が戻った後である2016年3月には公募増資を発表し、さらに株価下落することとなりました。

どうせなら株価急騰時に公募増資をすれば、もっと調達効率が良かったのに、とも指摘されています。

今回の調達資金の全てを設備投資に使うそうです。
増資をするなら4000円~5000円ですればよ良かったのに・・・・
とチャートを眺めて思いました。

引用元:公募増資株や売り出し株で年間100万円を目指すブログ

財務は健全

スーパーという業種柄、土地・建物である固定資産が大きいため、減損リスクはつきまといますが、借入金は過大ではなく、財務は比較的健全です。

2016年の公募増資で資金調達を行ったこともあって、財務健全化が進んでおり、2018年2月期には自己資本比率48%となっています。

中期経営計画

ハローズは、2021年2月期を最終年度とする5ヵ年の中期経営計画を発表しています。

2021年2月期において、100店舗、売上高1,500億円(年率+7%成長)を目標値としています。

2018年2月期までで2年を終えましたが、中期経営計画の目標ラインに沿っている状況で、順調に推移していると考えられます。

株主優待は優待券

株主優待は保有株式数に応じて優待券(500円割引)がもらえます。

1,000円以上につき1枚(500円割引)が利用可能です。

  • 100株以上    2枚
  • 500株以上  10枚
  • 1,000株以上 20枚

ハローズの店舗がない地域の場合は、図書カードとなります。

お買い物1,000円で優待券500円券1枚が使用できますので、5割引券です。

店舗のない地域では、図書カード1,000円が郵送されています。

引用元:ぼちぼちの株主優待

総合評価

広島・岡山地盤といえば、同じく安定成長を続ける大黒天物産もありますが、ハローズも負けず劣らずの安定成長です。

2018年5月時点で、PER16.2倍/PBR1.85倍という評価であり、大黒天物産の評価(PER27.8倍/PBR2.73倍)と比べると割安感があるものの、地方スーパーという観点からはフェアバリューであるように思います。

中期経営計画に沿った安定成長が期待され、PER15倍前後での推移を続けるものと想定されます。

地域密着スーパーとして長期で堅実に成長していると評価されています。

長期でかなり堅実な成長を見せてるね。確認できる限り売上前年割れないよ。利益はわれることもあるけど長期の営業利益率は下がってないのでブレを作りつつも利益もしっかり伸ばしてます。地域に密着しながらしっかり根を張ってるなんて姿が想像できます。

引用元:大河の一滴

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